参加者 4年会:sW曽根 2年会:sF大高,sLsE加藤,cLsH川中,吉田 1年会:WH市野,F酒井,WE松尾
10/7(金) アプローチ 雨 東京=(電車)=黑磯駅▲0
10/10(月)に風速26m/sという荒天が予想される為、金曜日に黑磯駅へ集合、土曜の始発のバスで那須湯本へ向かい行動開始というプランに変更した。E,Fチェに関して、私に振られていたペグ20本のうちリーチ予定の8本が駒場部室に見当たらないというトラブルがあった。原因は、ペグの確保が後手になったという準備不足にある。反省。
黑磯駅は11°C。寒い。駅舎や駅前の広場などが新しくて綺麗。待合室を含む駅舎は終電と共に閉まるとの事なので、駅前でオカン。
10/8(土) 曇り時々ガス(稜線上は風強し)
▲0 黑磯駅=(バス)=那須湯泉神社 06:36~9分~06:45 殺生石 06:48~28分~07:16 高雄登 山道口~11分~07:27 1125m付近 07:39~19分~07:58 休暇村分岐~36分~08:34 1458ピョコ 付近 08:48~46分~09:34 牛ヶ首 09:46~22分~10:08 牛ヶ首山頂分岐~30分~10:38 強風の 為、山頂口で一旦停滞 10:47~6分~10:53 茶臼岳 11:10~8分~11:18 お釜口~17分~11:35 峰の茶屋跡避難小屋 11:50~19分~12:09 牛ヶ首 12:18~13分~12:31 姥々平 12:36~4分 ~12:40 ひょうたん池 12:47~7分(キジうち含む)~12:54 姥々平 13:13~11分~13:24 姥々 平下分岐~30分~13:54 沼原分岐 13:57~15分~14:12 三斗小屋温泉大黑屋 ▲1
私は4:45に起床。他の隊員も順次起床し、予定通り5:45発のバスに乗車。那須湯本温泉まではほぼノンストップだった。
〜那須湯泉神社→牛ヶ首〜
硫⻩の匂いが漂い、ニワトリが鳴きまくる中、6:30に体操。まずは那須湯泉神社の大鳥居をくぐり、本殿で本山行の晴天を祈願。本殿の右を進み、分岐を下りて殺生石へ。思ったより硫⻩の匂いが強い。分岐まで戻り、牛々首方面へ。過去記録にもある通り、笹が多い。道は明瞭だが、頻繁に人が通るとは思えない道で、ヤマレコで破線扱いとなっていた理由が分かった。しばらくして舗装道路と合流し、高雄登山道口を超えた所で最初のたるみ。地図読みは全員正解。2ピッチ目の初めでは、過去記録にもあった"道が川になっている部分"が登場し、通過に少し時間がかかった。その後はペース良く登り続け、1458ピョコ付近でたるみ。ここでの地図読みも、ほぼ全員正解。3ピッチ目の初めは、危険箇所としていた崖斜面のトラバースだっ たが、少し気をつける程度で済んだ。それよりも崖の向かいの紅葉が綺麗でテンションが上がる。雰囲気の良い道を快調に進み、予備地図に書き損ねた1680m付近の森林限界に到着。だが、ここからが地獄。ガスっていて眺望がないのはまだしも、強風でとても寒い。ゴアマを着たりサブ装にしたりする時間を牛ヶ首で取ったが、何かが吹き飛ばされるのではないかというほどの風だった。指先の感覚が失われる中、山頂駅の方面へ。
〜牛ヶ首→茶臼岳→峰の茶屋跡避難小屋→姥々平〜
茶臼岳への登りに入ると、ガスが晴れて眺望が良くなり、そしてロープウェイが強風で運休しているというアナウンスが鳴り響く。頂上に近づくにつれて体が持っていかれる程の風の強さになり、茶臼岳分岐では一旦座り込む。しかし待っていても風が弱まりそうにないので山頂へ行き、速やかに写真を撮る。
峰の茶屋跡避難小屋の辺りが風の通り道なので、この荒天なら引き返すべきかと思ったが、「本ルートを完遂すべきでは」という意見が多数だったので、注意して進む事にする。誰かが転倒する事もなく、20分ほどで小屋に到着したが、相変わらず風は強いのでさっさとザックを置いて小屋に入った。収容人数10名らしいが、明らかにそれ以上の人数 で、座る場所はほとんどない。さすが三連休。強風で萎え切っていた心が少し回復した所で出発。ここから牛ヶ首へのトラバースは風が無いので気持ち良く、ガイドブックにもあった通り眼下に姥々平を見渡すことができた。途中には無間地獄という噴煙が上がる場所もあり、活火山の威力を感じた。
再び全員本ザックを背負い、三斗小屋温泉を目指してさっさと高度を下げる。姥々平では一旦ザックを置き、ひょうたん池に向かう。さっきあれほど苦しんだ茶臼岳の山容が紅葉と相まって美しく見え、すぐにひょうたん池に到着。池の側のスペ ースが狭かったので交代で見たが、曇っているので綺麗な"逆さ茶臼岳"は撮れず、「まぁ、はい。」という感じで戻る。ここでお待ち兼ねの差し入れタイム。 みんなありがとう。ガスる茶臼岳をバックに集合写真を撮り、紅葉とはしばらくおさらば。
〜姥々平→三斗小屋温泉大黑屋〜
姥々平を過ぎると登山客は一気に減る。姥々平下分岐を過ぎて下る際、岩が湿っていて少し怖かった。以後は粛々と進んで三斗小屋温泉大黑屋に到着。 大黑屋は古き良き宿という雰囲気だった。テント場は宿から高度で10mほど登った所にあり、さっさとテントを立ててサイトを始める。夕食はポトフで、良く煮込まれていて大変美味しい。ご飯も美味い。食べ終わったタイミングで気象通報がスタート。17時過ぎに皆で温泉へ。今の時間は男が大浴場だったが、一度に入浴出来るのは6人までとの事なので交替で入り、18時には全員入り終えた。お湯は少し熱い程度で、極寒の牛ヶ首が遠い昔のように思い出された。テントに戻って始めた宴会では、それはもうここでは書き切れない量と種類の差し入れが振る舞われた。宴会は20時まで続き、就寝は20:40頃となった。
10/9(日) 晴れのち曇り
▲1 三斗小屋温泉大黑屋 05:52~45分~06:37 隠居倉 06:53~20分~07:13 熊見曽根東端 07:17~5分~07:22 朝日岳分岐~7分~07:29 朝日岳 07:38~5分~07:43 朝日岳分岐~7分~07:50 熊見曽根東端 07:53~21分~08:14 北温泉分岐 08:19~26分~08:45(先頭08:27) 三本槍岳 08:56~16分~09:12 北温泉分岐 09:17~13分~09:30 赤面山分岐~35分~10:05 スキー場分岐 10:07~14分~10:21 地図読み 10:28~7分~10:35 林道出合~21分~10:56 北温泉
4:00起床。朝は舞茸カルボナーラで、ちょっとアルデンテ。撤収終了は5:20としたが、 パッキングが遅れた事や、宿までトイレに行った事などで時間をロス。出発は5:50となってしまった。今後は隊の時間管理をしっかりする。ただ天気は晴れていて綺麗な朝焼けが見えた。
〜三斗小屋温泉大黑屋→三本槍岳〜
最初のピークである隠居倉へは350m程の登りだったが、朝日に照らされる背後の山々の見晴らしが良く、sLはウホウホ喜ぶ。ちょうど1ピッチで到着でき、頂上からは茶臼岳がガスることなく見え、雲海も見渡せた。最高!晴れているうちに集合写真を撮り、ペースの良いまま熊見曽根東端へ。ここで空身となって朝日岳へ向かう。朝日岳は山容が独特で、カッコ良い。山頂からは、茶臼岳や下界の那須湯本、下山で使用予定の中ノ大倉尾根が一望できた。充実のパノラマである。朝日岳から北温泉分岐までには清水平という平原があり、小さな池やその周りの紅葉が美しい。那須連山には色々な要素があるなぁと、木道をスタスタ歩きながら感じた。北温泉分岐で空身となり、ラストピークの三本槍岳を目指す。あまりに1年会が元気なのでピークハントさせる。結局、1位の市野がゴールした約10 分後にやっと到着。だがしかしガス。写真を撮り終え、さっさと下山してやろうと思ったその時、徐々にガスが晴れ始め、三本槍岳よりも北の山々をやんわり見ることが出来た。満足して下山開始。
〜三本槍岳→北温泉〜
歩きやすいはずの中ノ大倉尾根だったが、岩に金網がかけられているタイプの道で、個人的には歩きにくかった。そして思いの外、登ってくる登山客が多かった。隊は快調に進み、ちょうど 50 分でスキー場分岐に到着したのでたるもうとしたが、隊員から「早く下山しましょうよ」の目で見られたので、そのまま進む。下山は続き、心配していた最後の急な下りには階段が整備されていて安心。結局、2 時間半読みの所を 2 時間かからずに下山したのだった。北温泉はガイドブック通りの歴史ある建物で、電波も一部機種は通じた (Softbank は繋がったようだが、私の au はダメだった)。疲れを癒した後、北湯入口バス停まで 20 分ほど主に上り、下山連絡をした。お疲れ様でした。
〜総評〜
両日共にピークでガスる事などはあったものの、雨に降られる事もなく本ルートを完遂できた。特に2日目の朝の眺望は素晴らしく、那須岳の魅力を味わえる良い秋のお楽しみ山行になったと思う。隊のペースと雰囲気が共に良く、有り難かった。
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