OB山行 吾妻連峰 中津川本流

OB山行 吾妻連峰 中津川本流
作成者:白濱

面子:OB1 木村、L白濱、塚越
日程:09/8/20-22

滝の表現は『日本の渓谷98/99』を参考にした。


夏合宿 北〜中日高山脈

2009年度山行No.18 夏合宿 北中日高 (8/2〜8/10) 
企画者:大城
面子:4山岸 3L大城、広瀬 2EW鈴木、FH長崎 1高梨、蓜島

夏合宿は日高を出す。それがワンゲルでの2年間を経て出した結論だった。
ワンゲルに入部した当初、山に対して自分が求めていたものは、北アルプスに代表されるような美しい山岳風景であり、メジャーな山のピークに立つことが最大 の目標だった。1年生のとき槍穂の縦走を行い、2年生になって自らの企画で釼を出した。この二つの山行で最初の目的がほぼ達成されてしまい、一時的に次の 目標を見失いかけた。しかし、それと同時に自分が山に求めるものは変化していった。沢・藪・冬山という活動に主体的に取り組むようになると、そこには遥か に広い世界が広がっていることに気づき、単に道を歩くことはもはや誰にでも出来る陳腐なことに思えだした。一般の人の立ち入ることの出来ない領域で出会え る自然こそワンゲルで追求すべき物であると思うようになると、新たな目標が次々に生まれるようになったが、それらの先にあったのが日高山脈である。日高は 日本で最も山深い場所であり、未開と原始の象徴である。だから、ワンゲル活動の一大目的である夏合宿を行う場所として最も相応しいと考えた。
山域を北中部としたのは、TWVにおいてこの地域がほとんど出されたことがなく、当部にとって少なからず意味のある山行になるものと考えたからである。情報 の少なさもあり、2月に計画に着手してから様々な困難に突き当たった。新しい手段も導入して一つひとつ解決を図ったつもりだったが、山行後に数点の課題と 反省点を残す結果となった。これらは記録の最後に「まとめ」とともに記してある。最後の最後まで気が抜けない計画だったが、7月31日、何とか全ての準備が終わった。