夏の暑さもすっかり和らぎ、紅葉シーズンの中、北アルプスの表銀座に行ってきました〜。さすがに北アは綺麗でした。
記:嶋中
参加者:4sH田嶋
sF,sE根岸
3CL佐久間
2sL嶋中
1E,H,W関野
F,W藤吉
10/6(土)曇り時々晴れ
台風の影響で限界上での強風を考え、6日の入山を遅らせ、台風が遠のく7日に入山することに。アプローチは車にし、ルートも中房温泉から大天井岳までのピストンに変更。上級生は、百名山の常念を恋しがっていた。sLも常念と蝶を見たかったなぁ〜。本郷に18:00に集合だったが、一年会2人とも数分遅れる。CLは半ギレ。でも一年生はキョトンとしていた。時間は守ろう。sLが慣れないハイエースで高坂SAまで運転し、そこで根岸さんを拾う。そこから根岸さんが運転。助手席の田嶋さんと数学について熱く議論していた。高速の深夜料金を使うため、梓川SAで車中泊。車が狭くて4年会二人は強風の中オカンした。寝れたのかな?
10/7(日)晴れ
4時前起床。ザックの埋まったハイエースは狭かったが皆寝たは寝たようだ。4時にSAを出発。sLの運転で暗闇の中林道を登っていたが、途中傾斜がきついカーブでハイエースが登れなくなる。運転手以外車を降り、車を押してもエンジンが空回り。カーブの少し手前から勢いをつけてなんとか登れた。ヒヤリハットだった。原因はギアチェンの存在を忘れ、4速で登っていたこと。知識不足で申し訳ない。そこからはギアを下げてスムーズに。麓で登山口のParkingが満車だと言われ、ザックと乗員だけ送迎して引き返しハイエースを麓に駐めて一人タクシーで登るつもりだったが、第3Pに数台空きがあり、1p儲けた。6時に中房温泉出発。トップは一年回二人が2pごとに交代。最初は藤吉で、順調に飛ばし、第2ベンチでたるみ。
水は共ポリ保持者から抜いた。朝日と紅葉が綺麗で気分上昇。その後もグングン標高を上げ、順調かと思いきや、藤吉が腹痛で休止。昨日のアイスのせいか? 途中、佐久間さんがめまいがすると少し休止。やはり飛ばし過ぎは良くない。2250mで地図読み。簡単だったようで二人とも正解。区間を読み等倍やや超えで合戦小屋に着く。流石に3連休で特に日帰り登山客が多い。麓まで展望が開け、綺麗だった。小屋からの急登でさっきまでの田嶋さんの声も聞こえなくなっていた。
2500m台で限界に出る。途中の鎖は全く問題ない。早々に燕山荘に着いた。トップの関野が早かったのかこの区間は読みの0.5倍。少し辛読みし過ぎた。docomoの電波は入った。台風の影響かまだ南西からの風が強いが、ふらつくほどではない。空身で燕岳まで岩稜線を行く。メガネみたいなメガネ岩を過ぎて燕岳へ。北燕岳が見えた。裏銀座のピークは雲がかかり、見えなかったが、東側の下界の展望はよかった。
はて、一年会は、どこを向いとるんだか。(下の二人)
集合写真を撮り、燕山荘に戻る。
大抵の登山客は燕山荘までで、燕山荘から大天荘間の稜線では登山者が減った。展望と程よい風で爽快。一つ手前の2678pを大下りの頭と藤吉が間違える。明瞭な270°の尾根を確認してほしかった。頭を下り、登り返す。流石に中房からの上りを飛ばしてきて疲労が隊全体に見られたが、トップの関野は健脚だった。2699mでたるみ、ついでに地図読み。どっちも正解。ここから大天荘まではずっと登りで、途中大天荘も見えた。切通岩の鎖と梯子は危ないので、一人ずつ行った。レリーフ分岐を超え、最後の登りで、佐久間さんが高山病を訴え、たるむ。2900m近くだから無理もない。それでも予定の2時間前の13:50に大天荘。テン場はほとんど埋まっていない。北側の奥にテントを立て、14:30からサイト。水消費が少なく、サイト用の水補充は6Lで済んだ。メニューはもつ鍋。藤吉はF表データベースをそのままパクってきたようで、春雨が多すぎだの、野菜が多すぎだの、ダシなしでたまたまCL歩荷の味噌で代用できただの、ガバガバさが目立ったが、結局は美味しくなったと思う。白飯が謎に多かった。4:00天前藤吉が周波数調べておらず、sLが教える。天図の出来は、二人とも等圧線が不正確でいまいち。茶飯後の宴会前にガスが晴れ、テン場から夕暮れにそびえ立つ槍ヶ岳が見えた。幻想的だった。
宴会では上級生が豊富に出してくれた。そうは言ってもみんなお疲れのようで18:30頃就寝。オカンはsLと田嶋さんだけだった。満点の星空で、時々星が流れた。
10/8(月)快晴
4:00、北アのテン場にしては大き過ぎた藤吉の起床の声で2日目スタート。朝サイトはsLと根岸さんの意向でメニューはラーメン餅から雑煮へ。スピードはまずまずで、4:30過ぎに完成。美味しい。5:00に撤収。パッキングを済ませ、体操し、空身で大天井岳へ。日の出はまだだが、すでに少し明るく、ヘッドランプは要らない。頂上は本当に目と鼻の先。雲海の上は全くガスっていない。頂上からは360°見渡せ、燕、槍穂、鷲羽、水晶など北アルプスの山々が雲海の上に出ていた。集合写真をとる。
5:45。2922mの大天井岳から御来光を拝んだ。思わず、わぁ〜と息が漏れた。最高に美しかった。
大天荘に戻る。読み通りの計算で水は一人1発。さあ下ろうと思ったら、田嶋さんのパッキングが終わっておらず、早々降り始めた4人が見えなくなり、焦るが、すぐ復帰した。今日は温帯低気圧も北に行き、太平洋側の高気圧が張り出したのか、快晴。今日も2pごとにトップを交代し、最初は関野で、喜作分岐のピンも飛ばしそうなくらい快調に下っていた。稜線上は終始展望が開け、東は雲海、西は裏銀座と、同じ道とはいえ、ガスりがちだった1日目とは違った景色だった。2699でたるみ、その後の大下りの頭の登りもペースは落ちない。頭の後、藤吉が印のあるトラバース道を行かず、やけに展望のいい岩場を進むが、トップのいけるという判断に任せ、一年会二人と田嶋さんは引き返さずやや急な岩場を降りた。戻らすべきだったかもしれない。3pもかからず燕山荘。最後の北ア展望場だし、少し長めに休む。
水は相変わらず全然減らない。そのあとは合戦尾根をひたすら下る。燕山荘からはやたらと登山客で溢れていた。関野は早く帰りたかったらしく、淡々と下る。最後第二ベンチを通過し、ロングピッチを切ろうとしたが、藤吉の心の叫びと田嶋さんの悲鳴が聞こえ始めたので、第一ベンチ前でたるむ。11時過ぎ、予定より2時間近く早く中房温泉。車にザックを置き、有明温泉に入り、安曇野市街で反省会をしつつ、とんかつを腹に入れ、案の定三連休の大渋滞に巻き込まれながら、ハイエースでのこのこ帰った。
《総評》合戦尾根の登りくだりはきつかったが、台風が来て功を奏したのか2日とも晴れに恵まれ、1〜4年会も揃って、壮大な北アルプスの山々を展望できる気持ちのいい稜線歩きができ、読みも縮まって行動に余裕ができ、良い秋企画となっただろう。2泊して常念、蝶が行けなかったのは心残りである。
《個評》
一年会 1年会同士なんやかんや仲良くなっていましたね。地図読み含む行動中の振る舞いは慣れたものがあってよかったが、秋企画から1年会に振り始められる各係の仕事はわからないことが多く、各々改善する点があると思うので、今回の経験を生かしてよりよく係をこなせるよう次回以降頑張っていって欲しい。
関野:E,H,W、サイマス、トップお疲れ様です。初めて一緒に登れて親睦を深められよかったです。サイトや係の仕事は慣れなくて戸惑うことも多かったと思いますが、山行を重ねて行くうちになれると思います。参加してくれてありがとう。
藤吉:F,W,トップお疲れ様です。係や山行準備等で今回学んだことは是非次回以降に生かして欲しいです。レポート読んでもわからないことは自分で判断せずに積極的に上級生に聞いていくといいと思います。来てくれてありがとう。 三年会佐久間さん:山行中はもちろん、監査など山行前にも本当にお世話になりました。ありがとうございました。サイトやそれ以外の一年会への指導も積極的にやってくれて助かりました。
四年会 参加していただきありがとうございました。一緒に山に行けるほとんど最後の機会ということで、さみしい限りです。
田嶋さん:一年会へのご指導、宴会の差し入れ、経済学的知見をありがとうございました。常念岳に行けなかったのは申し訳ないですが、今回の山行を楽しんで頂けたなら良かったです。
根岸さん:運転お疲れ様です。企画のアドバイス等山行準備段階での助言、sF,sEとしての一年会へのご指導はありがとうございます。同じく常念行けなくて申し訳ないですが、楽しんで頂けたなら幸いです。
sL:もう少しペース管理を徹底したり、たるみを臨機応変に取れた。全体的に判断に迷ってしまう癖があるので、状況を整理して、素早く判断できるようにしていきたい。
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