新人合宿 雲取 1隊

新人合宿にしてはピッチ数が多いことを心配していたが、1年生が問題なくついてこられていたおかげで全体的に読みを巻いて進むことができた。2日目は予報より天気がひどくならず、総じて良い山行だったと思う。

記 川辺 

参加者

3 CL古田、長藤、sCL久島

2 sL川辺、F朝比奈、E鴨田、W川中、H田村

1 市野、加茂、酒井、田中、永田、南原

六ツ石山


4/22(金)晴れ

駒場=(電車)=奥多摩駅

18:50に部室前に、1年生とsL、鴨田、田村、長藤さんが集合し装備チェックなどをすまして19:30くらいに2隊と出発。その際、重城さんから手作りケーキの差し入れを受け取った。ありがとうございます。中央線は激混みでアプローチが過去一しんどかった。奥多摩駅のコンビニが、到着する頃には営業終了していることがわかり急遽、立川駅のホームで土曜の朝飯を買った。青梅からの電車は空いていたので車内で終わっていなかったレポート読みをした。奥多摩駅には22:15に着いたが、1年会の全員が地図忘れ、もしくは地図を書いてきていなかったので駅の待合室で書かせたため就寝は23時頃になった。日曜日が雨予報だったため、晴れの土曜日のうちに雲取山をうつべく、sLは久島さんらと逆ルート入山やER入山の可能性を検討していたが、降っても小雨だろうということで本ルート通り行くことに決めた。観光案内所の前の広場と近くの半地下の空間でオカンした。古田さんと2隊の船引さんは終電で合流した。

4/23(土) 晴れ

奥多摩駅0500-(着衣調整5分、たるみ19分、たるみ17分) – 0755三ノ木戸分岐0755-(たるみ10

分)-0849六ツ石山分岐0849-(空身)-0854六ツ石山0909-(空身)-0914六ツ石山分岐0914-(地図

読み5分、たるみ10分)-1041水根山1041-1104鷹ノ巣山1131-1147鷹ノ巣避難小屋1154-(たるみ

10分)-1304千本ツツジ1304-1323七ツ石神社1326-(空身)-1333七ツ石山1344-(空身)-1351七ツ

石神社1353-1407七ツ石小屋

4:00起床、5:00出発。トップは2年会で五十音順で回すことにした。奥多摩駅から登山口までは

道が細くてわかりにくく少し迷ってしまった。途中、1年生の着衣調整を行った。酒井のザックが不安定だったため、登山口でとった最初のたるみで鴨田にパッキングを1年生全員に向けてレクチャーしてもらった。鴨田が、モーメントがどうのこうので重心が安定するからなどと言っていたが、文系のsLにはよくわからなかった。つぎのたるみで、永田が靴擦れの前兆を訴えたため処置した。三ノ木分岐から六ツ石山分岐までの道はぬかるんでいて斜面ではすべりやすく、途中で加茂が派手に転び芋掘りの帰りみたいな姿になっていて可哀想だった。この間、前日にそらよんに行き終電で来た古田さんは睡眠不足で終始死んでいた。その後空身で六ツ石山に行った。山頂で、山ガールが多い山域はどこかという話題で盛り上がった(?)おじさんに集合写真を撮ってもらい、六ツ石山を後にした。

六ツ石山と将門馬場の間のコルで地図読みをし、sLチャレンジの朝比奈と田村は二人とも正解、1年生にも地図読みを教えた。道は起伏が緩やかで歩きやすかった。水根山手前のコルで地図読み兼たるみ。朝比奈も田村も正解。鷹ノ巣山までは急登で足に応えた。鷹ノ巣山で長たるみをとり鴨田からコーラ、田村からプリン、sLからフルーツ杏仁の差し入れがあった。人数分のプリンを歩荷してきてくれた田村にベスト差し入れ賞を差し上げた。鷹ノ巣山避難小屋まではすぐで、トイレをすませた。水も汲む予定だったが、水場が小屋から200mとやや遠かったので、水は足りない人に余っている人が分けるだけにした。避難小屋からは日蔭名栗山と高丸山の巻道をつかった。そのおかげでアップダウンは全くなかったが落ち葉が多く少し歩きにくかった。高丸山からの沢の地点で地図読み。朝比奈は正解、田村は不正解だった。本ルートに忠実に千本ツツジに直登する道を使い、巻道から尾根道に復帰したが、もっと手前で巻道と尾根道が横並びになっている箇所があり、本当はそこで復帰した方が傾斜が緩くて楽だった。千本ツツジからの尾根道は開けていて歩きやすくアメリカのカントリーロードのようで楽しかった。七ツ石神社前の分岐で空身になり七ツ石山をうってから七ツ石小屋に到着。七ツ石小屋から2分くらい七ツ石山方向に登ったところに水場があったが、冬の止水時ではなかったので小屋の蛇口を使えた。テン場は自分達の4張り、他の登山客が3張りと、離れたところにもテン場がありそこにもう2張りあった。サイマスは田村。テントを張る前に到着後すぐに外サイをした。Fの朝比奈がラム肉を生肉で持ってきてくれて、1年会に夏山での生肉の貴重さを力説しながらジンギスカンを作った。小屋の水道からコッヘルに直接水を汲めるので、次回から計量に使う以外は共ポリはもってこなくてよさそう。貸出装備で大きいブキを振られた1年は量が多く大変そうだった。そのため、ブキが小さくジンギスカンをあまり食べられないことを嘆いていた古田さんに、1年が食べきれない分の米をわけた。その後テントをはり、時々テントの中を覗きに来る小屋の猫がかわいかった。起床係は各テント内で決めた。2つに分かれて宴会をしたが、途中うるさくなりすぎて小屋の人に注意されてしまった。配慮が足りなかった。sLのテントでは川中を中心に話が盛り上がり、19:30頃就寝。

4/24(日)雨のちガス

七ツ石小屋0500-(ゴアマ、ザッカバ装着10分)-0535ブナ坂0535-0558奥多摩小屋跡0610-0639

小雲取山0646-(空身)-0700雲取山0730-(空身)-0743小雲取山0746-(靴処置6分)-0812権衛ノ

頭0812-(地図読み5分、たるみ10分)-0957唐松谷林道出合0957-1046富田新道入口1046-1153

八丁橋1153-(たるみ10分)-1234鍾乳洞1234-(トイレ5分)-1255東日原=(バス)=奥多摩駅

3:15起床、4:30撤収完了、5:00出発。1ピッチ目に雨が降り始めたのでゴアマとザッカバを装着

した。1746あたりの平らな場所は、テン場として整備されていて、7〜8張は張れそうでサイト適地だった。実際にテントを張っている人が1人いた。奥多摩小屋跡は更地になっていて、ロープが張られていてその更地には入れなかった。奥多摩小屋跡の先の分岐で、本ルートでは巻道を通る予定だったが、朝比奈、川中、田村が1813に登る尾根道に間違って線を引いていて、さらに正しく地図を書いていた鴨田は周りの意見に流され、危うく間違ったルートに行きそうになった。小雲取山までは急登。その途中、OBの藤原さんとすれちがった。雲取山荘で2隊にも出会ったらしいが、2隊の人たちは藤原さんがOBだと伝えても、「そうっすか」という感じだったらしく藤原さんは悲しがっていた。小雲取で空身になり、雲取山までの急登を進む。山頂の少し手前に避難小屋があったが、コロナ対策で緊急時以外の利用禁止との張り紙があった。山頂はガスっていたが雨がやんだだけましだろう。電波はだいだい皆入っているようだったが、山頂で撮った写真をインスタにあげようとした久島さんのスマホには無情にも電波が入らず、その後しばらく嘆きつつ歩きながら電波を探し求めていた。山頂でLINEにあがっていた2隊の写真と同じアングルで写真を撮り山頂を後にした。

雲取山頂



その後の下りの途中で酒井の靴のソールが全剥がれしたので、ガムテープでぐるぐる巻きにした。下調べでは権衛の頭には看板があるようだったが、実際には見つけられなかった。1703で地図読み。田村も朝比奈も正解。1703過ぎ、尾根が太く、道も不明瞭になり、トップの川中がピンクテープを見失い、道っぽいところを下っていってしまう。幸い後ろの人が気づいて修正できた。基本的にはピンクテープが絶えずありそれを見失わなければ問題ないが、もし見失って道がわからなくなったら角度を切って進むのが安全だろう。さらに下ると唐松谷林道出合の手前に落ち葉が多い葛折りの箇所があり、1年生が通過するのに時間がかかった。唐松谷林道出合からしばらく下り、橋を渡ってしばらく上ると富田新道入口に到着。その後林道をひたすら歩いた。八丁橋には駐車場があり3、4台は停められそう。東日原まではバス停が何個かあったがそれらは平日しかバスが停まらないらしい。鍾乳洞にはトイレがあった。東日原からバスに30分ほど乗って奥多摩駅まで行き、玉翠荘で温泉に入って、鶏笑で打ち上げをして解散。

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