2020年11月21日土曜日

11月3週 初冬燕岳

 初冬企画として燕岳から大天井岳、常念岳までの縦走を計画したのですが、テン場の予約の都合で常念岳側から入り、大天井岳までピストンして下山という企画になってしまいました。もっというと初冬なのに雪が無かったりで散々でした。

記:下平

4:浦中、CL黒瀬 3sL下平 2W中尾、E中村、F西村、H

11/20():深夜ガス

東京=()=一ノ沢駐車場▲0 

22日の燕山荘が取れるようになっていたので念の為予約するがER入山し、常念小屋をサイト地としてピストンすることに決定する。車アプローチに決定したので本郷三丁目のトヨタレンタカーでハイエースを借りる。本郷1730集合としていたが何やら集まりが悪い。なんと忘れ物で1900到着という輩がいるではないか。到着を待ってエキチェをしていると7天フライが1つ駒場にあることが発覚。仕方ないので揃っている45天を使用することにする。さらに配布していた地図のデータが大きすぎて印刷できないという人がいたので出発前に予備地図を3枚ほど配ることになる。スマホからコンビニの印刷機で印刷する場合は30MB以下のファイルサイズじゃないと印刷できないという豆知識が得られた。また、参加者が7人になったので余裕を持ってコッヘル特大大を使える様になっていた。こちらも装備を変更。

結局出発は1930頃で思ったよりは遅れなかった。向こうに到着したのは0000頃だったが林道はガスが濃く、30km/h程度しかスピードを出せないほどだった。また電波も通じない。71つを立て、車中泊組と二手に分かれて0030頃に就寝。

 

11/21():ガスのち快晴

0一ノ沢06380656一ノ沢登山口07000728たるみ(1470m)07410808大滝~0830たるみ(1730m)08430930たるみ(1900m)0940(靴紐調整4)0954胸突八丁~1035最終水場10301120常念小屋11461157たるみ12051230たるみ12401311常念岳13181405常念小屋▲1

 

ERとして使用する際はタクシーを登山口まで呼べるのでピンは打たなかったが、マイカーで行く場合は末端の一ノ沢登山口よりも少し下の駐車場までしか行けない。さて、久しぶりに朝にテルモスを入れ、カップ麺の朝食を食べると冬山の始まりの感が強くなる。しかし燕山荘のブログ等から雪が殆どないのがわかっているため、中村からワカンを置いていってもてもよいのではと提案される。実際自分もその通りだと思ったがトレだと思って持っていってもらう。ビーコンチェック、体操をして出発。昨夜から続くガスがまだあたりを覆っている。

登山口の注意書き

一ノ沢登山口で軽い着衣調整をする。トイレ、喫煙所が建てられていた。最初のたるみでsLは右足を痛めていたのでテーピングをする。しばらくすると大滝という看板があったが誰も気づいていなかった。大滝ベンチという看板も直ぐ側にあったが薄汚れていてわかりにくく、ベンチも残骸となっていた。枯れた沢との合流地点でたるみにする。この頃にはだいぶ晴れてきて青空も十分見えてくる。ここでsLの足が再び痛みだしたのでテーピングを強化する。

0910には笠原沢という沢との合流地点を通過する。中村が飲みポリに直接水を汲んでいてなかなか美味しそうだった。5分ほど行くと一ノ沢本流を渡渉し、一旦対岸に出る。このあたりから路面に凍結が見られ、少しだけ雪が残っていた。渡渉して少し行ったところでたるみ。再び渡渉した後暫く進むと胸突八丁に出る。ここで言う胸突八丁とは2000m付近の沢筋から急激に高さを上げる丸太の階段とその先のトラバース道のこととする。なかなかに整備された道を進むと最終水場に到着する。この時点で水作りは諦め、最後の急登を前にたるみと水くみをする。

ここから常念小屋までの250mの上りは本山行で一番きつい部分だった。第一から第三の3つのベンチが常念小屋まであと何mという表記とともに設置されていて、一応の目安になる。常念乗越につくとちょうど限界上になり、小屋の周辺では体が涼しくて気持ち良い程度の風が吹いていた。常念小屋の冬期小屋には5人分ほどの荷物が置いてあったが、常念岳までのピストンから帰ってくる頃には皆なくなっていた。

槍穂が映える
サブ装(アイゼン以外の冬山装、銀マ抜き)を作って常念岳までピストンに行く。が、sLは途中で猛烈に空腹を覚え、一旦緊急のたるみを取る。その後トップがサクサク登り、2700mあたりになると風が強くなる。少し先に三股方面への分岐があったが、ここまでは風で雪が吹き飛び、全く残っていなかったのに対し、ここから上はそれなりに雪が積もっていた。山頂は風が強くとても休めたものではなかったため、風をしのげる場所まで降りてからモスることにするが、結局小屋までおりる事になってしまった。
凄まじい強風だけが冬山要素だった

夕食はピーナッツバタースープ。ペミカンに香辛料ほか多くの調味料を使用した意欲作で美味しかった。米たきも久しぶりに行ったがα米とは比べ物にならなかった。翌日の天気を見ると午後から前線がかかり、稜線上での行動は厳しくなるとのことだった。また、水作りができないためどちらにしろ明日は最終水場まで降りなくてはいけないこと、大天井岳まで打てれば予定は完遂されることなどを考え、翌日の予定はリミットを定めて大天井岳までのピストンに行き、午後は下山することとする。久しぶりの宴会の後1900就寝。56半とする。

 

11/22():快晴後曇り

1常念小屋06300717横通岳先コル~0731たるみ(2650コル)07410805東天井岳横~0837大天荘たるみ08450850大天井岳08580903大天荘09100938横通岳横~0959たるみ(2650コル)10091035横通岳10361102常念小屋11331200最終水場~1210胸突八丁~1220たるみ(1950m)12301320たるみ(1650m)13301336王滝ベンチ~1421一ノ沢登山口

 

撤収作業はないが久しぶりの朝サイトということで念の為90分の余裕を持って起床時間を設定したが実際分配できまで40分かかり懸念があたってしまった。まあ久しぶりなのでしょうがないと思うことにする。外は快晴で風が強いので小屋内で体操をした後出発。朝焼けに照らされた槍穂が美しい。昨日と同じサブ装でもはやビーコンすらつけずに行く。風はずっと強いままだが常念小屋と横通岳手前の小ピョコの間にはちょっとした灌木地帯がありその間だけ風が完全にシャットアウトされていた。夏道は横通岳を巻いていくのだが、帰りに余裕があったら横通岳にも登ることにしてスルーする。ハイマツが生えていて風が防げるところまで進んでからたるみ。

朝日に照らさる

東天井岳も同様に夏道は巻いていく。ちょうど巻いたあたりで槍穂が目に入ってくるが、雲に飲まれて行くところだった。しばらく風が防げそうな場所がなかったので大天荘まで進んでからたるみ。もう少しのんびりするつもりだったが大天井岳まで雲に覆われてはかなわないので空身ですぐに出発。めいめいに写真を撮ったあと大天荘まで戻り、22日の燕山荘の予約を取り消した後出発。

かろうじて前穂高岳だけが見える

行きにたるみをとったコルで再びたるみ、少し余裕があるので横通岳によっていくことにする。2727ピョコを巻いて稜線と夏道が合流する地点で横通岳に登り始める。夏にも多くの人が登っているらしく、しっかりとした道ができていた。風がますます強くなってきたのでとっとと常念小屋まで降り、本ザックを作る。この時間になると本日登ってきた人がもう小屋に荷物をおいて常念岳に登っていた。

荷物をまとめたらとっとと下山する。胸突八丁につく頃には稜線上から雲が張り出してきて一気に曇り始めた。登りはともかく下りの胸突八丁は予備審資料に書いた通りのままだったのに結局トップからの報告はなく悲しかった。なぜか看板がなくなっていたこともあるだろうが。

渡渉点でたるんだ後1246に笠原沢を超える。なぜ胸突八丁の道標がなくなっていてここの道標が残っているのか理解に苦しむ。下りではトップが大滝ベンチの道標を無事発見した。

登山口に着いたら中村、原にキーを渡し、車を駐車場から上げてもらう。待っている間黒瀬さんはキノコを求めてあたりをうろついていた。

その後はしゃくなげの湯というところで温泉に入る。コロナ対策で反省会ができるような場所ではなかった。夕食時になるまでフラフラドライブした後ステーキガスト諏訪店で打ち上げをすることに決める。順番待ちの間に反省会もできちょうどよかった。食べ終わったあとは原と中村が夜通し運転し都内に帰還。時間はたっぷりあったので浦中さん以外の各自の家の近くまで送っていった後朝イチでハイエースを返した。

 

総評

雪が全くなかったりコロナのせいで燕山荘の予約が取れなかったりで踏んだり蹴ったりであった。天気がよかっただけに悔やまれる。久しぶりのサイトや冬山装備ということもあって全体的に時間にルーズになっていたことも要反省。ここから徐々に感覚を戻していって年越しにはもとの動きを取り戻していきたい。また、トップが全体的に後ろを見ていなかったことは各自で声掛け等して注意できると改善しやすいだろう。

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