秋の新人合宿 三つ峠

三つ峠FB

新入生の船出

文責:sL中尾

参加者:3 cLF下平さん 2 sL中尾、EWH西村 1年久島、島、長藤

10/23 (金) 雨 
東京=(電車)=三つ峠駅 ▲1

コロナの影響で学生会館が16:30までしか使えなかったり、島君の装備を当日に引き渡すことになったり、各種装備をリーチしたりして2年会はドタバタしていた。sLはうっかりエアリアを忘れてしまったので下平さんに持ってきてもらった。
4限が終わると久島くんと島くんが来たので装備を確認し、地図の書き方を教え、レポート読みをした。18:50ごろに5限終わりの長藤くんが来たので装備を確認して出発。
電車の中で島くんのレポート読みを終わらせた。ついでにコンパスの使い方を教えようとしたところ、島くんがマップケースを持っていないことが発覚したのでとりあえずジップロックと細引きで作る。久島君のヘッドランプもどこかに行ったということでsLの予備ランプを貸した。
10:42に三つ峠駅に着き、待合室を占拠する。過去のFBでは待合室の窓が割れていたらしいが判然としなかった。待合室は6人が泊まるにはちょうど良い広さだった。
コンビニに行ったりして11:20に就寝。11:40ごろヤンキーが襲来し、ホームレス呼ばわりされたが特に衝突は起こらなかった。

10/24 (土) 晴
三つ峠駅 4:40→5:27 870m付近 5:37→5:57 ゲート → 6:25 1200m付近 6:42→ 7:34 八十八大師 7:44→8:18たるみ 8:30→8:37 四季楽園 →8:50 木無山 8:53→8:58 四季楽園 9:04→9:09 開運山 9:16→9:22 四季楽園 9:34→10:20 1294m地点 10:31→10:55天下茶屋11:52→12:10 御坂峠 →12:47御坂山12:57→13:27旧御坂峠

3:50にsLが起床したときには待合室の電気が消えていた。みんなも次第に起き、4:00には駅舎全体が点灯する。ドア横で寝ていた島くんはヤンキーが怖くて眠れなかったらしい。
新入生は真ん中にしてあげるべきだったと後悔する。西村に買ってもらった非接触式体温計のお蔭ですぐに検温も終わり、4:30体操、4:41出発。
トップがいきなり逆方向に進み始めたので引き留める。気を付けよう。その後は案内がしっかり書いてあったこともあって何事もなく林道を進み、870m付近でたるみ。
羊腸のような林道が続く。ゲートを通過したときには十分明るかったのでそのまま進む。
1200m付近の明確なカーブでたるみ&地図読みクイズ。長藤くんは正解。新入生に再びコンパスの使い方などを教える。ここはFBにもたびたび出てきた股覗きという撮影スポットのようだが、富士山は雲の中だ。
その後1300m付近のベロでも地図読みクイズを出す。久島くん、長藤くん正解。八十八大師でたるむが、大師を数えることはできなかった。
つぶれた茶屋の後を抜けると視界が開け、屏風岩が見えた。屏風岩は紅葉とマッチしていてとても綺麗だった。
四季楽園下の階段で下平さんの足が攣ったのでたるみとする。新入生の体調を確認するがみんな元気そうだ。四季楽園でザックをデポし、久島くんが靴擦れしそうだというのでとりあえず靴紐を結び直させる。前は締め方が緩かったらしく、締め直してだいぶ改善したようだ。
木無山はどこかよくわからず、眺望のよい休憩スポットで引き返す。四季楽園に戻ってピークハントをかけると長藤くんと西村が走ってくれた。時間を覚えておくよう言い忘れたのでsLも途中から急いで山頂に向かったところ、2人は同着だったようだ。山頂はヤスデに占拠されており、休みにくかったので写真を撮ってすぐに降りた。

開運山山頂

降りる途中で雲が切れ、北岳・間ノ岳が見えた。
四季楽園のトイレに行ってから出発し、1294地点でたるみとした。予備地図では間違ってここに三つ峠登山口ピンを打ってしまっていたので混乱が生じた。林道を歩いて天下茶屋に行き、トイレで水を汲む。西村がほうとうを食べたいといい、時間もあったので食事をとった。

塩バターがなかなかよくあういもだんご

ここは富嶽百景の舞台ということで太宰治グッズが大量に置いてあった。
完全に下山ムードだったが気を取り直して御坂山に登ってたるみ。地形図では天下茶屋から小ピークに直登しているが、実際の道は旧御坂トンネルの上の峠に向かっていてそこが御坂峠である。御坂山の頂も平らで、幕営できそうだった。
旧御坂峠に降りるとつぶれた茶屋があり、その横にテントを張った。サイトまで時間があったので銀マットを敷いて外で大富豪をする。
15:00に外サイトを開始するが、お湯を沸かすだけなのですぐに支度が終わる。食後に検温をしようとしたが、体温計の調子が悪いようだったので断念した。
冷えてきたので荷物をすべてテントに入れて適当に時間をつぶし、17:20就寝。sLは夜中に目が覚めたので青空文庫で富嶽百景を読んだ。

→富嶽百景を読む

10/25 (日) 快晴
旧御坂峠 5:53→6:38黒岳6:48→6:50展望台7:00→7:38御坂トンネル分岐 →7:51 1360m付近8:01→8:48広瀬 →9:00河口湖

長く寒い夜もようやく明け、4:30に起床。相変わらず体温計はエラーを吐くので検温はあきらめる。朝サイトも手持無沙汰で、アルファ米を待つ間にパッキングもあらかた終わってしまった。
5:37に撤収が完了し、5:45に体操。撤収や体操をする間、フードや厚手の帽子を持たない1年生とsLは耳が痛くてたまらなかった。
5:50に出発しようとしたが、長藤くんと久島くんがマップケースをザックの中にしまっていたので出させる。登りの途中で日の出となり、富士が真っ赤に染まっていた。
ピークハントをかけたが誰も走らなかったので普通に歩いて1ピッチで黒岳につき、たるみ&集合写真。

黒岳山頂

黒岳からはすぐに展望台につき、景色もよく時間も余っているため再びたるみとする。

南アルプスも木の隙間に見えた

展望台直下の下りは凹凸が少なく滑りやすい。sLも数回滑ってしまった。御坂トンネル分岐を過ぎ、1360m付近でたるみ。その後は道が良くなったのでしばらく軽快に進んだが、広瀬直前の下りは滑りやすかった。広瀬・久保田一竹美術館前バス停にザックを置く。
次のバスまで2時間弱あることを確認し、予定通りそのまま河口湖のほとりに行く。多少波が立っていたが、逆さ富士が見えた。黒岳も下から見ると形の整った良い山である。
島君と長藤君はボートに乗って沖に漕ぎ出し、sLはいい感じの流木を探しながら下山連絡を入れた。10:25ごろ2人が帰ってきたのでバス停に向かい、反省会をする。
ALESSの課題を終わらせるため早く帰りたいという久島くんと河口湖駅で別れ、5人は開運の湯に入り、駅前でほうとうを食べてバスで帰宅した。

1 件のコメント:

  1. 追記
    開運山頂などに多く見られたヤスデはキシャヤスデというらしく、8年周期で大発生するらしい。
    このヤスデは8年の寿命をもち、初めの7年目を地下で8年目を地上で過ごすらしいので8年おきに世代が回るわけだ。そしてなぜか2020年の周期はヤスデの「団塊の世代」らしい。

    1996年10月12日(夕刊)の日本経済新聞より引用
    sL中尾

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