1年会がたくさん来てくれて、賑やかな山行になりました。
記 今田
参加者
4 勝木さん、CL佐久間さん、曽根田さん 3 sCL,W,H黒瀬さん 2 sL今田、E,F内田
1 曽根、中村、西田祥太、福本、三田、吉原
5/10(金)
19:30駒場〜23:00川端下分岐
金峰瑞牆という名前がカッコいいからという安易な理由でこの山域を選んだsLは、後になって例年5月4週あたりで企画がだされていること、今現在まだ雪が結構残っているということを知り、軽アイゼン未購入の新入生には念のため6本爪のものを買うようお願いした。
アプローチは電車とバスを組み合わせる予定だったが、勝木さんから車を使った方が費用を安くできると聞いたので、レンタカー2台を借りることになった。参加者でないにも関わらず、幕内さんが運転者として来てくださった。ありがとうございます。
2時ごろに西田くんから体調不良の連絡が入る。微熱があるそうだ。本人は参加したいそうなので、回復するのを願って今日はとりあえず連れていって様子を見て、参加するかの判断は明日することにした。現地で水が汲めるかあやしかったので、念のため参加者には事前に水を汲んでもらった。
移動中の車の中で1年会にマップケースを作ってもらった。ダブルフィッシャーマンの結び方を教えようとしたが、三田くんが既に他の1年会に教えていたので、sLの出る幕はなかった。
予定では、川端下で前夜泊するつもりだったが、川端下は結構街の中で、道路も舗装されていたため、金峰山川の西股沢と東股沢の分岐近くの駐車場まで進んだ。これで明日の行程が少し縮んだ。着いたのは11時頃。寒かったが周辺に屋根がある建物はなくテントも禁止だったので、全員でオカンした。後発組は真夜中の1時ごろに到着するそうなので、入山連絡は明日入れることにした。西田くんの体調が悪化しないか心配だった。
5/11(土)晴れ時々曇り→小雨→晴れ
6:05川端下分岐〜6:26金峰山荘6:36〜(たるみ10分)〜7:45中丿沢出合〜(たるみ10分)〜(アイゼン装着6分)〜9:36金峰山小屋9:55〜10:27金峰山11:03〜11:28金峰西分岐〜(たるみ10分)〜12:54大日岩13:19〜13:50大日小屋
寒さで5時には目が覚めた。西田くんに体調を聞いてみたところ、大丈夫とのことなので、入山連絡を入れて全員で6時に体操をして出発した。
トップは内田くん。塗装された平らな道路をしばらく歩くと、ゲートが現れ、金峰山荘に着いた。
山荘の向かいには水洗トイレ・蛇口があり、水が汲めたので、前日水を汲んでもらう必要はなかった。トイレを済ませた後、トップは引き続き内田くんで金峰山に向けて出発した。登山口には赤地に白で「金峰山ニ至ル」というわかりやすい看板があったが、明後日の方向に行こうとしていたので、止めて引き返させた。
立派な金峰山荘 |
そこから中丿沢出合までは、西股沢にそって斜度の緩やかな林道を歩いた。沢の水は青く澄んで、水の流れる音を聞きながら、しばらくの間朝の爽やかな林道歩きを楽しむ。途中のたるみで、勝木さんと黒瀬さんが1年会に地図の読み方を教えていた。三田くんは自分でコースタイムを記録していてsLは感心した。
中丿沢出合にある丸太の橋を渡ると、沢沿いの道は土砂崩れで通行止めになっており、「登山道」と書かれた看板に続いている道を進んだ。
しばらくすると、雪が現れ始める。最初は避けて通れる程度だったが、次第に量が増え、道を覆うようになる。ところどころ凍っていて、滑りやすくなっていたので、軽アイゼンをつけることにした。斜度はそれほどではないが、登りづらかった。
金峰山小屋につくと、大きな黒い犬がいてびっくりした。小屋の管理人の人が飼っているのだろうか。佐久間さんによく懐いていた。小屋の近くに大きな岩があったので、登って遊んだ。ここでたるみをとり、一度軽アイゼンも外したが、岩に登ってみてみると、金峰山に至るまでも雪が付いていたので再び軽アイゼンをつけてもらって出発した。
丸太の橋 |
しばらくすると、雪が現れ始める。最初は避けて通れる程度だったが、次第に量が増え、道を覆うようになる。ところどころ凍っていて、滑りやすくなっていたので、軽アイゼンをつけることにした。斜度はそれほどではないが、登りづらかった。
雪のついた登山道を登る |
金峰山小屋につくと、大きな黒い犬がいてびっくりした。小屋の管理人の人が飼っているのだろうか。佐久間さんによく懐いていた。小屋の近くに大きな岩があったので、登って遊んだ。ここでたるみをとり、一度軽アイゼンも外したが、岩に登ってみてみると、金峰山に至るまでも雪が付いていたので再び軽アイゼンをつけてもらって出発した。
小屋近くの大きな岩に登る |
金峰山小屋を後にしてしばらくしてから、写真を撮ろうとしたsLはカメラを落としたことに気づき、本隊を先に行かせて、曽根田さんと来た道を引き返して探した。幸い引き返してすぐに見つかった。
登山道には確かに雪はついていたが、雪と岩の組み合わせで、軽アイゼンがなくても登れたと思う。岩の上を通るときはガリガリと明らかに軽アイゼンが傷んでいる音がして、特に買ったばかりの新入生には申し訳なかった。
金峰山の山頂にみんなから遅れてついた。五丈岩には登りたい人が登っていた。
30分もたるんで楽しんだ後、トップを内田くんにして出発。稜線上にも雪が残っていたが、踏み跡もあって普通に歩けた。
しばらくすると、鎖場があったが、特に難しくはない。雪もあったので滑らないように気をつけて進む。途中のたるみで黒瀬さんにトップをお願いする。しばらくすると、大日岩についた。この辺りから佐久間さんは眠そうだった。西田くんは岩に登らず休んでいるとのことで、黒瀬さんが一緒に残ってくださった。後で考えたら自分が残るべきだった。それ以外の人は大日岩に登っていた。福本くんが岩に登った人たちのためにポリの水を持って登っていた。偉い。黒瀬さんたちがいる場所に戻って、あと10分で出発することにしたら、黒瀬さんが、急いで大日岩の方に行っていたので本当に申し訳なかった。
大日岩と大日小屋の間には鎖場があったが、特に危険ではない。念のため1年会は1人づつ通したが、上級生は鎖を使わずわらわらとおりていた。このあとこれと似たような光景を度々目にすることになる。
五丈岩 |
30分もたるんで楽しんだ後、トップを内田くんにして出発。稜線上にも雪が残っていたが、踏み跡もあって普通に歩けた。
稜線上には雪が |
しばらくすると、鎖場があったが、特に難しくはない。雪もあったので滑らないように気をつけて進む。途中のたるみで黒瀬さんにトップをお願いする。しばらくすると、大日岩についた。この辺りから佐久間さんは眠そうだった。西田くんは岩に登らず休んでいるとのことで、黒瀬さんが一緒に残ってくださった。後で考えたら自分が残るべきだった。それ以外の人は大日岩に登っていた。福本くんが岩に登った人たちのためにポリの水を持って登っていた。偉い。黒瀬さんたちがいる場所に戻って、あと10分で出発することにしたら、黒瀬さんが、急いで大日岩の方に行っていたので本当に申し訳なかった。
大日岩 |
大日岩と大日小屋の間には鎖場があったが、特に危険ではない。念のため1年会は1人づつ通したが、上級生は鎖を使わずわらわらとおりていた。このあとこれと似たような光景を度々目にすることになる。
トップから大日小屋に着いたとの報告があったので、時間を記録しようとしたsLはメモ帳とボールペンを落としたことに気づき、テントを立ててもらっている間、佐久間さんと来た道を引き返して探した。幸いすれ違った男性の方が見つけて鎖場の下に置いておいたと教えてくださった。行ってみると確かにメモ帳が置いてあった。ボールペンは見つからなかったので諦めた。
テン場に戻ったsLは水場を見に行った。水量は申し分ないが、飲用に向いていないという情報があったのと、汲んでおいた水だけで明日の行動中の水は足りることがわかったので、サイト分だけ汲むことにした。大日小屋は少し窪んだところにあって、年季も入っていて夜トイレに行くときは怖そう。テン場には我々のほかは誰もいなかった。
大日小屋 |
サイトは3時からでメニューは石狩鍋。赤だしの味噌を使っていたのが新鮮で美味しかった。中村くんが軍手を忘れていたので、佐久間さんの軍手を借りてサイトした。佐久間さんはサイトをせずに済んで、心なしか嬉しそうに見えた。サイト中は、小雨が降っていた。
サイトが終わる頃には雨も止んで涼しかったので、みんな外に出てきて缶を潰したり昼寝をしたり駄弁っていた。黒瀬さんがとった天気図を1年会に見せていた。早い時期に上級生のお手本を見るのは1年会にとってよかったと思う。
今日の行程の後半ぐらいから少し疲れているように見えた西田くんは、熱を測ると37.3度だった。本人に聞いてみると、やはり、金峰山の山頂辺りから頭が痛かったらしい。西田くんにはテントの中で休んでもらうことにした。頭痛がするという福本くんも36.9の微熱が出ていた。2人とも疲れで熱が出たのだろうか。福本くんはしばらく休んでいると回復したようで、宴会には参加した。
6時ごろから、7天で西田くん以外のメンバーで宴会をした。差し入れはポテチやポップコーンなどのスナック菓子が多かった。福本くんは1年会にも関わらず差し入れを持ってきていた。偉い。自己紹介をした後、他の人からの質問に答えるというのを1年会から1人ずつ順番にやっていった。質問には趣味や特技、自分の良いところなどがあった。黒瀬さんは一番最後で、自己紹介のはずだったが仮面ライダーとキノコの話をずっとしていた。1人で40分くらいしゃべって佐久間さんに止められて、宴会は終了した。明日の起床は34半とした。1年会では曽根くんがオカンしていた。上級生は黒瀬さん、曽根田さんがオカンしていた気がする。
5/12(日)晴れ
4:35大日小屋〜4:36鷹見岩分岐〜4:55鷹見岩5:05〜5:14鷹見岩分岐5:18〜5:50富士見平小屋6:05〜6:25天鳥川〜(たるみ10分)〜7:37瑞牆山8:03〜(たるみ10分)〜9:20天鳥川〜(たるみ10分)〜9:44富士見平小屋10:00〜10:31瑞牆山荘
起床係は三田くん。オカンしていた曽根くんは起床前に外からヘッデンでテントを照らしてしまって佐久間さんに注意されていた。朝のサイトはCHP(クリームハヤシペンネ)の予定だったが、7天では中村くんがパスタを買ってきたので、ペンネの代わりにして作ったところ、美味しかったので、今後、CHPはクリームハヤシパスタになるかもしれない。6天では、サイトに12分ペンネを使ったためか撤収が少し遅れたが16:30には出発の準備ができていた。西田くんに体調を聞いてみると大丈夫そうなので体操をして大日小屋を後にした。
しばらくすると鷹見岩分岐についたので空身で鷹見岩まで行った。途中の道は倒木があって荒れていたが、登りづらいほどではない。鷹見岩で眺望を楽しんで、分岐まで戻ってきた。水を飲みたい人には飲んでもらって出発した。
鷹見岩にて |
ひたすら下ると富士見平小屋についた。ここでSub装を作ってもらっている間に、sLは小屋にテン場代を払いに行った。小屋に入ると暗くて誰もいない。すみませんと何回か言ったら明らかに寝起きの管理人の人が出てきてくださった。起こしてしまったみたいで申し訳なかった。テン場代は1人1000円だそうだ。500円だった気がしたが、言われた通り12人分1万2000円払った。小屋の中は充実した品揃えで、ランプがたくさん吊り下げられていて、居心地が良さそうだった。売られていた手作りのケーキが美味しそう。デポする装備はキャンプ場の隅に置かせてもらった。
出発して天鳥川まで下りしばらくすると大きな岩が現れた。真ん中に大きな亀裂があり、桃のようなので、これが桃太郎岩だろう。思ったより大きくて驚いた。脇にある木製の階段をのぼる。
この後は、瑞牆山頂までひたすら登るが、所々に変わった形の岩があって登っていて飽きない。道は急で、大きな岩がゴロゴロしている。いつの間にかしりとりが始まっていて、自分で自分に縛りをかけている人もいた。瑞牆は、山頂直下にしか雪(というか氷)が残っていなかったのでよかった。所々鎖場があったが難なく通過し、山頂についた。やはり頂上からの眺めは最高。今山行は好天に恵まれたといえよう。上級生の方からフルーツの缶詰とカルピスの差し入れがあった。山頂の看板には、「瑞牆山々頂」と書いてあった。なるほど、そう書くのか。各自写真を撮ったりして思い思いに楽しんだ後、集合写真を撮った。吉原くんがみんなの前に寝そべるというパリピがよく集合写真を撮るときにやるやつをしていた。
桃太郎岩 |
この後は、瑞牆山頂までひたすら登るが、所々に変わった形の岩があって登っていて飽きない。道は急で、大きな岩がゴロゴロしている。いつの間にかしりとりが始まっていて、自分で自分に縛りをかけている人もいた。瑞牆は、山頂直下にしか雪(というか氷)が残っていなかったのでよかった。所々鎖場があったが難なく通過し、山頂についた。やはり頂上からの眺めは最高。今山行は好天に恵まれたといえよう。上級生の方からフルーツの缶詰とカルピスの差し入れがあった。山頂の看板には、「瑞牆山々頂」と書いてあった。なるほど、そう書くのか。各自写真を撮ったりして思い思いに楽しんだ後、集合写真を撮った。吉原くんがみんなの前に寝そべるというパリピがよく集合写真を撮るときにやるやつをしていた。
瑞牆山々頂にて |
瑞牆山を出発して下る途中のたるみで上級生が地図読みを出した。1年会同士で相談して1850m地点という答えを出した。GPSによると、現在地は1910mの地点らしい。でも、沢などの地形や角度を図って場所を考えていたので、この時期にしては地図が読めていると思う。
他の登山客とすれ違い、通過するのを待っている間、吉原くんは写真を撮っていたが、逆に相手に気を使わせてしまった。この後も何人か登ってくる登山客とすれ違い、待ったり待ってもらったりした。
途中の鎖場も1年会は1人づつ鎖を使って慎重におりていたが、1年会が降りきるやいなや上級生は鎖を使わず先を争うようにおりていた。佐久間さんは鎖があるのに使おうとしない上級生をばかにしておきながら、自分も鎖を使わずさっさとおりていった。富士見平小屋に戻って本ザックを作って出発。
富士見平小屋から金峰山荘に下りる途中の休憩所のようなところで幕内さんと会って、そのまま一緒に下山した。韮崎旭温泉に入って、ステーキガストで打ち上げ。ガストの駐車場で反省会をして解散。
総評
例年より時期が早かったので、雪がどのくらい残っているか心配だったが、軽アイゼンをつけたら登れる程度だったのでよかった。1年会は全体的に余裕そうだったので新人錬成としてはゆるかったかもしれないが、こういう山行もたまにはいいものだと思った。瑞牆山での上り下りは天気が良かったのでさほど難しくはなかったが、雨で濡れていたり、雪が残っていたりすると、滑りやすく難易度は上がるだろう。時期が早いというのもあるだろうが、他の登山客は少なかった。天気に恵まれ、山頂では眺望を楽しめた。1年会は同級生・上級生と仲良くなっていてよかった。
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