冬道 道志山塊

冬道と称して道志山塊に行ってまいりました。最初は天気も悪かったのですが、最後には富士山もバッチリ見れて良い山行になりました。

記:曽根田
参加者 3sFsH飯沼、sEsW田嶋 2L曽根田 1FWH嶋中、EW橋口

3/10()

天気:曇り一時雨
 8:12久保〜(着脱たるみ2分)(たるみ10)9:07巌道峠〜9:57御牧戸山10:0710:38長尾山〜(たるみ11)11:15細茅ノ頭〜11:55(1193m先のコルでたるみ)12:0412:10 ER1分岐〜12:29赤鞍ヶ岳〜12:55(1232pでたるみ)13:0513:34 ER2分岐〜13:41朝日山13:52(たるみ10)15:06本坂峠〜15:20ブドウ岩の頭15:3015:54(天図たるみ)16:2417:05菜畑山
 朝は全員遅れることなく、藤野駅に集合した。天気は曇り。ただ、前日夜に多少の雪が降ったようで、山の上の方は白くなっている。当日アプローチにした時点でOR完遂は無理だったので、部員に本ルートを通るか、ER入山してORを通るかアンケートを取る。アンケートの結果と、ORを通った後の下山口が非常に不便なことを考慮して、本ルートを進むことを決定した。
 久保集落まではタクシーで5950×2台であった。そこから巌道峠までは林道を登っていく。林道の途中で練習と称して1年会2人に地図読みをした。両方正解でホッとした。峠手前の見晴らしの良いところでたるんだが、そこからポツポツ雨が降り出した。峠からの登山道は、急勾配で地面が濡れてて滑りやすいのと、降り出した雨で融けた雪が木から落ちてきて悪い環境だった。
 雨はしばらくすると止んだが、日差しがなく寒い。とはいうものの風が無かったので、凍えるほどではない。御牧戸山からは前日積もった薄い雪の上を歩く快適な稜線歩きだった。長尾山を出て少しした所に、地図に載っていない林道が稜線まで伸びていたことは驚きであった。その後、細茅ノ頭と赤鞍ヶ岳の間の1193pで地図読みをするが二人とも不正解であった。
 赤鞍ヶ岳の登りは踏み跡が笹に隠れ、急勾配で登り辛く、笹を摑みながら這い上がる。嶋中にとっては藪のお試し体験になったかもしれない。赤鞍ヶ岳の先の1232pでたるみを取ると同時に地図読みをした。2人とも正解する。
 朝日山はテン場適地。ここで初めて青空が見え隊員の士気は上がる。最初はトレと称して全発水をもたせていたが、時間に余裕がなくなってきたので橋口に水を捨てさせた。水計算的にはORの分も含めて全発持っているはずなので問題ない。朝日山に到るまでの尾根は一般的に広いところが多く、テン場にできそうな場所が至る所にある。一方、朝日山から先は、尾根が細く岩がむき出しになっているところが多かった。
 朝日山から先、アップダウンもそれなりにある道を歩き続ける中で、冬の間に体力の落ちた、バド部の嶋中を除く隊員達は疲れ、口数も少なくなっていく。空の雲は少しずつ取れてきたが期待していた富士山が見えなかった。
 ブドウ岩の頭と菜畑山の間の1108p付近で天図たるみを取る。1年会の二人はお疲れ様でした。天図たるみ終了後、速やかに出発し、最後の登りを終え、5時の鐘が鳴ってすぐ後に菜畑山に到着した。頂上はベンチが設置されていてテントを張れるスペースが狭くなっており、ワンゲル的には迷惑だった。今回と同じ6天1張りが限界だろう。
 1年が天図を完成させている間に上級生で石狩鍋を作る。美味しかった。食事後の宴会で天図を見る。橋口の天図はまだまだ練習が必要という感じだった。嶋中の天図は直して欲しいところはあるがまずまずの出来であり、合格といっても良いと思う。その後夜9:00ごろ就寝した。

3/11()

天気:曇りのち晴れ
 6:02菜畑山〜6:41水喰ノ頭6:51(着脱たるみ1分)7:30(1370pでたるみ)7:408:04今倉山8:168:39西ヶ原〜8:52松山〜(たるみ・地図読み9分)9:46林道通過9:5310:09二十六夜山10:25(着脱たるみ2分)10:59(850m付近でたるみ)11:0811:39林道入口〜11:56芭蕉月待ちの湯
 朝は4半6。春雨スープ。昨晩また雪が降ったらしい。ただ、気温低いが、昨日同様風がなくて寒さは感じない。天気は曇りであった。朝の体調確認時、3年会の2人は花粉症の鼻づまりを訴えたが進行には問題ない。
 コルを過ぎた後の、1280m過ぎで地図読みをする。二人とも正解した。簡単過ぎたようだ。ここら辺はテン場適地でもある。道中雪は昨日よりも深いが、問題はない。
 水喰ノ頭と、その先の1370m付近でたるみを取っただけで特筆すべきこともなく今倉山までたどり着いた。ガスっていて、風も少し出てきて寒かったので、当初長ダルミする予定だったが早めに切り上げて進んだ。今倉山も十分テン場適地である。
 1370p前のコルでまた地図読みをした。嶋中は正解、橋口は不正解である。残念。この辺りから雲が取れてきて、林の合間に富士山が見えだした。林道通過のピンのところで、展望は開け富士山がよく見えたので写真タイムを取る。林道は田嶋さんのスマホ(Ymbile)に電波が来たので、今後ここも末端に出来るといえば出来るだろう。
 二十六夜山は富士山方向の木が切られており眺望がまことに良かった。来た甲斐があった。御正体山は雲がかかっているから行かなくて良かったなどと、御正体山に行かなかった理由を正当化しつつ、長ダルミをする。記念撮影もした。
 二十六夜山からはただ下るだけである。最初は温泉まで一気に行こうと思っていたが、疲労度合いを見て途中一回たるんだ。途中の水場「仙人水」は渇水時でも枯れなそうなしっかりした水場である。下った先の矢名沢は沢登りして気持ち良さそうな美渓であった。しかし、その後の沢沿いの登山道は、杉の木の中で一部の人たちはクシャミを連発して非常に辛そうであった。
 芭蕉月待ちの湯は割と大きめの温泉設備であった。併設の食事処で打ち上げ・反省会を行った。聞けば嶋中はコンパスの使い方がまだあやふやなようだ。それでよく地図読みを正解したと思う。教育不足は2年会全体の反省であろう。打ち上げ後はバスに乗って都留市駅まで向かい、その後電車で東京へと帰っていった。


総評

参加した非冬メンツのメンバーにとっては、そこそこ良いトレになったとは思う。天気は最初は悪かったが、最後は富士山も見られて良かった。1年会は、新2年会としては地図読みなど、やや不安な点もあるので、これからももっと頑張って欲しい。 

0 件のコメント:

コメントを投稿