牛奥ノ雁ヶ腹摺山


初狩駅から滝子山、小金沢山など秀麗富嶽12景の名峰を登って、大菩薩嶺まで縦走する企画。富士山を眺めながら気持ちの良い縦走が楽しめるはずだったのだが、、、

参加者:3 CL根岸、FW飯沼 2 sL來住、EH坂田 1 浦中、武井、仲渡、橋口


 
5/13() 雨

やまと天目山温泉9:4010:30たるみ10:4011:30たるみ11:4311:57米背負峠11:5712:36たるみ12:4413:13ハマイバ丸13:1313:34たるみ13:4413:52大蔵高丸13:5214:23湯ノ沢峠避難小屋

 初狩駅8:00集合を予定していたが、思いのほか雨量が多く沢の増水が予想されたためER入山に変更し、甲斐大和駅9:20発のバスに乗って入山口のやまと天目山温泉まで移動することとした。

 ERは悪路。林道区間は歩きやすいものの、法面の崩落個所が多く落石だらけで直径50cmほどの大きな岩も転がっていた。落石の危険性が高いため、よほど緊急でない限り通行は避けるべきだろう。登山道に入るとごく小さな沢の渡渉が数か所あった。木の橋がついているところがあったが、壊れかかっており心もとない。

 米背負峠からハマイバ丸までは雨が降ると非常に滑りやすいうえ、登山道のわきには棘のある木が生えており、つかめるものもない。泥っぽい斜面に足を取られ、ムーンウォークをしながらゆっくり進行したため時間がかかった。風雨をしのげる場所でたるみながら湯ノ沢峠避難小屋にたどり着いた。
 
 湯ノ沢峠避難小屋は掃除が行き届いておりかなりきれい。バイオトイレもあり快適である。水場は片道2分ほどの場所に2か所あるが、今年は少雨だったこともありどちらも細く、水汲みには時間がかかった。小屋の中は火器使用厳禁なのでテントの中でサイトを行った。参加者8人に対し、22皿分のルーを入れたためとろみのあるおいしいカレーになった。自己紹介をしながら1年生との親交を深めた。

例年52週の週末はトレイルランのイベントが開催され、夜通しで山を走る人が湯ノ沢峠避難小屋を多数利用するらしい。そのため、坂田、浦中、初回者の2人がテント、その他の4人は小屋で寝ることにした。


 

5/14() くもり

湯ノ沢峠避難小屋5:10-(たるみ5:46-5:55)-7:00黒岳7:15-(たるみ8:05-8:15)-9:05牛奥ノ雁ヶ腹摺山9:35-(たるみ10:19-10:29)-10:58すずらん昆虫館前
 
 昨日に引き続き天気が良くない。起床すると外はどんよりとした雲に覆われていた。しかし、出発すると雲はしだいに薄くなっていき、時折雲海が見えるようになった。

 
雲海に浮かぶ富士山

しばらく歩くと初参加の1年生のペースが一気に落ちた。1日目も遅れがちであったが、いよいよ体力的にきつくなってきたらしい。黒岳で水や装備を抜き、その後のたるみでもさらに荷物を抜き、ザックの調整を行ったがペースは上がらず、登り区間はコースタイムの約2倍かかってしまった。この調子だとアップダウンが続く大菩薩までの道を歩くのは厳しそうなので、ER下山することにした。
 

大菩薩は登山客に人気なためジャンボタクシーは出払っており、小型タクシー2台で移動した。やまと天目山温泉で入浴と昼食を済ませ、バスで甲斐大和駅へ戻った。
 
 
菩薩に到達できなかったうえ天気も悪く、1年生にいい景色をあまり見せてあげられなくて残念だった。今後の山行で思い切り山を楽しんで欲しい。

 

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