冬道 箱根外輪山

参加者

3年会 LsH曽根 sEsFsW三田

2年会 EW久島 W塩野 W島 FW古田 WH山下



2021年4月2日(金曜日) 曇後雨

東京=(鉄道など)=大雄山駅20:18~(20:22ローソン20:26)~21:15道了尊


集合は20:00に大雄山駅であったが、山下が少し遅れ、同じく遅れてきた島はホームでザックをあさって突然共装を他の人たちに渡し、体調不良のため不参加にすると言ってホームに戻ってしまった。説明不足だったので改札に呼んで聞くと体温が37℃あったが、よく聞くと平熱が高め(36℃台後半)で他に症状はないとのことなので、問題なしとして来てもらう。今のご時世では体調が悪いときは慎重に行動する必要があるが、そこまで神経質になる必要はなさそう。駅で入山連絡を入れて出発する。大雄山駅から道了尊までは駅前の大通りを南西に道なりに進む。ペットボトル入り飲料を買っていない人がいたので途中で駅の近くのローソンに寄った。駅を出て程なくして上り坂が始まり、最乗寺の門を過ぎると人家は見られず周りは森林になる。途中車道が九十九折になっているところでは階段で短絡する舗装された歩道が整備されている。バスの折り返し用の広場の先を左に曲がり、橋を渡った先のよく整備されたトイレの横でオカンし始めたが、しばらくして雨が降り出したので他の人たちはトイレの軒下に、Lは少し遅れてトイレの中に退避した。トイレの床は硬くて冷たかったのであまり眠れなかった。


2021年4月3日(土曜日) 晴時々曇

道了尊5:34~(登山口5:41)~(地図読み2分)~(6:26たるみ6:36)~6:42明神ヶ岳見晴小屋6:43~7:05神明水7:06~(7:27たるみ7:37)~8:23明神ヶ岳8:41~作業道分岐9:10~火打石岳山腹9:23~(9:32たるみ9:42)~10:31矢倉沢峠10:41~11:03公時神社分岐11:09~11:35金時山12:19~長尾山12:55~13:11乙女峠13:21~13:57丸岳


4:30に起床したが、雨はやんでいた。前日夜はよく見ていなかったが、道了尊には自動販売機があったので飲料を購入し忘れても最悪ここで調達できる。便所の洗面台の方は小さくてポリに水を入れるのは少し難しそうである。因みに前日、久島は大雄山駅近くのトイレでそのような洗面台で普通のペットボトル経由でポリに水を入れたので、できないわけではなさそうだが。トップは2日間2年会で回し、終始三田がトップ補佐を務めた。トイレから直進した先の道は明神ヶ岳方面に続くかよくわからなかったので、地図の通りに一旦川の左岸に渡ってしばらく進んでからまた明神ヶ岳ハイキングコース入口で右岸に渡ったが、しばらくしてから左側から合流する道があったので恐らく先ほどのトイレから直進してきた道であろう。道了尊からはひたすら上りが続く。所々でごつごつした岩場があり、登山道がえぐれているところでは枝道ができているところが何か所かあり、土は前夜の雨で滑りやすい。三田が1つ目の林道との交差部で地図読みのために途中で隊を止めたが2年会はよくわかっていない様子。2つ目の林道と交差して程なくして明神ヶ岳見晴小屋があったが、朽ちており壁は穴だらけで緊急時くらいしか使うことはなさそうである。最初の水場の神明水のあたりでは相模灘まで見渡せるが、水はほとんど出ていなくて水汲みはできなさそうだった。


なお、エアリアのピンが少しずれていた(正しくは尾根に向かって西側に曲がり、上り始める直前)。次の水場の明神水では、水量は多くないがポリで水汲みできるほどの水が出ていた。稜線の手前の斜面を横切る途中で沢を渡るところでは岩がごつごつしていて少し注意を払うところもあった。トップを務めていた山下が間違えて沢の上流に向かおうとする場面もあった。稜線に出たところでは箱根山が見渡せ、火山ガスの噴気も見られた。

程なくして明神ヶ岳の山頂広場(正確な山頂は少し先の樹林帯にある)に着き、ここで長たるみする。ここでLはゼリーを差し入れした。写真撮影を済ませて出発したが、次の作業道分岐のピンは実際より少し先にずれていて、作業道はあまり刈り払いされていなくてあまり目立たなかったこともあり、トップ塩野は分岐を見落としていた。次の火打石岳山腹(エアリアでの名称は火打石岳)の看板は火打石岳を巻き始めるところにあったが、エアリアのピンは火打石岳の巻道の途中の山頂の下にあった(両地点間の所要時間6分)。942Pの先はLが一昨年の夏合宿で行った和賀を思わせる密生した高い笹の間を進むが、笹が密生しているところでは登山道はよく刈り払われているので歩きやすい。平坦な箇所は長くなく小刻みな上り下りが続き、晴れて日差しが強くなったので暑くなってきつくなり、特に古田の足取りが重くなってくる。宿泊可能地でもある矢倉沢峠の手前では一気に下りたがそこからは金時山に向かってまた一気に登り始め、公時神社分岐ではみんな暑かったので給水休憩をとる。公時神社分岐からは岩がちになって登りが更に急になったが、太陽が雲にさえぎられたことと人が一気に増えたためすれ違い待ちが長くなったことでそこまできつくなかった。隊が小学生に抜かれるところで自ら水を4発背負っている三田がピークハントをしに行った。三田は山頂で9分待ったとのこと。さすがです。山頂は人がとても多く、靴が明らかに登山用ではない人もいた。富士山は雲がかかっていて、時折山頂だけが少し見える程度であったが、仙石原はよく見下ろせた。古田からゼリーの差し入れがあった。茶屋が2軒やっていたのと時間に余裕があったのでここで昼食休憩をとる。ここでLはカレーうどんを、久島は山菜そばを、島はもう1軒の方のこんにゃくを食べたが、島は食べきれずに残りを他の何も食べていない人たちにあげていた。Lが食べた方の茶屋は見た目70くらいの夫婦らしき男女がやっており、建物の中はマスク着用必須で、食べる時は屋外でも専用の席で他人と相席で食べるようにさせされた。1000円のカレーうどんは具がなかったが、カレーはおいしかった。島がうっかり石の宗教関係のものが載っている台座にザックを置いて座ってしてしまい、おっさんに叱られていた。100円のトイレがあり、大便器の方は汚物タンクの容量の関係で、7セグメントディスプレイであと何人入れるか中に掲示されていた。タンクがいっぱいになると自動で施錠されて(小便器もろとも)使えなくなる仕組みのようである。島は100円玉を持っていなかったが、400円は神様へのお詫び代と称して500円玉を入れてトイレに入った。写真撮影して金時山を出発、今度は岩場の下りが続き、ロープ箇所もあったが鎖場はなかった。ここからも稜線は先ほどよりは緩やかだが上り下りが続く。時間に余裕があったことと次の日は天気が悪くなることから当初宿泊予定だった長尾山は通過して次の宿泊可能地の丸岳まで進んだ。長尾山は見通しがなかったが、丸岳ではカルデラを見下ろせた。

カルデラ内はゴルフコースが目立つが、芦ノ湖まで見えた。サイトマスターは島。夕食の鍋は野菜が明らかに多すぎて汁を追加する羽目になった。15:30に分配したが、天気図まで時間がなかったのでWの人たちは天気図を描き終えてから続きを食べた。sWの三田もやっていたのでL以外の全員が天気図を描いていた。今回の天気図の難易度は簡単ではないが難しくもなく標準的であったが、アリューシャン列島付近の低気圧のところの停滞前線の形が特徴的であった。肝心のみんなの出来は、塩野は細かいところに間違いはあるが等圧線は大体問題なく、古田は等圧線に矛盾があり、それ以外の3人は練習不足でプロットに失敗していた。天気図が終わった後は気温が下がっていたので、テントを立ててその中で茶飯とLからの差し入れのわかめスープを作り、それぞれのテントで小宴会をした。7テンに三田、塩野、古田、山下が、6テンにL、久島、島が入り、就寝は21:00頃であった。


2021年4月4日(日曜日) 曇時々雨

丸岳5:28~(靴紐1分)~長尾峠5:50~(6:20たるみ6:32)~芦ノ湖展望公園6:46~(登山口7:07)~7:08湖尻水門


起床は3:30、起床係は久島。風が強く時折雨が降っていた。テントで程よい気温だったので前日より寝られた。久島によると夜中に通った人がいたとのこと。Lが煮る時間が短いうどんを見つけられなかったせいで7テンのうどんの方が少し時間がかかったが、起床時間に余裕を持たせていたので4:05分配で5:00撤収は慌てなくて済んだ。うどんはおいしかったが、前日の鍋とは対照的に具も麺も多くなかった。ペグが1本少なくなってしまい、探しても見つからなかった。2日目の行動中は時々弱い雨が降ったが長続きしなかったので、地面が少し滑りやすくなりザックが少し濡れるくらいで大きな問題はなかった。丸岳からも引き続き樹木や笹が生えた稜線を進むが、1日目ほど上りはきつくなかった。1044Pの先のコルを過ぎた先のベロと1063P手前の富士見ヶ丘公園は宿泊可能地であった。芦ノ湖展望公園は湖尻水門に下りる道の分岐からそのまま稜線上を少し進んだところだが、霧で景色が見えないので公園には寄らずに分岐で曲がった。このため、公園で差し入れするつもりだった久島は結局差し入れできなかった。そこからはひたすら下りが続いて湖尻水門に下りた。湖尻水門からは桃源台まで1kmほど歩いた。時間が早すぎてロープウェイはまだ動いていなかった。バスで箱根湯本駅に向かったが、こちらでも時間が早すぎて食べるところや日帰り温泉はまだやっていなかったので、下山連絡と反省会以外は主におしゃべりで時間をつぶした。ここで初めて聞いたが塩野は水が足りなくなるところだったとのこと。前日は明らかに冬道ではない感じだったから無理はない。箱根湯本駅のすぐ横にあり、観光地価格ばかりの箱根ではお手頃な値段(といっても800円)の「かっぱ天国」に10:00の営業開始と同時に入り、温泉から出た後はタバコ臭かった洋食屋で打ち上げをして箱根湯本駅で解散し、各自帰途についた。


まとめ

初日は麓から稜線まで一気に登った後、稜線上でも上り下りの繰り返しが続いたので少しきつめであったが、2日目は短かったので合計すると標準的なきつさの山行になった。天気は微妙であったが、1日目は所々で箱根の展望が見られたので悪くはなかった。

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