参加者
OB1年会 CL曽根田
2年会 sFsH重城 sLsE曽根 sW福本 FW吉原
1年会 W池田 W長藤 EW春木 WH古田
2020年12月18日(金曜日) 晴れ
東京=(鉄道)=伊東駅=(タクシー)=天城縦走登山口
集合は伊東駅22:45。途中で吉原から家から駅までの移動中に転倒したために一旦帰宅してけがの処置をするので遅れると連絡がきた。詳細を聞くと顔に裂傷ができて前歯が欠けたとのことで、かなりのけがのようなのでsLは心配したが、頑張って来るとのこと。EチェとFチェは問題なかった。古田と重城から東海道線の遅延のために遅刻するかもと連絡がきた。小田原駅でJRの駅に入ると春木と池田がいた。ホームに降りるとすぐに福本と、それから長藤とも相次いで合流した。福本は湘南ライナーに課金して乗ってきたとのこと。数分遅れていた21:30発沼津行きに乗車すると長藤は古田と合流しようとしたが、古田はもっと後の列車に乗っていた。同じく遅れるかもと言っていた重城はLINEで聞くとsLと同じ列車に乗っていて、熱海駅で合流した。伊東駅に22:34に到着して曽根田さんと合流した。伊東駅から天城縦走登山口まではタクシー移動。吉原のけがが心配だったのでsLと曽根田さんは伊東駅で遅れた2人を待ち、重城、福本、長藤が1台目のタクシーに、池田、春木が2台目のタクシーに乗って先に向かった。吉原、古田の2名は次の23:11の列車で到着した。吉原の顔の傷が長かったので吉原の参加は次の日の朝に最終判断することになった。タクシーの運転士にはこの時期に山に登る人はいないと少し驚かれ、また猪に注意するように言われた。助手席に座ったsL以外の3人は後ろで会話していた。くねくねとした山道を登って23:55頃に登山口に到着、料金は割増で9140円であった。東京ではずっと天気が良かったから予想していたが雪は全くなかった。電波は繋がった。到着しても先発組のテントが見当たらず、風が強くて寒い中ゴルフ場の建物附近で途方に暮れたので重城に電話をかけて迎えに来てもらった。先発組はゴルフ場から少し降りたところにある、ゴルフ場のものではなく登山者向けの方の駐車場のトイレ(3月頃まで冬季閉鎖中)の建物の少し奥まった部分にテントを立てていた。後発組が45テンを立てるときに本体の1つの角のところが大きく破れた。とりあえずガムテープで応急処置をしてもらったが、普通に穴が開いている状態なので次回は買い替えるのが良さそうだ。星空が綺麗だった。最後のテントを立てる良さそうな場所がなかったので、sLは0:30頃に6テンと壁の間にあったベンチの上で寝たが、頭が寒かったこともありあまり眠れなかった。
2020年12月19日(土曜日) 曇り時々晴れ
天城縦走登山口6:44~四辻7:00~(7:35たるみ7:45)~7:58万二郎岳8:08~(8:24馬の背8:25)~石楠立8:43~(8:59たるみ9:10)~9:25万三郎岳9:36~(片瀬峠9:53)~(靴紐1分)~小岳10:02~戸塚峠10:28~(10:39たるみ10:49)~白田峠11:04~11:48八丁池12:17~(12:27八丁池トイレ12:28)~上り行幸歩道入口12:29(~12:31寒天林道終点の広場)
sLは5:30頃に起床したが、そのときには空は曇っていた。ここで長藤の共ポリの水入れ忘れが発覚する。駐車場にあるトイレ以外の水道も全て止められていた。移動中にLINEで水は伊東駅までに汲んでおくように言っておいたのだが。サイトの水が減ることになりそうだ。吉原は問題なさそうとのことで参加を決めた。6:40に重城担当で体操をして出発する。最初のトップは福本で。けがをした吉原を念のためセカンドに置いた。道は基本的に歩きやすい。所々で木の階段が崩壊していたが危険はなかった。四辻から何回か地図上で青線になっている沢を渡ったが水は完全に枯れていた。最初は緩やかだった道が万二郎岳を登るにつれて急になっていく。土が凍っているところもあった。1日目の区間は所々で登山道から外れないように登山道の両側(枝道があるところでは枝道の外側)にロープが引かれていた。万二郎岳に登る途中に晴れ間が出た。万二郎岳の手前で最初のたるみ。春木が少しきつそうだったので、最初のたるみで荷物を少し抜いてsLと福本が持った。後で聞いたところ、ザックのひもの調節が上手くできなかったのもあったとのこと。ここからはトップ古田、トップ補佐重城で進む。吉原は全く問題なかったので春木をセカンドに置いた。程なくして万二郎岳の山頂に着く。山頂附近は平坦で木々が茂っていたが、木々の間から南側を見渡せる。
万二郎岳からは稜線上を進む。稜線上も木々が茂って見晴らしがあまりよくないところが多い。馬の背では北東側が見渡せる。
石楠立を過ぎてしばらくしたところでたるむ。次はトップ長藤、トップ補佐吉原。万三郎岳の直下でやっと所々に雪が見られるようになった。この状態は小岳の辺りまで続いたが、通行には全く影響がなかった。万三郎岳の山頂は木々が茂っていて、見晴らしはなかった。小岳の少し先は稜線が広くて比較的平坦なのでテントを張れる。小岳と戸塚峠の間にある急斜面の下りは道が細くて滑りやすく、落石にも注意しながらゆっくり慎重に通過した。1箇所綱が設置されているところがあったが、頑張れば綱を使わずに通過できる。ここから先は比較的平らな道が続く。戸塚峠を過ぎた頃に曇りだして、この日はこの後曇っている時間が長かった。戸塚峠と白田峠の間のピョコは南側の斜面を巻く。地形図には戸塚峠の先のコルを過ぎたところで分岐して、1197Pを直登して白田峠の手前で稜線から北西に外れる道が記載されているが、分岐は見当たらなかった。ヤマレコの足跡にもこの道の記録は載っていないから多分廃道だろう。たるみでは池田からちくわの差し入れがあった。春木が荷物を抜いた後はここまで問題なく、むしろ池田の方が遅めになっていたので、ここからはトップ春木、トップ補佐福本にする。白田峠の手前のピョコを巻く部分は急斜面を横切る細い道だった。白田峠で南側に分岐する道はぱっと見見当たらなかった。白田峠の辺りは平坦で、頑張ればテントを張れるかも。白田峠の辺りから八丁池までは尾根の北側を巻く緩やかな歩きやすい道が続く。時々トップの春木が間違えて道と交差する沢に進もうとしていた。八丁池の水面はうっすらと凍っていて、周りの木々に葉っぱは全くついていなかったので、いかにも雪がない冬の景色という感じで、これも独特の趣がある。時間に余裕があったので、ここで長たるみをする。重城と池田は氷の上で石を滑らせて遊び、長藤は大きな石を投げて氷に穴をあけ、福本は岸辺の氷を割らずに踏もうとしていた。ここでsLはカントリーマームを差し入れた。歯が欠けるけがをした吉原はかわいそうなことに食べられないとのことだった。確かここで重城から紫色の甘いお菓子の差し入れもあった。
時折晴れ間が出たが、基本的には空が曇っていて長居すると寒くなってきたので出発。ここでトップ補佐福本は逆方向に進もうとした。八丁池から少し離れたところを進み、避難経路との分岐のところでまた位置把握で少し混乱した。八丁池トイレはしっかり整備されていて、この時期は一番東側の冬用トイレのみ使用できた。トイレの前に0.1km先の見晴らし台への分岐がある。その少し先の上り行幸歩道入口の分岐の右側は次の日に進む本経路であるが、左側に少し進むとサイト地の寒天林道終点の広場に着く。場所はかなり広い。サイトマスターは春木。4つのテントを広場の北東側に寄せて立てた。テントを立てたところ、広場の下にコンクリートがあるのかペグが地面に刺さらなかったので石でテントを固定する。池田からプリンの差し入れがあった。sLは生姜を差し入れたが不評で、余った生姜は夜のトマト鍋に入れられることになった。生姜を全く食べなかった人たちにはお詫びの品としてカントリーマームをもう1つづつあげた。福本からはポッキーの差し入れがあった。歩いて数分の見晴台からは八丁池や半島の南側が良く見渡せ、東側の海には大島など伊豆諸島の島もいくつか見えた。富士山は残念ながら雲に隠れていた。
2020年12月20日(日曜日) 晴れ
(寒天林道終点の広場6:51~上り行幸歩道入口6:53~6:54八丁池トイレ7:05~)上り行幸歩道入口7:06~7:19コマドリ歩道入口7:20~大見分岐7:26~(7:51たるみ8:01)~向峠8:22~天城峠8:44~旧天城トンネル8:55~9:02新天城トンネル
人数が少なくて調理中に寝袋を片付ける時間がないので、sLは4:45に起床した。前日よりは眠れた。5:00頃に吉原と福本が応援に入って調理を開始した。湿度が高いせいか最初ヘッドに火が付きにくかったが、一旦付いてからは大きな問題はなく、5:30頃に分配。南瓜のペンネはかぼちゃスープの素が多すぎて少し濃すぎになったが、まろやかでおいしかった。同じテントの長藤は昨晩よりもきつそうで、食べきるのが大変だった。1年会の間での茶飯の評判はまあまあ良かった。6:30頃に撤収して6:45に体操するつもりでいたが、sLがしっかり時間を管理していなかったためダラダラモードになってしまい少し遅れた。古田が荷物を詰めるのが遅かったのでそれを待って体操をして出発。トップは池田、トップ補佐は吉原。まずは一旦八丁池トイレに寄った。トイレ待ちの間に行きたい人は見晴台に行っていいと言ったが、行った人はあまりいなかった模様。上り行幸歩道入口から先は谷の急斜面を横切って進む。所々で道が細くなるので要注意だが、道の傾斜は比較的緩やかなので速度はあまり遅くならなかった。大見分岐の先で道と沢の交差部で崩壊しているところがあったので通過に慎重を要した。断崖を横切るいくつかの橋では看板に1人づつゆっくり通過するように書かれていた。断崖部分は道幅が狭いので、谷から少し外れて傾斜が緩やかになったところでたるむ。福本が行動食にしていた堅揚げポテトが注目されていた。ここからはトップ春木、トップ補佐重城。少し先で越えた沢の下流には山葵田かもしれない設備が見えた。沢を超えてからは向峠の辺りまで稜線の北側を巻く。地形図に記載されている沢を超えてしばらくしたところにあるはずの分岐は見当たらなかった。953Pの下では北側斜面だからか霜が散見された。向峠から943Pまでは稜線上を進む。943Pはサイト適地で、そこを過ぎると再び北側の斜面に降りる。少し急な下り坂で、落ち葉が多くて滑りやすく、また落石に注意する必要がある。少し降りてから再び稜線の北側を巻き、程なくして天城峠に着く。天城峠からは沢沿いの急な下りを進むと旧道の旧天城トンネルに着いた。トイレがあるが3月中旬まで冬季閉鎖となっていた。そこからは引き続き川沿いを下るが道はコンクリートの階段が中心となり、程なくして車道が見えて新道の新天城トンネルに着いた。天城峠バス停は道路に降りてすぐ目の前にあった。電波は繋がった。みんなバスを待っている間に装備を解除して整理する。がら空きのバスでは半分くらいの人が寝ていた。sLが事前によく調べていなかったので、修善寺駅に着いたところで駅の近くには温泉が全くない(温泉街は約3km離れている)ことが発覚する。帰りに途中下車して温泉に寄ることや、先に食事をすることなど様々な選択肢が議論されたが、最終的には修善寺の温泉に行ってから食事をすることになった。ザックを駅の近くに置いて、sLと曽根田さん、福本、長藤、古田の5人は歩きで、重城、吉原、池田、春木の4人はバスで温泉に向かった。温泉は「民宿福井」で1人300円。風呂の基本的な設備はしっかりとしていた。温泉から出た後は温泉街の少し手前にあった洋食屋で反省会を開いて昼食を摂って解散した。解散後はみんなでバスに乗って修善寺駅に戻って荷物を回収し、そこからは各自で電車などを乗り継いで帰宅した。
まとめ
距離があまり長くなくて高低差も小さい経路だったのと、天気もまあまあ良かったので楽々山行になった。1年会にワンゲルの動き方を本格的に覚えてもらう良い機会にもなった。たまにはこのような緩い山行があるのも楽しくて良いだろう。
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