新人合宿バックアップ 三ツ峠山


 新人合宿バックアップとして三ツ峠山に登って来ました。メインピークは晴れ、爽やかな山行になりました。
記:武井
三つ峠山山頂にて

メンバー:4曽根田さん、幕内さん 3 E浦中、L武井、sF,H中渡、2 FW内田、1 新入生6人


4/27(土) 晴れ 東京=(電車)=三つ峠駅▲0

 18時に駒場の学生会館に集合。Lが来た時には、すでに4人新入生が来ていて、装備チェックも大方終わった状態だった。参加者の浦中、仲渡、内田に加え、今回は参加しない今田、原、小林などの2年会が手伝いに来てくれた。また、4年会にもかかわらず、曽根田さんと幕内さんも来てくださった。結局Lがぼーっとしていたら全て準備が終わっていた。みなさんありがとうございます。

 5限があった新入生2人の装備チェックを急いで終え、梅宮さんの車でアプローチする曽根田さん、幕内さんを除いた10人は1910分駒場東大前発の電車に乗り、21時半くらいに三つ峠駅に着いた。電車の中では1年会6人並んで座ってしゃべっていて、かなり仲良くなっていた。

 到着後は待合室に入って荷物を置いたあと、慣例に従い、希望者数人で近くのコンビニに行き、カップラーメンを買って来て食べた。その後、駅の中のトイレで明日の行動ぶんの水を汲んでもらい、諸々準備を済ませた状態で、10時半過ぎに待合室で就寝。8人でぎりぎりだったので、仲渡と内田は外で寝た。そのうち電気は消灯されるかと勝手に思っていたが、結局一晩中点いていた。曽根田さんと幕内さんは3時過ぎにこちらに到着したらしい。



4/28(日) 晴れ、強風

4:37三つ峠駅▲0~5:31たるみ5:42~5:46達磨石~6:23たるみ6:37~6:59たるみ7:16~7:28八十八大師~8:07四季楽園8:10~8:20開運岳8:34~8:40四季楽園8:43~8:52木無山8:54~9:01たるみ9:18~9:21四季楽園9:30~10:13分岐~10:22登山道入口10:32~10:47天下茶屋12:02~12:22御坂峠12:38~12:48たるみ12:03~13:03御坂山13:13~13:39旧御坂峠▲1

 朝は4時前にはみんな起き出していた。Lは駅カンが苦手でいつも全然寝れないのだが、今回も寒くてあまり眠れなかった。1年会の数人と外で寝ていた仲渡もあまり眠れなかったらしい。

 自己紹介と体操を済ませ、地図が読めるほどの明るさになった四時半過ぎに出発。トップは内田に2日間通してお願いする。

 最初は長い車道歩き。達磨石のところには梵字が彫られた石が置いてある。そこから延々と樹林帯の急登が続く。快調に高度を上げていくが、1年会の数人が疲れたとのことなので少し早めにベロでたるんで地図読み。内田正解。晴れてはいるものの風が強くてたるみ中はかなり寒かった。

景色はいいが如何せん寒い

 再出発したが、八十八大師の手前の急登で、新入生の一人が気持ち悪いと言って座り込んでしまった。前日眠れなかった中での急登がこたえたらしい。とりあえず荷物を抜き、落ち着くのを待つ。分離隊を出すことも考えたが、L権者の人数的に他の1年会を一人下ろさないといけなくなるのと、本人が「戻したら楽になった」と言っていたので、内田にゆっくり登るように伝え、セカンドを歩いてもらうことで先に進む。実際新入生の復活は早く、次のピッチでは喋りながら元気に登っていたので一安心。

 四季楽園に着く手前にある屏風岩は岩登りの聖地ということで、間近にみると独特の圧力が感じられた。何人か登攀中の人がいた。沢メンツが岩を見上げ、登る場合はどうルート取りするかについて議論していた。

 四季楽園に到着後、ザックを降ろし、開運岳と木無山を空身ピストンする。開運岳頂上にはNHKの電波塔とかがいっぱい立っていて下界感があるものの、眺望はかなり良かった。富士山、南アや奥の方には北アも見えていた。記念に集合写真を撮る。一方木無山はピークか分岐かわからないあいまいな山頂だった。証拠写真を撮って早々に戻る。

山頂にて。富士山に加えて南ア、北アも見えた

 尾根の途中のひらけた展望台でしばらくたるんだ後、荷物を背負い直し、天下茶屋へ下る。非常によく整備された九十九折の道で、たくさんの人が登ってきていた。

 天下茶屋では慣例に従い、長たるみを取ってほうとうを食べることにする。人数が多いため、離れに通された。個室感があっていいが、暖房が入っておらず少々寒い。サイトがあるので、12人で4人ぶんのきのこほうとうを頼み、分け合って食べた。仲渡と中村くんは追加でとろろうどんを頼んでいた。ほうとうを待つ間に西田くんの靴擦れの処置をした。

天下茶屋のきのこほうとう(1400円)

 食べ終わった後、一人二発ずつ、トイレで水を汲んでもらった。この時浦中に今持っているポリの数を聞いたら「8つ」と返って来た。Oh。そうなると1年会のポリは一発で良かったかと思ったが、もう汲んでもらったからまあいいかと思ってそのまま出発。

 最初の御坂峠までの登りは九十九折のかなり急な道。内田が御坂峠をただの分岐、その先のピークを御坂峠と報告してきたが、まあいいかと思ってそのまま進む。

 御坂山まではゆるやかな登り基調の尾根道が続く。浦中に新入生の数人が疲れていそうだといわれたので一回たるむ。

 再出発後、御坂山に着く直前の最後の登りで新入生の一人の足取りが重くなったので、少々間隔が短いが御坂山頂上でたるみ、荷物を抜く。その後は下り基調の道で、するすると旧御坂峠に到着。

 旧御坂峠は乾いていて平らなかなり条件のいいテン場だった。サイマスは内田。テントを設営し、2時過ぎにはサイト開始。天気が良かったので外サイトにした。人数が多かったのでLは弾き出されて暇人になってしまった。メニューはカレー。とろみがついていておいしかった。仲渡のブキが洗っていなかったせいで大変なことになっていたが、なぜかアルミホイルを持っていてそれで代用していた。

外サイト中

 サイト後は茶屋跡を探索するなど思い思いに過ごしたのち、5時過ぎから宴会を始めた。幕内さん、曽根田さんが1キロの鶏肉をはじめ大量の差し入れを持ってきてくださっていた。仲渡の差し入れの猫缶は結局だれも食べなかった。上級生の名前当てクイズをしたり、人狼をやろうとしてアプリをだれも入れていなくて断念したりした後、7時半過ぎに就寝。夜中は少し雨が降っていたようである。



4/29(月) 曇り、霧

4:35旧御坂峠▲1~5:15黒岳5:17~5:22黒岳展望台~5:28黒岳5:41~5:54すずらん峠~6:06破風山~6:19新道峠6:30~6:52中藤山~7:34大石峠分岐7:50~8:44林道分岐~8:51大石峠バス停

 起床は34半。ヘッドの火がつかないなどのトラブルがあったものの、サイトは30分くらいで完了。撤収も4時半前に全て完了してしまい、日の出まで時間ができてしまった。まさか時間通りに終わると思わなかったな。

 日の出前ではあったが、大石峠には1027分発のバスしかこないので先を急ぎたいということもあり、地図が読めるくらいの明るさになったタイミングで出発する。

 この日はガスっていて視界が悪かった。時々霧雨も降っていた。最初の黒岳への登りは淡々とした尾根道。読みより早く40分くらいで黒岳山頂に着く。

 黒岳は典型的なイモピーク。展望台に行っても何も見えないだろうとは思いつつ、本ルート完遂したいLの個人的な事情により黒岳展望台に向かうが、目印がなかったため行き過ぎてしまう。急な下りになったところでおかしいと気がつき、「ここが展望台です」と謎の宣言をしてから戻った。なんのことはない、展望台は地形図通り、斜度が急になる手前のゆるい斜面にあったのだった。もちろんガスっていて何も見えなかった。


黒岳山頂にて

 黒岳から大石峠分岐までも歩きやすい尾根道が続く。強いて危険箇所をあげるとすると、中藤山と大石峠分岐の間に擦り切れたロープがついているちょっとした岩場があるが、ロープを使わなくても通過できる程度。またその辺りは尾根が痩せているので転落には注意したほうがいいかもしれない。

 大石峠分岐からは九十九折の急坂だが、幅が広い整備された道で、林業で切り落とされた枝がたくさん落ちている他は歩きやすい。読みよりだいぶ早く降り、9時前には大石峠バス停に着いた。Twv2017の記録と大差ないスピード下山を達成したことで、バスが来るまでむしろ暇になってしまった。差し入れの余りをつついたり、反省会をしたりしながらバスを待つ。

 途中、車で梅宮さんと島田さんが現れ、幕内さんと曽根田さんを拾って先に河口湖駅の方面に行ってしまった。残りの10人は少し遅れてバスで河口湖駅に向かう。

差し入れのソーセージ。なぜ全部縦になっているのか……

 駅は外国人観光客でにぎわっていた。駅の庇の下にザックをデポし、20分くらい歩いたところにある開運の湯に行く。1000円(梅宮さんが何かの会員だったので実際は800円で入れた)もするだけあって小ぎれいな良い温泉だったものの、Lはだだっ広い露天風呂に一人で浸かることになり、なんとも言えず切ない気持ちになった。

 打ち上げは肉を食べたいという1年会の希望を反映し、近くにあったガストで行う。1年会の代金はOBが出してくださった。ありがとうございます。

 その後はバスなり電車なり梅宮さんの車なり、思い思いの交通手段で解散。


[総評]
 2日目はガスってしまったが、メインピークは晴れ、平成最後の山行にふさわしい爽やかな山行になった。1年会も楽しんでくれたし、大きな問題もなく終えられて良かったと思う。

(※新入生の個人情報保護のため、一部ブログ用に文章を改変しています)

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