2018年9月6日木曜日

四年会山行~平ヶ岳~


四年会山行~平ヶ岳~


 姫野池より平ヶ岳

長い夏休み, せっかくだし晩夏に一ついい山を登ろうか。部活ではノータッチな山であるが社会人になってから行くのが厳しいような山奥の名峰に行きたい。ふと頭の中である百名山が思いついた。―平ヶ岳―。去年の越後三山から越後の山の美しさと静かさに魅了され虜になってしまった自分を思い出した。きれいな草原, 湿原, 池塘が広がり, 越後の山でありながらのっぺりとした特徴的なその山はきっと心を癒し, 潤してくれるに違いない。当初は平ヶ岳に行ってみたかったという田嶋と二人で行くことを考えていたが, 院試や就活が終わり暇になった4年会にも声をかけてみた結果この5人が集まった。振り返ってみると, 2年前の八ヶ岳面子。はたして, 平ヶ岳は我々を温かく迎えてくれるのか。

面子: 飯沼, 島田, 田嶋, 西山, L根岸
9/5()晴れ

東京=(自家用車)=平ヶ岳鷹ノ巣登山口

平ヶ岳へのアプローチは走行距離280㎞と長い。それを見込んで集合は本郷1600。島田はここでは書けないようなことを出発前からやらかしてくれたので, 面子全員そろって大爆笑。5人全員, 車に乗って直ちに本郷を出発。行きは東北道経由で尾瀬を通るルートをとり, 高速は那須塩原で降りた。そこから先は100㎞を超える下道ドライブ。鬼怒や尾瀬の道を長々と走る中, 面子は数々の山行の思い出を語っていた。登山口には11時前に到着。日の出1時間前に出発することにしたので, 4時出発として早めに就寝。

9/6()晴れ

平ヶ岳登山口4:19~(たるみ10min+15min)~下台倉山6:23~7:04台倉山7:14~白沢清水7:52~(たるみ10min)~姫ノ池907~9:34平ヶ岳10:30~(水汲み5min)~玉子石11:10~11:30姫ノ池11:50~(たるみ10min)~台倉山14:08~(たるみ10min*2)~15:30平ヶ岳登山口

330起床。西山は昨日の運転の疲れのせいか, 眠そうである。出発を遅くするか聞いたところ, 本人は400出発でいいというので, 予定通り出発することにしたが結局20分ほど遅れを取った。入山してから少し上ると沢を渡る木橋があり, そこで水汲みを行う。すこし急な坂を上ると標高1000m程度のところで切り立った尾根に出る。この時点で眺望はかなり良くモチベか高まるはずだったのだが, この時間は生憎の曇り空。燧が見えない。。。面子は一斉にL(根岸)を非難するがどう考えても西山のせいだ。
だが下台倉山付近の急坂に差し掛かるところで燧辺りの雲はきれ始め, 主稜線方面は青空がかかり朝日に映えていた。下台倉山を通過したときには低い雲海に燧が浮かんで見えており一同テンションが一気に高くなる。一同「うわあいい天気だなぁ, みんなありがとう!」。Lは俺なんだよなぁ。。。


台倉山の稜線から燧。東側はつねに好展望
 
台倉山まではずっと燧方面の眺望が良い尾根道であり, 燧が常にきれいに見えた。台倉山から白沢清水までは眺望なしの樹林帯で, 一昨日の台風の影響のせいか付近の木々がなぎ倒されており, 登山道を阻んでいたが, 通過することはできた。姫ノ池手前の急坂でとうとう森林限界を抜ける。樹林帯は笹原へと変わり, その笹の背丈も徐々に低くなり, 姫ノ池手前では草原が顔を見せる。姫ノ池は平ヶ岳全体のシルエットと広々とした池塘がとても美しい。
 
歩いて早々玉子石との分岐に出るがまずは平ヶ岳へと向かう。越後の山にしては珍しく平ヶ岳までの主稜線も高木がいくつか映えていた。

山頂標付近の眺望は0である。

ほどなくして山頂標に到着。ただここは本当の山頂ではなく三角点があるだけらしいので, もう少し先の木道を歩く。木道は最高点までは伸びておらず通行止めになっていたのでかなり残念ではあったが, 景色は抜群なので満足。植生の回復のために通行止めにしてるらしく, 回復したら木道を伸ばすつもりなのかもしれない。通行止めから先に道がありふみ跡がついている時点で, 昔はおそらく登山道だったのだろう。通行止め近辺は広い草原が広がり, 上越国境主脈, 越後三山, 巻機山, 尾瀬山域全てが見渡せた。1時間ほど山頂でゆっくりして引き返す。
広がる草原と尾瀬山脈

池塘と裏越後三山主脈
次に玉子石に向かうが途中の平ヶ岳沢源頭で水をくむ。ここの水は水量が多く冷たい。玉子石は面白い形をしているが風化が激しくいつ崩れるかもわからない。奥にある池塘群がきれいで乙な風景であった。
沢の水量はこのシーズンでも申し分ない。冷たくて美味い。
玉子石は背景の池塘群と山脈と見事にマッチしていてなかなか乙な感じ。

全員平ヶ岳山頂の散策にご満悦の中, 帰りたくない気持ちを胸に抱きながら下山。

下山後は小屋に泊まろうということで奥只見湖沿いに伸びる樹海ラインを走ったが, 急カーブが多い, 谷が深い, 30~40km程度の長距離の道路のため結構めんどくさい。夜中アプローチする際にはこの道をとることはお勧めしないが, 使う際は気を付けた方がいいだろう。
風呂は念願の銀山平「白銀の湯」に浸かる。予想通りここのお風呂はよかった。浴場のちょうどよい湯加減, 露天風呂から見える美しき山々。下山後の癒しにもってこいなお風呂であった。
帰りはシルバーラインを使って巻機小屋まで下道, この時田嶋と島田は経済学の話をしていたが島田に対する田嶋の当たりがとてもきつく「おまえ」とか「アスペかよ」という暴言が田嶋の口から出てくるのが面白く一同大爆笑。打ち上げは巻機小屋で焼き肉を食し, 温かい布団で就寝。小屋内はカメムシがうるさかったりしたが快適だった。

総評
平ヶ岳登山口から上るルートは一見皇太子ルートと比べるとデメリットしかないように思えるが, 健脚で体力がそこそこあれば, 急坂が少ないことと樹林下の区間がすごく短いことを踏まえれば長い間眺望を楽しめるというメリットがあることがわかった。山頂付近は期待を裏切らないだだっ広い草原, 湿原が広がり, 人もあまり来ないので俗世から離れた素晴らしき名峰とみてもいいと思う。白巻経験者は, 白巻きを思い出すほどよかったと言ってくれるほどであった。運転ができる人で, 夏休み中暇な時があるならばぜひとも一度は足を運んでみてはいかがだろうか。
 

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