記.松峯
参加者
1ジョージくん、須藤くん、宮島くん、原くん、吉田くん 2EWH黒瀬 3今本、勝木、F坂田、L松峯 4根岸さん
4/28(土) ☀️
駒場=(電車)=富士宮=(バス)=白糸の滝〜休暇村富士▲0
アプローチなのに長い一日だった。車アプローチの根岸さん、今本以外は10時に駒場に集合し、新入生の装備のチェックなどを行う。勝木は50分くらい遅れてきた。Lも10分ほど遅れてしまったが(ので勝木を責められなかったが)新入生と黒瀬、莉奈ちゃんは集合より早く来ていたのでLの到着する頃には準備のあらかたが終わっていた。ありがとう。莉奈ちゃんの提案により根岸さんに連絡して一年生のザックは根岸車に乗せてもらうことにした。
ところでL以外の上級生の観光モチベは低かったのか、全然乗り気でない。「久保さんみたい」とか言って痛烈に批判された。莉奈ちゃんなぞ観光のためだけに集合が早いのを知ると不機嫌になってしまった。せっかく駒場に集合したのにそのまま実験をしに行ってしまうところであった。時間があるのでチンタラしていたら予定していた電車の次のに乗る羽目になったため、渋谷駅でダッシュ。須藤君のアクティーに乗りたいという意見を反映したためだが、アクティーって別に特殊なものではなi… 電車はポカポカして陽気でまさに「ゴールデンウィークはアクティーで!!」のポスターになりそうなゆるふわな雰囲気に包まれている。熱海でみんなで立ち食い蕎麦を食べたが人生初だった。長野出身の宮島君はなんか蕎麦を語っていた。富士宮ではバスまで30分ほど時間があったのでイオンへ食料を調達しに行く。Lはここで2,000円の時計を買ったが、元々日付けがずれていて直らない。
白糸の滝。地層から湧き出る水流 |
田貫湖から。 |
が、黒瀬、宮島を筆頭に滝よりも植物に興味を持ち出す。セリやクレソンを水辺で見つけていた。黒瀬と一年生は反対に広がる林にも興味を示し、黒瀬は宮島に先にたらの芽を見つけられて悔しそうだった。結局1時間くらいそこで過ごし歩いて休暇村富士へ向かう。
ひたすら国道を歩くこと一時間半、登山道に入ってすぐのところでオカン決定。このリゾート地は田貫湖越しに富士山が見えてLはご満悦。しかも満月!
日帰り入浴は残念ながらお昼の二時間ほどしか受け入れていない。このホテルの正面玄関の左側の水道では富士の天然水を汲める。夕方に東京を出た根岸車がなかなか来ないので、一年生は荷物がない。それでも、一年生は黒瀬に勧められて買っていたらしいカップラーメンを食べたりして楽しそうに時間を過ごしてくれた。ところで、一年会は元気で、駒場から就寝まで、仮寝もせずに延々喋っていた。若い。(よくよく聞いているとクレオパトラの腹の話などなかなか興味深い内容だった。)21時すぎに根岸車が到着した。根岸さんは買ってないFを買うand車を回収しやすい場所にデポるためにまた出かけて行った。一応4時半出発にして一同就寝。入山連絡を入れる。根岸さんを待つつもりだったが寝てしまった。12時くらいにヤットついたみたい。お疲れさまです。。
4/29(日)☀
▲0休暇村富士4:50-(道間違いで20分)-6:05休暇村分岐6:15-6:50テーブル・ベンチ-7:04(たるみ)7:15-7:17(靴擦れ手当て)7:27-7:42長者ヶ岳7:53-ゆるいコブ8:14-9:13天狗岳9:23-9:27(手当て)9:44-9:50鉄塔10:15-11:20(たるみ)11:30-12:05熊森山-12:30(たるみ)12:40-13:05猪之頭峠13:20-(地図読み8分)-14:15雪見岳14:39-15:13金山-15:32第一地蔵峠-15:47第二地蔵峠▲1
4時頃起床。トイレがちょっと遠かったり(田貫湖の方のキャンプ場のを使っていた)で出発が遅れる。体操をして4:50黒瀬トップで出発。出発して3分ほどで巻かない尾根を巻いていると上級生で話になる。黒瀬が責められ戻って再出発。しかしその道(オカンしていた登山道)も西に向いていておかしい。結局黒瀬があっていて、戻って再再出発。すみません。
最初の1pは登りが続くが急登ではない。ジョージくんが少し遅れ出し、ゆるゆると進む。休暇村分岐からはずっと稜線上。途中でジョージをセカンドにチェンジ。ポリが空になると軽くなって少し元気になっていた。今日中に毛無山まで行って、明日早く下山して湖で遊びたいねーと根岸さんとかと話をしていた。(もっとも、莉奈ちゃんは早く帰京したそうだった。)テーブルベンチは、本当にテーブルとベンチであった。ピンにする価値が頑張っても見出せない。一年生の靴擦れの手当のために隊が止まる。
そんなこんなで早速ついた長者ヶ岳は見晴らしの良いピークで、東と西が開けており、東に富士山、西に南ア、八ヶ岳が見える。ここで早速集合写真を撮る。これからが楽しみなピークであった。ちなみにここから破線ルートになるも、トレランの大会の開催地だから綺麗に刈り取られていて、なぜ破線なのかわからない。一部細い稜線があるが木も生えているし怖くはない。上級生の中で中津さんがトレランしてそうという話になった。だが、トレランの爽やかさがないから違うという結論に落ち着いた。
長者ヶ岳。 |
鉄塔で彼が両足がつりそうだと訴えたので長たるみ。今本が地図読みを出していた。送電線マークがわかれば一発でわかるという代物。開けていて、富士山とアルプスを両側に望める原っぱのような気もちの良いたるみ適所。鉄塔の真下には扉のない無人小屋。頑張って5人ほどしか寝れなさそう。泊まりたくはない。そこで登山客3組ほどが通って行った。
そこから細かいアップダウンが続く。ジョージくんの歩みが芳しくなく、いもピークの熊森山からの200mの下りに差し掛かっても変わらないのでポールとシュラフを抜く。上級生に割り振ったがなんだか醜い争いをしていた。抜いた途端目に見えて隊の進行が早くなった。もっと早く抜いてあげてればよかった。
猪之頭峠から順調に進む。途中今本がまた地図読みを出してくれる。出した誰かさん本人が何かを砂防堤のマークと取り違えており、該当箇所で砂防堤がなくてびっくりしていたのは興味深かった。ここら辺は単調で雪見岳には何もない。金山にも何もなかった気がするが記憶にないし記録にもない。たまに細い稜線があるが問題ない。一定のペースで進む。この隊は元気で、単調な稜線歩きの連続でも終始賑やかだった。1年会は宮島、原、2年会は黒瀬、3年会は今本、4年会は根岸さんと各学年のお喋りさんが集っているからだ。上級生の話題はなぜかヤブが多かった印象。
アップダウンは続き、ようやくサイト予定地だった第一地蔵峠に差し掛かるが、稜線が狭いので(45天一式とかなら張れそう)、地形図でも広そうな第二地蔵峠へ進む。今回は7天二式なので、かなりの平坦地の広さが求められる。。ギリギリ張れそうなのでここを幕営地とする。ちなみに第一と第二の間にもサイト適地がある。第二から西の方向へ下って往復10分ちょいのところに沢があり、根岸さん、坂田、勝木、今本に水汲みに行ってもらう。その間に黒瀬と私と一年会でテントを張る。経験者が多いからか、めちゃくちゃスムーズに張れた。そして外サイトでトマトスープを食べる。チーズ、舞茸、ソーセージ、ベーコン、キャベツなどいろいろ入っていて美味しかった。夕方の富士山を見ながらご飯を食べるという贅沢なサイト地。まんまるなお月様が富士の山のてっぺんから顔を出す。サイコー。Lはスマホの不調により途中から一切写真を撮れず、悲しかったが心のシャッターを押しておいた。この図を見ながら歴史好きの宮島君は富嶽三十六景がうんたらとか言って原君と話していた。よく話すなあ。
須藤君は頭が痛いと言っていたが軽い熱中症だと思ったので沢山水を飲ませた。吉田君はかぶれたみたいだったがヘルボの薬を塗って対処。二人とも19:00すぎからの宴会に参加してくれた。おなじみ自己紹介から、東大生あるあるの「科類」を省いてもらった。みんな宴会もそこそこ楽しんでくれたみたい。ジョージ君と須藤君は仲良く寝転がりながら参加してくれた。20:30前解散して就寝。黒瀬宮島はオカン。
4/30(日)☀→🌤
第二地蔵峠▲15:00-6:13(たるみ)6:23-6:33丸山-6:43アルプス展望6:47-7:03毛無山7:31-(道間違い)-7:44毛無山-9:00タカデッキ9:15-9:57雨ヶ岳10:20-10:57小平地-11:26平坦地-11:36端足峠12:15-12;50分岐-13:02端足峠入口
3半5。Lのテントは吉田君が立派に起床係を務めてくれた。前日決めた割り振り通りに混乱なく朝サイトが進む。3:50には終わった。メニューはトムヤンクン。隣のテントは辛い甘いでバランスが取れると言っているのが聞こえたが、Lのテントは茶飯にレモン風味のパウ水を用いてしまったため、どちらもなんだか酸っぱかった。
撤収は4時半でもう外は明るかった。余裕を持って進行していた。朝の富士山は幻想的であった。富士山は登る山ではなく視覚を悦ばす山なのは間違いない。
さて朝一、丸山までは登りが続く。皆テンションが朝から高くペチャペチャ喋る。朝の静かな空気を味わいたいLにはやかましすぎる。ジョージくんは感覚をつかんだのかゆっくりながら一定のペースで進み、ほぼ読み通り。丸山からは気持ちの良い笹が広がる割と開けた稜線になってくるのでサクサクすすむ。安倍奥を彷彿させる雰囲気。
アルプス展望には、自然の展望台(巨石)があり、登って富士山の景色を堪能。反対側にも巨石があり、一部の物好きな上級生は富士山に背を向けていた。もっと物好きな上級生はこの辺から木登りの味を覚える。隙あらば木登りをしていた。退化?
毛無山では写真撮影。逆光。そういえば長者ヶ岳でもきれいに逆光だった。差し入れで根岸さんがこんにゃくぜりー(上級生の分はじゃんけん)、りなちゃんがチョコレートケーキを出してくれた。とても気分が良いので長たるみをするが、「あと5分、間違えたあと3分」とアナウンスすると一年生があと五分でもいいのにと囁き合っていたのであと五分に訂正。結局30分くらいたるんでいた。気分が良くなりすぎた黒瀬は毛無山の分岐で自分の行きたい方向にどうどう進む。「この先藪」とかかれているのを「こんなもんかなぁ」と彼はと思い、 “いい稜線”に突っ込む。上級生もみんな「こんなもんかなぁ」。いや、こんなもんじゃないです。角度が90度違う。黒瀬が気づいて結局引き返す。コンパスチェックしてなかった上、道標もあるのに間違いに気づかなかった上級生も上級生。
とりあえず毛無山ですっかり元気になった一年会はこの先サクサク進む。良い稜線だなあ。雨ヶ岳もいい山。黒瀬勝木今本は猿化したので野に放っておいた。ここでも気持ちよすぎて長たるみ。ここから本格的に下る。
少し急な坂をゆっくり下ることに飽きたのか、今本、勝木は藪を漕ぎ始める。彼らが時折前に出すぎるのもあり、根岸さんの藪ディスりが始まる。りなちゃんは藪も悪くないと言い出す。根岸さんは聞き入れない。昨日は藪隊の夏合宿に参加するかもって言ってたのに。。。埒があかない。最初根岸さんは今本ってあんなやつだっけと言い出し、最後の方は今本と勝木が一緒くたになっていた。下りの途中から左手に本栖湖が見え始める。白樺の白と、新緑の緑と鮮やかな湖のブルー、つつじ?のピンク、そして微かな霞が混じり合って信じられないくらい綺麗だった。この時点で珍しく無言になっていた一年生はちゃんと景色をみていただろうか。単調な下りが長く続き上級生も無言になる。
ようやく端足峠につくと、一年生に採決。「竜ヶ岳に行きたくない人〜」一年会全員挙手。みんな足も痛いし結構ギリギリみたい。仕方ないORはカット。時間がだいぶ遅かったので結果的にはこれでよかった。そこから地形図はかなり急坂だったのでみんなびびっていたが、つづらおりだったのでネットの記録どおりハイキングみたいなコースだった。いつになく早いペースで下山!!下山するなりLはガードレールを超えて本栖湖へ向かった。とっても気持ちのいい湖だった。この湖で前夜泊したかった。
さてここを末端としたが電波は一本しか立たず電話は通じなかったので、末端はここから40分ほど歩いたところにあるゲートにした方が良いだろう。
さらに30分ほど歩きバス停へ。Lはバスまで30分以上あるのでビールとポテトを買った。そこの売店の92歳のおばーちゃんと話すこと10分、バスが来ると言って別れた。しかし、バスがこない。結局1時間ほど遅れてきた。とうやらGWで道が混んでいたみたい。富士山駅までも渋滞に引っかかる。結局日が暮れるころに温泉に入った。その後近くのラーメン屋さんで打ち上げて、電車がやばいのでいそいで駅へ。中央本線が人身事故の影響でと止まったので、京王沿線に住むLは終電に近い京王線に乗るはめになった。新宿行きに乗ったのに下りた時は八王子行きだったが、寝ぼけていてうろ覚え。
まとめ
アプローチも入れて3日間ずっと晴れて、非常に爽やかな山行でした。一年生は全員楽しんでくれたみたい。上級生にとってはぬるかったことと思いますが、それでも天気と眺望(と木登り)のおかげで満足してくれたことと思います。個人的には色々と不発だった岩菅山のリベンジになりました。
三つ峠などと比べてアプローチに時間がかかる、GWに行くと路線バスが渋滞に巻き込まれるなどの難点はありますが、この時期に出すのに素晴らしい山域であることは確かです。帰るのが遅くなってごめんなさい。
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