2017年4月30日日曜日

新人合宿バックアップ 三つ峠

新人合宿バックアップ三ツ峠FB
メンバー:3年会cL高橋、H張、F西山、2年会sL今本、EW佐久間、1年会黒瀬

 



○4月28日(金)
駒場=三つ峠駅▲0

 18:00集合完了少し前ほどに学生会館に到着すると、佐久間がすでに黒瀬くんの装備点検、E装の受け渡しなどを終わらせてくれていた。土壇場での予定変更となってしまうが人混みを避ける為、余裕を作る為集合完了を19:00に遅らせた。非駒場アプローチの3年会の集合時間も統一したほうが良いということで、去年の三つ峠に全員集合した時刻から目安22:00現地集合完了とメーリスに流したが、直前の連絡だったので当の非駒場アプローチの二人からはリミットに間に合わないと連絡が届いた。そのこと自体には問題はないものの、準備の甘さが早くも露呈してした。とにかく1時間ほど猶予が生まれたので、雑談しながら佐久間がEチェックを始める。ここでまたもL缶の調達忘れが発覚した。部室のカス缶を複数個歩荷することでこれの代用としたが、既に敗退の兆候が見え始めている気がする。ただ黒瀬くんも大分馴染んでくれているようで、この山行の第一目標である歓待の雰囲気としては問題なかったろう。現地では先年に倣い、駅近くのコンビニで買ったラーメンを黒瀬くんとすすりながら、待合室で全員が揃うのを待った。去年はFラン高校並みに窓が割れていた簡素な待合室だったが、今年は紙を貼り付けて簡単な修繕が施してある。それでも夜風はほぼ完封されていた為過ごしやすさは段違いだった。オカンする必要もなく6人とも無事待合室内に収まった。23:30頃には就寝した。

○4月29日(土) 晴れ
4:28三つ峠駅▲0-(たるみ11分)-5:38達磨石-(たるみ10分)-7:10八十八大師7:20-7:52四季楽園8:07-8:18木無山-(展望台にてたるみ4分)-8:30四季楽園8:36-8:44開運山9:06-9:11四季楽園9:16-9:53林道終点10:05-10:15三つ峠登山口-10:28天下茶屋11:31-11:50御坂峠-12:24御坂山-(停止5分)-13:04旧御坂峠▲

 15時から18時にかけての天気予報が思わしくなかったので、早い段階で天場に着いてテントに篭れる準備をしておこうと、出発は去年から30分早めた4:30に設定した。3:50には皆目を冷まし各々黙々と朝食をとっており、撤収も問題なく4:28には1p目を始めていた。線路向こう遥かに朝焼けの山の端が燃えるように赤く染まっている。眺望の良さがウリのこの山行は上手く晴れれば何度もこういった景色が望めるのだろう。だから午後の天気に一抹不安を残しながらも、全日程とも快晴が続く予報はやはり嬉しかった。天候はsL以上に隊全面子総じた人徳に基づくのだと改めて思う。黒瀬くんはエキカン経験は無いものの流石に寝袋慣れしているようでぐっすりと眠れたらしい。2年会がsL以外に佐久間しかいないためしばらくの間体操、トップは彼任せになった。日始めのピッチは40分程で切ろうと思ってはいたが、林道かつ登りも緩やかのため、結局50分で1pとなった。795mでは分岐があり、地図には無いが左側の道を行くと短縮して本道に合流できる。同じような地形が700m付近にもあったため間違わないように注意が必要か。sLは朧げな記憶を頼りに危うく左側を進みかけた。終わりなく続く微急登に徐々に隊員に疲労が見え隠れし始める。後になって思うが、この辺りからスピード上げ上げのこの山行の兆しが現れ始めたように思う。ただこの時点で佐久間はペースキーパーとして優秀で、前半ピッチにありがちな無理な消耗は避けられただろう。又覗きは眺望に優れ富士一体を見渡せたためそこでたるみをとった。富士中腹にぽつりと落ちる一雲の影が涼けさを誘う。たるみ中その雲(レンズ雲)について西山さんの講義が始まった。富士にぶつかった風が山岳波を起こすためにそれに乗った空気が一部急冷、加圧されて生じるらしい。へー。1160m,1320mで行った地図チェックに黒瀬くんは軽く助けを受けていたものの難なく位置把握できていた。四季楽園に到着するまでには去年から一時間近く時間を巻いていた。そのせいか山頂までで出会った人数は数えるほどしかなく、去年に比べて酷く閑散としている。始めに木無山に行き相変わらずのイモっぷりを確認したが、引き返す最中に去年は通らなかった展望台への分岐を見つける。看板のような代物もなく、ただ質素に道が伸びているだけの三叉路だったが、そちらの道の奥には木無山の印象を全て塗り替えるほど満足感のあるパノラマが据えられていた。記念写真を撮り今度は開運山を目指す。途中西山さんと黒瀬くんがピークハントとして走り始めるも、数秒も立たずに速度を落としている。設置されていた反響板(?)の意味を二人して考えていたらしい。結局また突如走り始めた西山さんがピークハントを制した。側から聞くとグダった末の勝利の気もするが、これが年長者の意地なのだろう。四季楽園からの下り道はそこここが泥濘んで真直ぐ進むのに困難が伴う。この頃になると登山客が一気に増え始める。山頂付近での去年との違いはやはり単純に時間帯によるものだったのだろう。林道との分岐でたるみを取り、出発するやいなや元気そうなお爺さんが声をかけてきた。やっぱり麓の方から登ってきたのか、と聞かれ三つ峠駅からと答えた。爺さんは一通りそれは良いと褒めちぎった後、車で中腹まで来て登山するのだったら丘を登るのと変わらん、ありゃダメだと言い放って笑っていた。が、肝心のお爺さん本人が車で来ているらしい。清々しいブーメランっぷりは突っ込みを誘ったが隊員はこれを難なくスルーしお爺さんと別れた。下山後になって解ることだが、皆突っ込みたくなる衝動を感じつつも周りの反応の薄さから遠慮してしまったらしい。要はお見合いである。天下茶屋には11:30に到着した。まばらに人は居るがこの時間帯はまだ昼時には早く去年ほどは混んでいない。きのこほうとう一膳、ほうとう二膳を頼む。例年通り一年会にほうとうの大部分を譲る方針で当たったが、今回は一年会が一人しか参加していないので結局黒瀬くんの許容量を超えて押し付ける形になった。ほうとうハラスメントである。ほうとうを食べ終えて水を汲み、しばらくゆっくりしてから出発した。この時点で15時から18時の天気予報は多少持ち直しており、最悪雨が降る程度で済むかという憶測になっていた。爽やかな春晴れの中御坂峠まで登る。佐久間ばかりにトップをお願いするのも悪いだろうということで張さんに代わってもらった。四季楽園から天下茶屋までの道は体感的にはスピードは出ていなかったものの、読みでは0.5、0.6倍が連続していた。そして以降もこのペースは持続されている。常に上り調子の御坂峠までの道は流石に速さをひしひしと実感することになったが、それ以外では特に無理をしてペースを上げている印象はなかったように思える。御坂山から急御坂峠へ向かうさなか1571m地点ほどでトレランの列が隊を追い抜かして行った。元々狭い稜線歩きをしていたので隊は完全に足を止めピーク向こうへ消えていく影の群れを眺めていた。もはや小たるみとなる5分ほどしてようやく最後尾の方が走り終えた。旧御坂峠には思いの外時間に余裕を持って到達することができ、テントを張ったあとは天気も申し分なかったので、休憩と称して各々昼天の下仮眠を取っていた。14時頃になり薄雲が辺りを多い始め気温は明瞭に下がった。風吹き小雨も振り始め、時間は少し早いもののいよいよ天気が崩れ出したようで、とりあえずテントに皆で篭った。佐久間の提案でザックは廃屋茶屋の中入り口付近に固めて置いて雨風を凌ぐことにした。この頃にはまた15時からの天気予報はABC三段階のBからCと悪化していた。サイトを終え、宴会は17:30からということで皆テントの中で過ごす。西山さん、張さん、sL、佐久間が横になって寝ていた為に高橋さん、黒瀬くんはこの間正座しかできなかったと後で聞いた。雨こそ強くないものの遠くでは引っ切り無しに雷鳴が轟き、空電が何度もラジオから流れた。ただ昼寝から覚める頃にはいつしか天気は快晴に持ち直していた。宴会では一通り自己紹介を終わらせた後、高橋さんが日常的にリツイート8000を稼いでいること、ロシア語クラスの派閥や情勢、佐久間によるその重鎮の個評など取り留めのない話をし、締めは「イナイチ(国道171号)」談、「ぬくみ峠(国道157号)」談を高橋さんが語ることで宴会を終えた。19:30には皆就寝した。sLは慣例に倣ってオカンを敢行したが、深夜は風が吹き荒れ凍て付くばかりに冷え込んだ。寒さのために何度か目を覚ましたが、常にテントの方から誰のものや知れぬいびきが聞こえていたのが印象に残っている。


4月30日(日) 晴れ
4:57旧御坂峠-5:41黒岳5:43-5:46展望台6:00-6:02黒岳6:04-6:15すずらん峠-6:25破風山-6:36新道峠6:47-7:03中藤山-7:33不逢山-7:38大石峠8:12-8:56登山口-9:02大石峠入口
 翌朝は3:30起床とした。起床係の黒瀬くんの時計が多少遅れていたようだが、それでも数分ほどの差だったため問題はなかった。撤収は迅速に終わり5時前には天場を出発した。ここ数pは常に左手の景色を富士が占領していた。それが背後の山あいからみるみる登る朝日に照らされて圧巻の憧憬を形作っていた。去年は1p目で登り58分となり負担が重かったそうなので、今回は兆候があれば多少強引にでも小休憩をとって体力を温存しようと考えていたが、結局40分ほどでさして疲れた様子もなく黒岳に到着した。西山さんがピークハントに駆け出す。も、誰も付いて来ずしばらくしてから張さん、佐久間の順に早歩きで後に続いた。展望台で一通り休憩し、黒岳に戻ったのはちょうど6時頃。河口湖方面行きのバスは8:42、10:27、11:57と3つあったが、これまでのペースをキープできれば10:27には楽に乗れるだろうということでこれを目標とした。黒岳を超えた辺りからトップを西山さんにお願いしたが、この区間は0.4倍、0.5倍という快速の記録を叩き出している。体力が持つかは知らないが、西山さんトップの使い方次第では意外と8:42のバスは見込みがあったのかもしれない。そうして順調に大石峠まで進みたるみをとった。途中破風山ー新道峠間にカメラスタンド付きの展望台が作られていたため、また機会があれば利用してみても良いかもしれない。道中のすずらん峠は雑木林の参道に看板を立てただけの様だった。ピークの破風山も立派なイモ山だっただけに、大石峠の過ごしやすさは別格に感じられた。そこは日当たりの良い斜面に開かれた広場然としており、周囲に視界を遮る木々も少ないだけに眺望も悪くない。広場を取り囲む様にして芦の群が点々と植わっており、稜線を吹く風が、砕かれ、和らげられて流れてくる。晴れていれば絶好のたるみ適地である。まだバスの到着時刻には余裕があったためそこで長たるみとした。結局sLのいい加減さから滞在はずるずると伸びて34分となりようやく最後のたるみ地を後にした。これ以降はたるみ適地が無く、ロングピッチとなることが予測された。似た景色ばかりが続く九十九折れの針葉樹林帯を延々と降る。途中斜面下方向の右手にある谷が遠ざかり近づき、ついに右手には見えなくなった。その後しばらくして砂防堤防が見え始めた辺りからようやく景色は変わり始めた。一つ目の堤防すぐに分岐があったが、今しがた来た道から真直ぐ伸びる道は、そちらを探索した佐久間によれば外れの様だ。結果的に最初に選んだ左に下る道が当たりだったのだろうか。その後地面がアスファルトに変わり、ほどなくして車道、大石峠入り口に出た。そこで1時間半の間バスを待つ。去年富士山駅発のホリデー快速は混んでいたために座れなかったことから、始発の河口湖駅案が浮上した。温泉の施設などは富士山駅周辺に比較的充実していたため、富士山駅とどちら側に行くかしばらく迷っていたが、張さんが河口湖発バスの予約を取れたこと、黒瀬くんがタイミング良く蕎麦を食べたがっていた(誘導尋問染みていたが)ことから、河口湖駅周辺で一昨年(2015)と同じ開運の湯ーそば屋ルートを取ることとなった。反省会を済ませバスを待つまでの間、成人面子は西山さんリーチの泡立ち麦茶(ロング缶)を回し飲んで過ごした。その後ようやくついたバスに乗り込み、まどろみながらバスに揺られて河口湖駅に着いた。河口湖駅は果たして観光客で溢れかえってはいるものの、その賑わいは駅周辺の狭い範囲に留まっている。道一本を隔てると、途端に酷く閑散として日照りの下の静けさが辺りを覆っていた。開運の湯まではグーグルマップが示した零細な街路地をゆく。エアリアと違いこちらの行程は読み1.1倍という惜敗(?)に終わった。開運の湯では露天風呂に他の客が居ないことを良いことに、各々水鉄砲の射撃訓練が始まり不毛な光景を呈していた。中でも目覚ましい上達を見せる高橋さんとは対照的に、黒瀬くん、佐久間、張さんは偶に飛びかかる流れ弾を受けるだけでやり返しもせず生暖かく様子を見守っていた。風呂上がりの休憩もままならないまま銭湯の裏から出、不動茶屋という蕎麦屋に入った。蕎麦屋、と銘打ってはいるがメニューの中にある蕎麦料理は思いの外少なかった。河口湖発のバスの時間が危ういということで食べ終えた張さんが一足先に席を立った。食事を済ませた後は黒瀬くんの意向で河口湖畔で遊び、すんでのところで15:30の各停に乗り込み帰路に就いた。各停はトーマス仕様の特別な代物で海外からの観光客やちびっこたちが長々と列を為していたため、当初乗れるかは怪しかったが、運よく二駅目には全員座ることができた。そのまま陽気な午後の日差しの中、皆で東への帰路についた。早めの下山だったが、結局去年と帰りの時刻は変わらなかった。

まとめ
 晴天の三つ峠山行を楽しんで貰えたそうでこの企画を出して心底よかったと思う。後半0.5倍読みなどで先を急げたのも一重に黒瀬くんの体力のおかげだろう。惜むらくはサイトの手際の良さくらいか。たるみの出発合図や山行準備などsLは色々改善個所が見つかったので、次の山行はより行き届いた企画にしたい。

個評
○一年会
黒瀬くん…無茶な0.5倍読み、無茶な上級者のネタ振りにも付いてきてくれて助かりました。体力と対応力は折り紙付きと思います。今回は参加してくれてありがとう!

○二年会
佐久間…EWお疲れ様でした!新入生に積極的に話題を振ってくれたおかげで和気藹々として賑やかで楽しかったです。これからもそのテンションを維持して下さい。

○三年会
高橋さん…ピッチの安定に貢献して頂きありがとうございました。監査を始めとした数々の補助とても頼もしかったです。cLお疲れ様でした!

西山さん…ピッチの縮小に貢献して頂きありがとうございました。突然振られたFも難なく対応してもらえて助かりました。下山後のアレ美味しかったです!

張さん…Hお疲れ様でした!今回も相変わらずの癒しっぷり、常識人っぷりで隊の空気を安定させてくれて助かりました。また将来の夢について聞かせて下さい。

○sL

今本…これを書いている時点ではまだ決定していないものの、楽しくもあり、そして同時に苦い山行にもなってしまった(なる)と思う。準備、確認は時間に余裕を設け入念に行わなければならないことを改めて痛感した。cL高橋さんや佐久間の補助には感謝したい。


以下写真コーナー




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