東黒沢・ナルミズ沢FB
企画:深山莉綾
参加者:OB2(*)松尾 3(*)中村 2LsEF深山 (被)sWH新留(18日) 1(初)EW近藤 (初)FH中津
今度こそナルミズ沢に行くことができてよかったです。東黒沢もナルミズ沢もナメが美しく、特にナルミズ沢は明るい渓相が素晴らしかったです。ただ、やはり下山は辛かった…。
9月18(金) 東京=土合▲0 アプローチは公共交通機関
全員時間通り土合で集合できた。登山届は事前に警察署に郵送しておいた。下界訓練は初心者二人とも、沢が久しぶりだったためかあまり覚えていなかった。次の週は二人ともN認定なので頑張りましょう。土合にはパジャマ姿で裸足のおじさんがいて、土合駅の住人のような雰囲気を醸していた。
9月19日(土) 曇り 東黒沢~ナルミズ沢二俣
▲0 5:15~5:30入渓点(沢装装着)5:40~5:55 5mナメ~6:00ハナゲの滝~6:20白毛門沢出合~6:25 4mナメ滝~6:45 10m3段滝7:05~7:35 20mナメ滝下(たるみ)7:45~
8:10 1080二俣~8:40 (たるみ)8:50~9:20丸山乗越~9:45遡行図にない滝10:00~
10:35広河原(たるみ) 11:00~11:16 7m滝12:25~12:50(たるみ)13:00~13:20大石沢出合~13:50(たるみ)14:00~14:25魚止め滝14:50(魚止め滝上でたるみ)15:00~
15:20 7×15m滝15:40~15:50ナルミズ沢二俣▲1
今回は新留のsL認定。新留トップで出発するが、土合駅を出たすぐのところでまさかの左に曲がる。新留は去年も同じところで道を間違えていた。さらに白毛門への登山道との分岐のところでも、案の定左に曲がる。左から行くと堰堤があって越えられないので、分岐に戻って右の道から入渓点へ。沢装をつけて出発。
5mナメ滝は左岸フリー。初心者は沢歩きが速く、あっという間にハナゲの滝に到着。ハナゲの滝は、滝の手前から右岸巻きフリー。しっかり踏み跡がついている。4mナメ滝は左岸フリー。
10m3段滝は、左岸に支点をとり水流右TR新留。このとき新留のATCのビナの向きが変だった。10m3段の上のナメでスライダーをして遊んだ。近藤と中津が楽しそう。
その先の2:1の分岐では、新留が現在地を分かっていなかった。沢は薄暗いが美しいナメが続き楽しい。20mナメ滝はフリー。
1080二俣を通過し丸山乗越へ。藪の中を角度を切って進む。踏み跡・赤布がある。一の沢の下降の途中、遡行図にない滝で右岸支点で巻き結び手がかり。
広河原に到着し、天気予報を確認。ドコモで3G入った。霧のような小雨が降っていたが、11時の予報を確認する時には雨は上がり日が差してきた。明日の予報も良いのでそのままナルミズ沢遡行を続ける。去年は東黒沢遡行だけで終わり、8月末にはナルミズ企画を出したものの6日間連続雨でつぶれたので、今度こそナルミズに行けることになって嬉しい。
ナルミズ沢は東黒沢より開けていて明るく気持ちがいい。水もエメラルドグリーンでとてもきれい。
7m滝は釜が深く水圧も強く、新留が右岸からへつってトライしたが、ザックが水を吸い過ぎて重くなり滝を登れず帰ってくる。とても寒そう。今度は中村さんが空身でへつって滝を登り、右岸支点でTR。初心者二人をTRで上げた頃に後ろから、愛想のいいおじさん率いる4人組のパーティーが来た。7m滝の次の滝は左壁フリー。が、7m滝下から右巻きすれば、7m滝とその次の滝もまとめて短時間でフリーで巻けるので、巻いた方がよかった(巻き道には踏み跡がついている。遡行図にも、巻き道があるとの情報が書いてあった)。
幅広滝では全員でスライダーをして遊んだ。スピード感があってかなり楽しかった。中村さんは器用にもカメラを構えながらすべっていた。
魚止め滝は、左岸側の溝のようなところをTR新留。水流右の直登を松尾さんがトライしていたが、上の方は難しそう。この辺りから小雨がまた降りだす。
7×15m滝は水量がかなり多い。右巻きを新留が見たが危なそう。中村さんが左巻きを見て、左巻きフリーで初心者を通す。
7×15mを越えるとすぐに二俣に到着。ぎりぎり天図の時間に間に合った。一日の行動時間が長かったので皆疲れている。左俣と右俣の間の、右俣寄りのところでツェルトを一つ張りサイトをする。小雨が降る中近藤は天図をとっていて、寒そうでかわいそうだった。雨は日が暮れる頃には止んでおり、中村さんは風の通る寒そうな場所でおかんしていた。夜は星が見えて癒された。
9月20日(日) 曇りのち晴れ ナルミズ沢
▲1 5:45~6:00 2段8×15m滝 6:40~6:45 直滝2m手前の滝6:53~7:00 直滝2m 7:25(たるみ)7:45~8:05源頭(沢装解除)8:30~(藪・イモ)~10:30 JP(たるみ)10:50~11:10朝日岳~11:40(たるみ)11:50~12:20笠ヶ岳~12:45(たるみ)13:00~13:35白毛門~13:55(たるみ)14:05~14:50(たるみ)15:00~15:45(たるみ)15:55~16:35土合
新留はシュラフがびちょびちょだったそうで凍えていた。日の出より10分くらい前から明るくなっていたが、ツェルトの片付け等で出発がやや遅れた。
8×15m滝は2段TR。1段目は左壁TR新留、2段目のナメはTR中村さん。支点は右岸に流動分散でとっていた。
直滝2mの手前の滝は左巻きフリー。笹と草原の斜面を巻いていく。松尾さんは攻めの登りを見せていた。
直滝2mも左巻きフリー。右岸の沢跡から上がり、笹の斜面をずっとトラバースして、草原に出るところで下りると2段ナメ滝の上に出てこられる。
直滝を巻いた後、たるんで水汲みをしておく。しばらく沢を詰め源頭で沢装解除。源頭に着いた時に晴れていれば最高だったのだが、あいにくガスっていて何も見えない。ここから1pでJPに着くと思いきや、いもって読みの倍の時間がかかってしまった(180°の尾根左の踏み跡をたどって進み過ぎ、240°の正解尾根を探すのに時間がかかった。正解尾根には細い踏み跡がついている)。
やっとの思いでJPにたどり着いた後は、地獄の下山が待っていた。登山客は意外と多く、白毛門からの下りを行くパワフルなおばあさんもいた。自分も将来あんな健康なおばあさんになれるだろうかと思いながら、Lは膝をガクガクさせて下っていた。
土合からバスに乗り(新留はひとりバスに乗り遅れてしまったが)、高崎で打ち上げして解散。
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