黒岩峰はもう目と鼻の先でしたが・・・小屋祭50周年の現役企画として巻機山集中をしました。その一環として今山行を考案しましたが、結果としてピークを討てず、日帰り山行になってしまいました。
黒岩峰はもう目と鼻の先でしたが・・・ |
面子:4鈴木 水野 3L大橋 鳩貝 廣長 茂木 1柏嶋 川原 野原
8/21(木) 渋谷=六日町=TWV小屋
六日町からタクシーで小屋まで行く途中、列車の遅延のため時間が遅くなったからと雲天に寄ることをLがよそうと考えたために、小屋の鍵を忘れるという事態に。誰か1人くらいOBが小屋祭に早入りをしていないかと期待したら、小屋では立峻が寝ていた。
8/22(金) 晴れのち雷雨
TWV小屋4:30~5:05 尾根取付き 5:15~5:35 600m 5:50~6:28 750m 6:42~7:35 960m 7:52~8:38 1090m 8:52~9:45 1230m 9:58~10:49 1250m 11:10~11:59 12:31~13:10 14:40~15:30 15:40~16:15 尾根取付き
取付き地点はおおむね地図資料通り。赤テープあり。未舗装の車道が50m位続き、そこから下草程度の薮になる。L以外は藪装を付ける。始めは疎林の中を急登。踏み跡があるはずだが分からず、適当に登る。足元もよくなく、雨天時は下りたくない。廣長が睡眠不足からか吐き気を訴える。ほかの面子もきつそう。なお、帰路に見つけた踏み跡はだいぶ北の方にあったが、そこも同じような感じだった。
急登を登り切り、灌木のブッシュを突破すると明瞭な踏み跡に出る。水野さんは久しぶりの参加で、かなりきつそう。熱中症気味でもある。「茂木の差し入れアミノバイタル」とノートに書いてあるが、記憶にない・・・
確か800m位から岩尾根の様相が濃くなってきたと思う。左右が切れているところなどもあったが、特に問題ない。露岩は960mと1090m付近にある。960は左巻き、1060は始め左巻きから真ん中で露岩を横切って(足場がある)後半は右巻き。このあたりの踏み跡はかなり細々としている。
気温がかなり上がって暑くなってきたころ、1200で左手から尾根が合流するあたりから灌木がかなりうるさくなってくる。昨年のヤマレコにはそんな記述は無かった。時期のせいなのか、はたまた強い人だったのか。しかしその人でも黒岩峰より先はゲロ藪と称しており、先行きが不安になる。敗退直前のピッチではなんと時速200mにまで落ちてしまう。
そして黒岩峰を目前にして1250で敗退決定。ここまで予定よりも時間がかかっており、そのためこの先水不足が心配されること。そして午後からは雷雨の予報で、露岩帯の通過を降雨前に済ますべく、一刻も早く撤退することに。
だが、この敗退が一筋縄にはいかない。まずは野原が下痢と熱中症を訴え、トップから離脱。さらに川原も熱中症で離脱。トップに柏嶋、廣長、鳩貝、茂木が入るが、トップは赤布を探すでもなく、漫然と角度を切って進むうちに案の定間違い尾根に乗ってしまう。もっとコンパスを見てくれ。そしてなぜ廣長まで・・・。しかも合宿道藪隊は同じミスを経験したばかりではなかったか。
この間違い尾根でトップはなぜか意味不明な岩壁を降りていたため、そこからの復帰に手がかりを出す。確か工作は鈴木さん。そこからトラバって赤布を無事発見。
と、ここでゴロゴロと不気味な音が聞こえだす。早くないか?限界下ではあったが、尾根を外して雷をやり過ごす。ササっと下ることにして、落ち着いた頃に出発。1060の露岩の通過でも鈴木さんと廣長に手がかりを出してもらう。ここでもう一度ゴロゴロ鳴り出し、ザックを尾根上に投げ出して再び退避。そんなこんなで下山の記録はかなりあいまいです。結局遠くで鳴っていただけで、近づいては来なかった。960の露岩は問題なく通過できたと思う。
まだゴロゴロ鳴っていたが、樹林が増えてきたところからは気にせず進む。最後の急斜はやはりきつかった。国道に出たころには晴れ間ものぞいていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿