岩トレ八海山


今年の夏合宿北アルプス隊は日本三大キレットを通過する予定のため、その対応策として岩場になれるための日帰り山行を実施した。今回は八海山の八峰岩稜をアタックすることにした。

曇り時々晴れ(限界上はガス)

山麓駅=8:12山頂駅~8:27四合半~855女人堂避難小屋9:10~9:35(飯沼バテる)9:50~10:10八海山避難小屋10:20~(岩稜)~11:25日の池分岐11:40~11:50月の池分岐~12:30八海山避難小屋12:40~13:21女人堂避難小屋13:31~14:10山頂駅

山麓駅には6:30前にはついていたので、隊員には1時間ほど仮眠をとってもらう。ほかの車は全然来ていなかった。往復券ひとり1,800円也。秋は観光客がどっと増えるので金額が増す点に注意だ。早速出発したが、八海山避難小屋までの区間は読みの0.5~0.6倍で進んだ。この区間はエアリアは辛読みな気がする。女人堂避難小屋は魚沼平野が一望でき、絶景。


だが標高が1500m越えたところでガスガスとなってしまう。残念。薬師岳手前で飯沼がばてたので、一時休憩をとる。どうしたものかと思ったが、飯沼は病み上がりと徹夜で結構体力的に厳しかったようだ。水を飯沼から優先的に抜き八海山の岩稜まで頑張ってもらった。避難小屋についたら、全員ヘルメット、グローブ着用。空電も雷レーダーもないことを確認。飯沼は新しく購入した撮影用カメラをヘルメットに装着して岩稜をビデオ撮影していた。隊は飯沼隊(飯沼、來住、仲渡、トップ來住)と根岸隊(根岸、西山、武本、浦中、トップ武本)に分離する。小屋の目の前にそびえたつ断崖絶壁の地蔵岳に一同圧倒。勿論絶壁を這うなんてことはしない。岩稜への道を見つけてもらい、鎖場を通過して岩稜に入る。岩稜は評判通りスリル満点
そびえたつ地蔵岳
ガスでもこの高度感。。。

日の池分岐についてからは後半戦の大日岳に挑もうとCLは思ったが、このときのリミットはロープウェイを使うとなると、大日岳分岐に12:15通過の必要があること、またその時に隊員が所持している水が3発であり、この水の量で大日岳を打つのはとてもではないが危ないことを考慮して、敗退を決定した。誰もが大日岳を打ちたかったであろう。。。日の池分岐(岩稜上の分岐)から月の池分岐(巻き道上の分岐)までは割と距離があって10分ほどかかってしまった。ピッチ読みにはこの区間も今後は加えておくべきであろう。
帰りは巻き道だがここも油断できない。荒天時使用を推奨と書かれていたが、こんなとこ荒天時に使えるわけないだろ!というくらいここもまた面倒なトラバース道であった。またこれが長く、通過するのに25分読みのところが40分もかかってしまった。
こんな絶壁が30分も続く。スリップ注意!


あとは、来た道を引き返す。だがさすが下界に近い山かつロープウェイ付きの山。登ってくる登山客の多いこと多いこと。そしてロープウェイ下山後車を回収。このときには駐車場は何と満車!!流石八海山。六日町で打ち上げをし、車で帰路についた。

 総評

八海山の岩稜もトラバース道も読みからかなり伸びてしまった。このことから考えるには八海山の岩稜を日帰りで全制覇するならば、ロープウェイ入下山かつ十分な睡眠は必須である。ほかの対処法としては参加人数を少なくするか、一泊二日にするかなどしかないであろう。

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