藪トレ ネコブ

今年のネコブ山行は雪が多かった影響でかなり早く進むことができました。しかし、雨と風による寒さのため撤退を余儀なくされました。天気が良ければ間違いなくネコブに登頂が可能だったので、本当に残念です。
桑ノ木山にて

参加者:4 CL鈴木さん  sW飯沼(5) 島田(3) 高橋(3) 田嶋(5) 中津 sL西山 
根岸(2)  2 H勝木 E坂田 佐久間 F曽根田(3) 武本 W幕内 1 黒瀬 武井


6/2() アプローチ 東京=六日町 ▲0
前日に來住が体調不良のため不参加となり、代わりに坂田がEになったりとドタバタしたが、忘れ物等はなく平和なアプローチだった。車組は19時に本郷を出たが、高速が空いていたため、電車組と到着時刻は20分ほどしか変わらなかった。車にはカーナビが付いていないので代わりにNニキに助手席でナビしてもらったが、google案内よりポンコツだった。六日町で入山連絡を入れた後、鈴木さんが三国川ダムから十字峡までの道が6/3から解禁されるという情報をゲット。林道を歩かずに済む!と幸先よさげに思えた夜だった。

6/3() 六日町=十字峡-1518p(1530m地点) ガス 驟雨 風少しあり
03000=0340十字峡トンネル北側出口0415-0422階段下-0445階段上0457-0513岩場通過-0550たるみ0600-0640987p通過-0650たるみ0700-07321196p通過-0740たるみ0755-0840たるみ&水汲み0915-0945桑の木山通過-10151518p1045-(sub)-1145標高約1530m-12301518p1
3時にタクシー&sL車で出発。タクシーは枡形タクシーを用いたが、ジャンタクが無いからと言って他のタクシー会社からジャンタクを借りてきてくれるほどの神会社なのでこれからも使って欲しい。早く着き過ぎたので十字峡で時間を潰したのち、登り始める。階段下には柵があったが突破可能。1p目は朝食後いきなりの階段だったので武井が不調を訴えたが、特に問題はなし。階段上の岩場は例年通り右巻きで、1年会が強かったため時間は15分ほどしかかからなかった。1196pまでは踏み跡がしっかりした藪っぽい道だったが、一昨年と比べて残雪が多く藪が薄い印象を受けた。途中島田がザックカバーを落としたが、sLの予備で代用。1196pをからは予定では本格的な藪入りのはずだったが、1196p〜桑の木はずっと残雪が続いていた。軽アイゼンを付けてサクサク歩けたので、読みよりかなり早い。途中、桑の木の北西側の標高1400m付近の沢で水を汲んだ。中津曰く、そこそこ水は出ていたらしい。
みんな寒さでテンション低め…

桑の木山頂は完全に真っ白で、桑の木〜1518pも半分ぐらいしか藪は無かった。1518pに着いた時間が早かったので、今日中にネコブを討つことにしてsub装を作って出発。コルを通過してすぐに東の雪渓に乗ったが、斜度がきつくコケたら100mぐらい落ちそうだった。ピッケル12本爪アイゼンもないんだから、こういう危ない場所は通すな。1pほど進んだが、ここで全員全身ずぶ濡れで風もあり低体温症の恐れも出てきたため、標高1530m付近で敗退した。途中勝木と坂田がアイゼンを藪に奪われてしまったが、勝木は運良く帰り道で見つけたらしい。1518pでサイトをすることにし、テントを張る。下級生がサイトをしたが、飯ができるのが遅い。2時間以上かかった。サイト待ち中、雨雲レーダーを確認するとネコブ付近の山域だけ雨が降っていた。ふざけんな。天気予報も見たが明日も天気が悪そうだ。サイトが終わった後、この日は各テントで宴会をして就寝。

6/4() 1528p-十字峡 ガス濃い 雨 風あり→曇り→晴れ
10443-0515桑の木山0525-06031338p通過-0615たるみ0625-06351196p-0700987p-0705たるみ0715-0905岩場上-0932階段上0935-0950階段下-1000十字峡トンネル北側出口
34半。若天は起床から着火までが遅い。1分以内にできるように努力してもらいたい。朝サイトはラーメン餅。絶品。みんな元気が出たことだろう。0410撤収にしたが行動が遅く、出発は10分遅れた。2年会は撤収が遅いなぁと思ったが、3年会のほうが遅かったので愕然とした。1年会のほうが早いんだけど…1518p〜桑の木山は半分藪だったが、順調に進む。桑の木で集合写真を撮り出発するが、トップが北の沢に落ちかけた。斜度で気付こう。1196pまではほぼ雪渓。あとは急な踏み跡を下る。987pからの二重稜線は尾根の間を行けばいいのに尾根を行って時間がかかる。RF力が足りない。その後の細尾根はひたすら下るが、雨で足場が濡れていて、一昨年と比較して抉れた箇所も多く時間がかなりかかった。登りにあった足場が崩落してた箇所もあったし、浮石も多く落石が多数起きた。今後ネコブに行く時は雨天の下りではこの尾根は使わないほうが良いだろう。また、晴天でもこれ以上抉れたらロープは必須だ。岩場は1年会を空身にし、中津と鈴木さんに1年会の荷物を降ろしてもらった。ありがとうございます。天気はここらへんで晴れ始めた。まるで山の神様はsLが帰るのを喜んでいるようだ!(by飯沼)。岩場でタクシーに電話し、階段上でたるんでから下る。階段下で藪抜けし、駐車場に移動したあと、そこでスイカを食した。スイカを食べつつ反省会をし、電車組と車組に分かれて湯沢へ。駅構内の温泉に入り、その後駅の外のとんかつ屋人参亭にて打ち上げ。+200円でごはんを2合にできたので皆大盛りにしていたが数人は食べきれず、ハイエナのように他人のごはんを狙っていた中津は嬉しそうに残飯を頬張っていた。この後、駅で電車組と車組は分かれて解散。お疲れ様でした。
完遂できなくてすみませんでした(笑)


◎総評

ネコブは雪さえあれば完遂可能だと良くわかった。ただ、この時期は気温が低く雨も降るため、体力的にはかなり厳しい。また、藪トレとしては藪があまりないので不適だと感じる。加えて、987pまでの道がかなり悪くなってるので、次回以降は注意。

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