2017年6月17日土曜日

藪トレ 幻湿原

優勝藪トレ 幻雪原
参加者
CL村田 川原 3sL張 sW梅宮 sCL中津 飯沼 2今本 H勝木(3) 來住 木村(1) F坂田(2) E武本(2) 豊島(1) W幕内(3) 1浦中 黒瀬 武井 仲渡



616日(金)晴れ時々雨
 今回の山行は元々22人の大所帯になるはずだったが、山行の一週間前からキャンセルが続出し、山行の1日前に佐久間くん、山行出発当日に橋口くん。人数はまだまだ多いものの、sLは少しめげる気分になってしまった。
 アプローチは色々の案を講じていた。結局便利のため、全員車と決定。また、車を借りる面子は全員本郷組なので、全員本郷集合。sLが早めに雲天に挨拶をしたいため、一台だけ早めに出発させた。この一台の面子は先着順で決めるが、まさか1年会全員を乗ることになった、今年の1年会はなかなか意識が高い。部室で仲渡くんが地図を忘れたと報告し、L装の予備地図で代用した。sLの車は梅宮が運転。他の車より30分ほど早めに出発できた。しかし、渋滞を避けるように巻いてみて逆に迷うことと、塩沢石打ICを無視されて通過してしまったことがあって、結局3台はほぼ同じ時間(23:10頃)に雲天に到着。また、上里付近を通過している時、仲渡くんから斬新な忘れ物——登山靴——を報告。驚愕したsLが早速車を上里PAに止まらせた。ここで冷静になって対策を練った。結論、ここから仲渡を帰らせることはもう無理だし、小屋に登山靴があるかもしれないから、とりあえず小屋へ連行。靴がなくても久保くん(藪sL/L権者)がいるので、小屋にデポすることもできる。
 雲天で入山連絡をする、島田くんが眠そうな声で対応してくれた。そこからすぐに小屋。小屋に入って、すぐに登山靴を探してみたが、ない。三年会ともう一度相談したら、ここに入山しないワンゲル部員がいるじゃないかと思いついた。久保くんに相談する、快く登山靴を貸してくれた。サイズは仲渡くんと0.5しか差がない。一件落着。
仲良し小屋泊


617日(土)晴れ
TWV小屋4:435:01藪入り5:10~(たるみ10分)~(たるみ13分)~8:30 1450m8:41水場9:109:26幻雪原10:00~尾根ルート~11:02 1809p南側コル11:5112:26柄沢山12:5113:15 1809p
 小屋の布団はやはり気持ち良い、駅カンと比べられないほど快適。予定の4時半より少し遅れて出発。朝はまだ曇りだが、天気予報は9時くらい晴れになるそうで、展望が十分期待できる。薮入りまで久保くんも同行してくれた。薮入りはいつものところ、堰堤から尾根への取り付きはやはり時間がかかる。
薮入り地点

 最初の区間の藪は薄いが、勾配がきつい。一ヶ月半ぶりに山行に参加するsLが1p目で遅れ始める。赤布を打つたびに隊との距離を開ける。1p目でsLが2分ほど遅れてしまった。これはやばいと思って、赤布の仕事を川原さんに任せる。2p目で少しマシになる。途中の露岩では右巻き、左巻きをした。大した難易度ではなかった。3p目でナナカマド台地に到着できる見込みなので、藪隊に参加する面子を中心にトップを組んだ(これからのRF箇所もこれらの面子でやらせた)。方針会議で3年会と4年会がナナカマド台地での注意事項をことごとく2年会にネタバレした。まあ、それでも2年会初めてのRFトレになるだろうと思っていた。ナナカマド台地に到着した後トップは散開したが中央にいたトップはすぐに雪渓に出た。なんと昔ナナカマド台地で見つけた偽沢たちが全て雪に覆われて繋いている。
ナナカマド台地の雪原

 目の前の光景に驚くとともに、こりゃあRF箇所がなくなったなーと思った。この時トップはまだ散開陣形を維持しているが、この広い雪渓をある限りその必要はないだろう。右に出すぎた勝木が少し落ちた。この雪渓をしばらく歩くと頂上に延びるさらに広い雪渓に出くわして、RF終了となった。ここで川原さんが少し意地悪をして、これ偽沢かもしれないぞとトップに。これを真剣に受け取ったトップたちは再び他の沢があるかどうか再び探しに出た。ここで本体を(30分ほど)休ませる。この時天気はすでに晴れになっている。普段何も見えないナナカマド台地から谷川連峰や妙高火打まで見える。しばらくRFをしたら、やはりこれが幻沢ではないかと2年会が確信した。彼らは空身で雪渓を沿って少し上まで探察した。ここでsLがある問題に気づいた。このまま湿原まで雪渓だったら水が汲めないではないかと。しかし、川原さん曰く雪渓の上端に水が出ている可能性が大。2年会はこれが幻沢と確信した後、ベテラン冬面子を信じて2年会を水探しに出した。やはり雪渓の途切れているところから水がジャバジャバ出ていた。幻沢大雪渓はなかなか急であるため1年会に軽アイゼンを付けさせた。水汲みはすぐに終わった。
幻沢

 水汲みの場所から10分くらいで幻湿原に当たる場所に着く。ちなみに、幻大雪渓のおかげで、1450から湿原までは読みの0.25倍で登った。しかし、幻沢のようにここは湿原ではなく雪原となってしまった。景色は素晴らしいが、草原に期待していたsLがとても悲しい。
幻雪原

 ここでサイトするとネコブのように寒い思いをさせるので、三年会以上全員がsL1809pでのサイトをお勧めした。sLが4発の水を背負ってルートFを登ることを恐れていたが、やはり雪原の上でサイトしたくないから、この提案に同意した。雪原で長たるみした後、ラッセル陣形を組んでルートFに挑戦。笹壁はやはりしんどいが、隊が止めることなく登った。しかし、30分もしなかった内に、尾根に出たとトップから報告。どうやら右寄りすぎて威森松尾根に出てしまった。ルートF失敗。まあ、それがそれでいい、尾根ルートは笹壁よりずっと歩きやすい(結果として読みの0.6倍で登った)。稜線に近づく時sLが何度もコルまで行くと指示したがにもかかわらず、トップがずっとピョコに行こうとした。コルまであと50mのところ、sLが踏みはずして右に落ちてしまった。2分ほどリカバーを試みたが、失敗した。仕方なく斜面下の雪渓に降りてからコルへ向かう。本隊より10分遅れで到着。コルにはまだまだ雪が残っているので、本体が少し休んだあと1809pに向かって、そこでサイトすることにする。この頃、日本海側が曇ってきたが、東方面は快晴である。白巻稜線がもれなく展望できる。語彙力が足りないため、詳細は写真で感じてもらいたい。テントを設営、sub装を作って柄沢へ出発。事前に東側が薄いとわかっているため、トップが散開しなかった。頂上で飯沼のアップルジュースをいただく。頂上でしばらく休み集合写真を撮る。1809pへ戻る。

 サイトまでかなり時間があるため、全員銀マットを出し草原の上で気持ち良くお昼寝。sLにとって理想的な一時となった。サイトは215から、炊き込み御飯と味噌汁である。味噌汁はニキ4本(中津のせい)。じじーたちがサイト大好きな中津以外サボる、くそじじ全開である。サイト後梅宮がsWとして天気図を書こうとしたが、飯沼と中津が全力で妨害する。
 
1809p
 宴会が6時頃開催予定なので、みなさんが寝たり、雪合戦をしたりして稜線上の草原生活を満喫していた。宴会は全員(18人)が7天に入る、とても狭い。今回の宴会はなんと肉2.65kgある。梅宮と幕内が料理長として全員に餌を与える。食うばかりの宴会だった。シメとしては川原さんがルートFで採れたネマガリタケをゆでて食う。ゆでた後のネマガリタケはえぐみが消え、トウモロコシの甘みがする。そのゆで汁も想像していた藪汁と違い、野菜出汁の芳香が漂う(味はしないが、塩を入れるとおいしくなるかも)。就寝は8時。

618日(日)晴れのち曇り
1809p4:33~(たるみ16分)~7:31 1340ベロ7:50~(たるみ12分)~9:43威森松山9:5810:46TWV小屋
 朝は34半。じじーたちの食事は特大大コッヘルを持っているテントに任せる。6天は手際よく20分ほどで完成できたが、「村田さん、茶飯です」と村田さんが受け取って、「村田さん、茶飯です」ともう一個の茶飯を受け取る。じじーへの新しいいじめである。どうやら6天の中で分配する時ぶっきがちゃんと見分けられなかったらしい。残りの特大大は遅れて33分かかって完成。1年会はまだ手順を覚えてなかったようだ。
 撤収は4時。パッキングを含めて全員420分で完了。素晴らしい。天気は快晴である。東方から朝焼けが見え、とても幻想的な風景である。さすが優勝山行。

 体操した後出発。1p目は威森松尾根への取り付きが大事。1809pから藪入り、しばらく歩くとsLがとても懐かしい気分になる。しかしよく考えると1809pから直接尾根へ行くのはsLにとって初めてだから、このような気分にはなれないはず。トップがさらに進んで勾配もますますきつくなる。これでもう確信できる、トップ全員ルートFに落ちてしまった。本隊はトラバース、トップはリカバー。尾根上では落ちてなかった中津と梅宮が清々しい表情で我々を待っている。早く言えよ!

 1600m以上の尾根は笹主体で歩きやすく、展望もそれなりにある。sLが好きな藪漕ぎである。1650mから北へ分岐する間違い尾根を探すために右に出た坂田が何回も落ちる。角度を切って進みましょう。2p目は難関である1340ベロ。トップは左から今本、勝木、坂田、中継幕内、本体誘導武本。トレのため、ベロまでロングピッチを切る。最初の1500付近の左と右にある間違い尾根への探察に苦労する。右に間違い尾根は坂田がすぐに見つけたが左の情報はなかなか得られない。結局かなり下ったところで左の谷が広くなったから左の探察を終わらせた。そこから尾根が広く、ベロに取り付くには角度を切って進めばよいのだが、トップたちは自身がないらしく、途中で会議もした。トップの焦燥した雰囲気が中継や本体誘導にも伝わった。中継が少し混乱して返事が遅い。本体誘導もどこに進めばよいか迷う。10分ほどこのような混乱の状態を続いたが、無事にベロに取り付いた。少し間追ったが、ほぼ初めてのRFとしては悪いとは言わない。ちなみに、途中で仲渡くんから地図が忘れたという報告を受けた。今日のテン場に忘れたではないかと聞いたら、まさか小屋に忘れたと。せっかく予備地図を貸したのに。
 ここからRF箇所がなくなる、トップをやる機会をほかの面子に譲った。RFはなくなるが、ここから灌木が主体となるため、進むペースが落ちる。威森松山に近づくにつれ尾根が細く、灌木が濃くなる。ベロから2pかかって山頂に着く。最後の1pの一か所に右が切れているところがあって、山頂で後ろを見て確認したところその下は崖になっているみたい。あた、昔のFBに書かれていた踏み跡は確認できたが、その上に濃い灌木に覆われていて、ないに等しい。山頂に着くとき天気は曇りになっているが、雲が高いおかげでそれなりに展望がある。威森松山からの下りはとても急、sLがかなり苦労した。
 小屋でしばらく休んでいたら久保君がスイカを持って帰ってきた、ありがたい。小屋で來住がスマホを失くしたことを報告。藪に持っていかれたらしい。反省会では1年会全員が楽しいと言ってくれた。
 温泉は六日町にある金城の里。お風呂はひろいが、sLにとって水温は高すぎ。打ち上げは高崎北にあるステーキどん。帰りはsLが電車を乗りたいからsLだけ電車で帰宅、他全員本郷まで。
 
◎山域総評
 ナナカマド台地でのRFの難易度はこの年の雪によって大きく変動するが、威森松尾根は相変わらずいいトレになった。天気が良ければこれ以上景色のいい藪トレはないだろう。晴れたら優勝山行である。

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