三月合宿ニセコ連峰

北海道の山と海を眺めながらひたすら山スキーを楽しみたいという考えのもと、今年の三月合宿はニセコ連峰で行われた。人の多いニセコ東部から、日本海の海岸線を目指してひたすら西進した。
天候等の制約条件が厳しい山域だが、予定したすべてのピークを踏むことができ、最後は海岸で完遂の喜びを分かち合うことができた。

岩内の町と、日本海

2017/3/24-27
参加者:4藤原、3川原、3L村田、2梅宮、2久保、2H中津、西山、1WF勝木、1E幕内
記:村田



3/22(水) 移動日

新潟=小樽
全員で同じ船に乗るため、朝に新潟に集合とした。前日のうちに18きっぷで新潟入りしたり、夜行バスで来たりと各自自由にアプローチした。集合した時点で翌日の天気が芳しくないことが分かっていたので、23日は入山せずに小樽で停滞することに決めた。駅前からバスで山の下埠頭に移動し、船に乗り込む。思っていたより船が大きいのと、北の大地へ膨らむ期待で一同活気付く。元気が有り余っている一部の2年会は、船の甲板で腕立て伏せをしていた。夕方からWBC日本対アメリカの試合が始まったので何人かで観戦する。入山前から、何だか楽しい気分だ。

3/23(木) 移動日

小樽=ニセコ=五色温泉
朝の4時半に小樽港に入港した。雪が降っていて、とても寒い。まだ暗い上に寒いので、フェリーターミナルの待合室で夜明けを待った。今日は日中小樽でぶらぶらして、夜にニセコまで移動して入山地点の五色温泉で前夜泊する予定だ。梅宮が事前にスキー場に送ったスキーケースにシュラカバを入れたかどうかを忘れてしまったらしく、その確認をどうするかでごちゃごちゃしたが、結局梅宮は札幌までシュラカバを買いに行くことになった。(その日の夜に分かったことだが、回収した梅宮のスキーケースにはちゃんとシュラカバが入っていた。買ったシュラカバは予備シュラカバとなってしまった。)
今回、板は事前にニセコアンヌプリ国際スキー場に宅急便で送っていたため、スキー場が閉まる17時までに到着して回収できるよう、藤原さんに1時間ほど早いバスで先にニセコにアプローチしてもらった。藤原さんがスキー場のパトロールに聞いたところによると、雪の状態は悪くないが強風で上部のリフトが動かなくなったため、午後はゲートが閉鎖されていたようだ。小樽からのバスでスキー場に全員集合した後、タクシーで五色温泉へ向かう。ジャンタク1台に荷物と人を詰め込んだ。運転手の方に、ここまで荷物を積んだのは君達が初めてだと言われてしまった。ニセコハイヤーさん、ありがとうございました。五色温泉についたら、除雪末端の先にテントを張る。34年会は、寝る前に温泉に入りにいった。露天風呂で他の山スキーヤーと軽く情報交換をする。三月合宿の成功を祈って、就寝。

3/24(金)ニセコアンヌプリ 晴れ時々雪

(五色温泉)7:45~8:40(アンヌプリスキー場)8:50~9:15(G2)~10:20(ニセコアンヌプリ山頂)10:55~11:21(道道58)~11:40(五色温泉)12:25~13:13(▲1)
アンヌプリ国際スキー場の始発ゴンドラに合わせて、7時半出発にした。シールをつけて、山の家の裏手から登っていく。山の家から電柱が伸びていると過去の記録には書いてあったが、そのようなものはなかった。しかし簡単な地形なので直接コルに向かった。見返り坂への降り口には人工物がある。シールを剥がしていると、モイワスキー場の方から圧雪車が上がってきた。こんなところまで圧雪しているのか、ニセコはエリアが広いな、と感心していると、我々の前で曲がって今から滑る見返り坂を圧雪しながら下り始めた。時既に遅し。三月合宿の初滑走斜面を見事に圧雪されてしまった。圧雪車の後を滑っていくのはつまらないので、途中でそれて樹林の中を滑る。これが見事なパウダーで、ただの移動としか考えていなかった見返り坂でこの楽しさ、これから行くルートは如何程のものなのかと期待が膨らんだ。スキー場で問い合わせると、ゲートは朝から開けられるらしい。良かった。朝発表のニセコなだれ情報を読んでから、ゴンドラとリフトを乗り継いでGate2へ到着した。ここからアンヌプリ山頂までは風で雪が飛ばされて雪面がやや固い。G2上の急登でツボにする。ステップを丁寧に切れば行けるが、アイゼンがあるなら付けたほうがいい。G2上の斜面を登りきったところで、G3からのルートと合流する。人が多くなる。ここで、地図を持たずに上まで上がってきた外国人にモイワの方へ行くにはどうすればいいか尋ねられたので教えたが、心配だ。そこからひと登りして、アンヌプリ山頂に着いた。風が強く視界が無い。速く流れる雲の隙間から太陽が見え隠れしている。頂上の避難小屋でモスって、滑走開始。頂上からいきなり北へ滑ると急なので、まず西に少し降りてから北面へ滑り込んだ。上部は硬い雪で、慎重にすべり降りる。樹木が出てきてからは、徐々に西の道道58号線方面へ回り込むようにして滑る。下部の雪は軽いパウダーで、ため息が出るほど質の高い雪だった。皆思い思いに滑走を楽しみ、あっという間に道路に到着。今までワンゲルで滑ってきた斜面の中で、間違いなく最も素晴らしい斜面だった。しかし最後に幕内が転倒して膝を捻ってしまった。歩けるようなので様子を見る。道道の上を今朝のデポ地まで戻り、撤収する。
道道58号線

時間があるのでサイトを伸ばし、イワオヌプリも今日中に討ってしまうことにした。地図資料通り、イワオヌプリの基部まで道道を登り、イワオヌプリを回り込むように行くのが最も良いルートだ。途中南の方にクジラの背が見えたが、急峻であまり近づきたくない雰囲気だった。イワオヌプリ分岐手前の平らなところで今日のサイトとする。イワオの方はガスっていて取り付きが分かりにくい上に、風と雪が強くなってきたので明日の朝討つことにした。浮いた時間で、雪上支点の雪訓と弱層テスト、雪壁の建設を並行して行う。設営中に45天が風で飛ばされそうになったため梅宮がヘッドスライディングをして止めたが、その際にポールが折れてしまい、修理用ポールをあてがって以後使うことになった。雪壁は時間があったためかなり立派なものが出来上がった。夕飯は豚汁。ぺミカンの軽量化をFに指示していたためいつもに比べると量が少ない。


3/25(土)イワオヌプリ、ニトヌプリ、ワイスホルン、チセヌプリ 9時まで雪 以降晴れ

(▲1)6:10~(着脱15分)~7:55(イワオヌプリ)8:15~8:55(▲1)9:40~10:40(ニトヌプリ)11:05~11:30(大沼)11:50~12:50(ワイスホルン)13:10~13:55(大沼)14:25~15:12(832コル)15:35~16:55(チセヌプリ)17:05~17:45(832コル▲2)
夜中は風があり、フライを叩く雪がうるさかった。外に出ると軽く吹雪いていてあまり視界がない。竹竿を打ちながら、サイト地から直接夏道の方へ登った。夏道に合流したあたりで、スキーをデポしてアイピケに切り替える。ここで川原がシールを飛ばしてしまい、シールは無事だったものの袋をロストしてしまった。イワオヌプリは上部に上がるまで斜度があり、全体的にウィンドクラストしているのでアイピケに切り替えたほうがいい。急登を終えるとなだらかになる。視界は400m程で目標物が無い限界上だが、地形は分かりやすい。山頂に着いても山頂標は見つからず、視界が無いので微妙な気分になった。一応集合写真を撮って、来た道を戻る。デポ地でスキーを履いてからは、一瞬でサイト地まで滑り下りた。やはりスキーは速い。撤収しているとガスが取れて、青空の見える良い天気になってきた。イワオヌプリも上部までガスが取れていて、悔しい。中津はイワオを"良い準備運動"だったと言っていた。そう考えることにしよう。
イワオヌプリへ

夏道分岐〜ゴーカイは、夏道の南にある小尾根上を行った。スキーだとこちらの方が進みやすいだろう。小尾根の西端まで来ると、目の前にニトヌプリとゴーカイ斜面が現れた。青空の下に、真っ白で広大な斜面が広がっている。これが北海道か…。スケールの大きさにくらくらした。ゴーカイはシールでサクサク登れる限界の斜度で、本ザックで登るのはなかなかしんどかった。
ニトヌプリ
ニトヌプリ山頂

ゴーカイから無木立の斜面を真っ直ぐ登り、ニトヌプリに登頂した。山頂からはこれから縦走していく白い峰々と、その先にある日本海を望むことができた。北に目を転じると、ワイスホルンがどっしりと構えている。ここから見ると、かなりなだらかな山に見える。ここでシールを剥がして、大沼へ滑っていく。980ピョコは西巻きして、トラバース気味に大沼東の鞍部に到着した。

ここでsub装に切り替えて、ワイスホルンを目指す。984pから先は細かなアップダウンがあり、少し面倒だ。特に危険箇所、急登もなく、順調に進んでワイスホルンに到着した。ニセコ連峰から北にそれた位置にあるからか、日本海からの風が岩内の町から直接吹き上げていて風が強い。帰りは940のコルまで滑ってシールをつけ、984pで再び剥がしてデポ地まで滑った。この時点で時間に余裕があったのと、明朝の固くなった雪面を登りたくないのとで、832コルから今日中にチセヌプリをピストンすることにした。また、チセヌプリ南面の本ザック滑走は、隊員の滑りを見ているとやはり不安が残るので、迂回することにした。大沼の北側のほとりを歩いて、832コルに到着した。コルの南側は除雪されていないが、北側は除雪車が入っているようだった。sub装を作っていると、南側からゴゴゴゴ…という不吉な轟音が聞こえてきた。もしやと思い小高くなっている所に立って南の方を見ると、除雪車2台が勢いよく雪を飛ばしている。まずい。しばらく観察していると進みは遅く、ヘアピンを挟んで下の方にいるため今日中にここまで上がってくることはなさそうだったが、念のためデポ品は道路から離れたところに置いておいた。チセヌプリは下から見ると近くに見えたが、いざ登り始めるとなかなか時間がかかった。7割くらい登ったところで、勝木の動きが鈍くなり始める。東面は斜度があり止まるには不適切なので、勝木にはなんとか北尾根に乗るところまで頑張ってもらう。北尾根の斜度の緩いところで勝木を空身にして、行動食を食べさせる。もう山頂は目前なので、勝木は空身で行かせることにした。山頂は平らな雪原で、傾きかけている太陽に照らされたヌプリ群がよく見渡せる。下りは登りと概ね同じルートを下る。サイト地が下の方に見えるので、途中急斜面で隊員が滞らないように一人ずつ滑り下りた。標高差200mを一気に滑ったおかげで脚の筋肉が限界を迎えそうだった。それにしてもこれだけ急でクラストした斜面を、全員特にトラブルなく降りられるなんて、みんな上手くなったもんだ。テントは832コルのニトヌプリ側に張った。行動終了時間が遅く皆疲れていたので、サイトしてさっさと寝た。
それにしても長い一日だった。行動時間が長めだったのもあるが、sub装⇔本ザックの切り替えが3回あったり、シールの着脱が多かったりで何かと疲れた。

3/26(日)シャクナゲ岳、白樺山 晴れ

(▲2)5:50~6:40(幕内ケガ)7:00~(たるみ2回)~10:15(湯本温泉)10:45~(たるみ1回)~12:00(リフト上)~(たるみ1回)~13:15(ビーナスの丘)~13:37(シャクナゲ沼北1040m峰)14:07~15:02(白樺山)15:20~15:45(新見峠▲3)
夜中に少し降ったらしいが、テントを出ると良い天気だ。昨日も天気が良かったが、天気予報によると今日と明日の方がより天気が良いらしい。
撤収して林道の向かい側に移動し、出発する。チセヌプリ南面の本ザック滑走を回避するため、湯本温泉に降りる林道から途中でそれて直接スキー場トップの方へ行ってしまおうという目論見で、途中のヘアピンカーブから西へ進んだ。しかし少し進んだところで幕内が転倒してしまい、その際に1日目に捻った膝を再度痛めてしまう。このまま本ザックで縦走を続けるのは厳しそうなので、残念だが幕内は湯本温泉まで降りて分離下山させることにした。林道をそのまま下りていくと、除雪作業途中の重機が止めてあった。その脇を通り抜けていくと、突然2m程の雪の崖になっていて、スキーを脱ぐ羽目になった。そこからはアスファルトの上に1cmほど雪が積もった道がひたすら続いた。板が滑らないので、とてもしんどくペースがなかなか上がらない。林道をショートカットしようとしても板が滑らなかったり林道を横断したりでなかなか時間がかかった。年越し吾妻の企画を思い出させる林道歩きだった。湯本温泉に着いたら、幕内からの装備の受け渡しを確認をして、これ以降使う予定のないアイゼンを幕内に預けた。幕内と別れて、チセヌプリスキー場をひたすら登る。スキー場内には登山者向けのルートに赤布が打たれていて、その通りのルートで行くよう推奨されている。半分くらい登ったところで勝木がしんどそうにしているので、荷物を抜いた。スキー場上部に着くと、チセヌプリが大きく見える。881コルまでは樹木が生えており、赤布が多めに打たれていた。
後ろがシャクナゲ岳

コルから先は、木一つ生えていない。あまりにも真っ白なので、視界はあるのにビーナスの丘がどれくらい離れているか、などの距離感がつかみにくかった。ビーナスの丘へ登っていると雪がちらついてきたが一時的なもので、シャクナゲ北のピークに着く頃には青空になっていた。ここからの滑走は予備審議段階から要RFとして注意していたのに、視界があるので何も難しくない。白樺山手前の931pは地形図で見るより危険で、南側に雪が小さく張り出していてそのまま登ろうとするとかなり急だ。登っても細くて歩くのが怖い。雪が安定しているので南側を巻いた。新雪時は注意を要する。
白樺山手前 

白樺山からはとにかく滑るだけで、すぐに新見峠に着いた。新見峠は全く除雪された気配がなく、道路がどこなのかも分りにくい。人の多いニセコ東部とはうって変わって、静けさが峠を包んでいる。
この日に差し入れを放出しないと無駄歩荷になってしまうので、各自差し入れを大放出して宴会を開いた。川原が持ってきた氷下魚をカス缶で炙って食べたのが美味かった。その他キュウリの漬物など様々な物が放出され、明日に向けて英気を養った。

3/27(月)目国内岳、雷電山、日本海 快晴

(▲3新見峠)5:50~(着衣調整5分)~6:45(900mコル)6:57~(たるみ15分)~8:40(目国内岳)8:50~9:10(パンケ沼)9:15~(たるみ1回)~10:09(幌別岳)~10:55(雷電山)11:15~11:40(前雷電)11:50~12:25(997p)~(たるみ2回)~14:20(鳴神の滝)
朝から文句無しの快晴だった。新見峠の北側に幕営していたので峠まで少し登ってから目国内の方へ登っていく。900mからは前目国内を巻いてなるべく高度を変えずに直接コルへ向かった。ここからは尾根が細く斜度もそこそこありそうだったので、900mコルからクトーを着けていった。北側に雪庇が張り出しているが、そこまで大きくはない印象。1000m〜1050mあたりに特に細くなっている箇所があり、間を空けて慎重に通過した。予備審資料にも書いたが、北側にも南側にも寄りすぎないよう、慎重なルート選択が求められる。目国内の頂上は岩塊で、北巻きした。この岩塊は下から見るとなかなか威圧的で、冬は登らない方が良い。
目国内岳

パンケ沼へ
目国内からは、パンケ沼まで気持ちの良い滑走だ。眼下に広がるパンケメクンナイ湿原を見ながらの滑走は、今合宿のアンヌプリ北面を除くベストに挙げてもおかしくないものだった。下りきったところでシールを付け、幌別岳を登る。緩すぎず急すぎずワンゲル部員が最も得意とする斜面で、すぐに山頂に着いた。山頂は何も無かったので特に集合写真も撮らずスルーした。幌別〜雷電〜前雷電はだだっ広い雪原で、1175pに寄らなくても幌別から雷電まで一直線に行ける。雷電はこれまで登ってきたピークの中で最もだだっ広く、最高点がどこなのかすらもよくわからなかった。唯一雪面に顔を出していた分岐の案内のようなものの前で集合写真を撮った。一応、Lとしては今回の山行のメインピークのつもりだ。前雷電まで歩いて、シールを剥がす。これから滑り降りていく日本海が、目の前に雄大に広がっている。企画段階から、ずっとこの光景を思い描いて計画を立ててきた。北海道の山と海を全身で感じることのできる、素晴らしい場所だ。この景色を目に収めたら、あとは滑り下りるだけだ。最後まで気を抜いてはならない。
岩内の町を見下ろす

海の向こうに余別岳
997pの前のピョコまでは、とても快適な斜面だった。このピョコと997pは、東巻きした。手前のピョコは簡単に巻けるが、997pはなかなか急峻で、だいぶ東に降りて樹林の中をトラバースした。緊張した時間だった。そこから先は、楽しい斜面がひたすら続く。海とその向こうに見える余別岳を見ながらの贅沢な時間だった。800mから下は背の高い樹林帯で、尾根の分岐がいくつもあるのでRFの良い練習箇所である。林道に出る直前はさすがに雪がグサグサだったが、概ね滑りやすい雪だった。最後は林道にかかる橋のたもとに出た。すると、橋のところでなんと幕内が迎えに来てくれていた。感動の再会である。しかも、シーハイルをするために板と靴を持ってきているらしい。橋の横で、幕内を入れてシーハイルをした。橋から10分くらい砂利道を歩くと、最終ゴミ処分場のでかい建物が現れた。その横を通り海へ続く道をひたすら歩くと、雷電国道に出て、ついに海岸線に到着。隊員と完遂の喜びを分かちあった。
ここから岩内までタクシーを呼んでも良かったが、バス停で18時半の岩内行きのバスを待つことにした。勝木の靴擦れが酷いのでバス停で処置していると、前の家の方が心配してワセリン、湿布などを下さった。その上バス停で待つのは寒いからと、家の隣にある建物でストーブを焚いて下さって、おにぎりやお菓子、飲み物まで頂いてしまった。何から何まで、本当にありがとうございました。ご主人とお話ししていると、前にも山から下りてきた若者たちを泊めたことがあったらしく、聞くとどうやらTWVが2005年に来た時もお世話になっていたことが分かった。12年上の先輩も同じ場所に来ているのだ。ご好意に甘えてストーブの前で暖を取っていると、もうここを離れたくないと言い出す者も出てきたが、明日は羊蹄山に行かなければならない。岩内行きのバスに乗り、羊蹄山へ向かった。

まとめ

一番の懸念事項であった限界上行動時の天候が2日目以降安定しており、充実した三月合宿となった。また積雪の状態が期間を通じて概ね安定していたのも大きい。プレツアー前から積極的に山スキーの錬成企画を出していたおかげか、1年会を含め部員のスキー技術の平均は例年にないレベルまで高まってきていると感じた。また、装備の不備やシールトラブルなどで変にイモったりすることも思い返すと少なかった。完遂できたのは、決して天候が良かったからだけではない。

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