2011年度山行No.20 三郎の岩道窪FB
面子4長崎 3L蓜島 1EF桑原 WH松尾
遡行図は「東京起点沢登ルート120」を使用。
工学部土曜授業のため、松崎のsL企画は日曜のみとなり、土曜がもったいないので岩道窪を出すことにした。今回は主に松尾に判断させた。
7/8(金)
立川=武蔵五日市=(タクシー)=伝名沢(でんなさわ)橋
20:40立川集合。Lは冬山並みに重いザックを背負ってアプローチ。Lが立川に着く直前に松尾から事故で電車が遅れているため遅刻するという連絡を受ける。しかしLが乗っていたのが集合時間ぎりぎりの電車で、松尾は明らかにもともと遅刻だった。結局松尾をおいて武蔵五日市まで先に行く。松尾が来たところでタクシーに乗り伝名沢橋へ。2000円。夜間割り増しされなかった。ここで入山連絡を入れ忘れていることに気付き、携帯の通じるところまで戻る。民家が出てくる手前あたりでドコモは電波が入った。無事入山連絡を入れ、走ってもどると7分ほど。下界訓練はもう済んでいた。明日は4:30発と伝えて就寝。
7/9(土) 曇り時々晴れ夕方一時雨
4:40~5:203mCS 下~5:50大滝下~7:30大滝上~9:10 5m滝上~9:40仕事道9:52~10:30伝名沢橋
Lがトップをすることになったので長崎さんにLポリを持ってもらい、記録もお願いする。駐車スペースから仕事道に降りたところにデポ。松尾は初心者チェックを忘れていた。松尾の準備が遅く10分出遅れ。一つ目の石積み堰堤は左岸をスリング手がかりで巻く。次の石積み堰堤はTRを出したが、手がかりで充分。伝名沢右俣を確認し岩道窪に入るが、3mCSは全然CSではなく、長崎さんもこんな感じではなかったと言うので一応その先の大滝を確認しに行く。大滝はすぐに見つかった。ザイルを回収していて遅れた松尾は伝名沢右俣に入ったらしい。出合は藪が鬱陶しくて分かりにくくはあったが、注意していればわかるはず。この3mCSは左側を登ったが結構難しかった。支点は右側にしかないので初心者は真中をTR+手がかりで通すことにして手がかりを出して長崎さんに先に登ってもらう。TRは松尾。次は大滝だが、ザイルを回収して大滝下に着くと松尾が左巻に苦戦している。過去の記録では左巻しているが、遡行図には右巻きと書いてあり、その方が簡単そうに見える。松尾に「危なくなったら無理せず戻れ」と伝えてもう少し様子を見る。結局松尾は懸垂して戻ることになり、Lは右巻を見に行く。今思えばここが核心なのだから松尾が戻るのを待って松尾に工作を考えさせるべきだった。子の巻きは少し怖かったので巻結びをつけてFixを張りつつ進む。やや怖がりになった気がする。Fixを張り終わった頃、やっと松尾はリカバーできたようだ。結局最初のルンゼ部分はフリー、そのあとはFixを張ってあるが、急登で適さないので一部解除しTR(松尾)→Fixで2段4mの上に出た。すぐに連瀑帯に入る。最初の4mはフリー。次の4mで松尾は右巻き、Lは左直登を見る。ここで松尾が落石を起こし、拳大の石が長崎さんの肩に命中。長崎さんは痛いが大丈夫だと言うので遡行を続けることにする。初心者は左直登TRと落ち口にトラバースするところでFix。このFixは松尾に張らせたが緩すぎだった。次に出てくる連瀑帯は3段TR。ここでも松尾は直登を怖がり一段目を右巻き。そのまま全部巻こうとしていたようだが一段越えたところで沢床に戻らせる。こんなところを巻いていたら埒が明かない。5mはTR+手がかり。途中松尾が詰まったので手がかりを出したが、それでも苦戦していた。最後にトイ状の滝をフリーで通し、倒木帯に入ったので遡行を終了。適当にトラバったりしつつ仕事道へ。沢装を解除し桑原トップで出発。トップは途中2回間違い尾根に入る。松尾も漫然と着いていく。予め注意するポイントくらい頭に入れておいてほしい。もうすぐというところで尾根の右側が伐採されており、側面を九十九折で下っている道がある。尾根上も道が続いているようだったので地図に書いたとおり尾根上を進むことにする。しかしすぐにかなりの急斜面となり、道が分からなくなったので戻ってさっきの道を行く。入渓に使った仕事道と合流しすぐデポ地に到着。この辺りは河原になっており気持ちがいい。沢で冷やしておいたあんみつを食べ、散歩したいと言う松尾と下山連絡を入れに行く。ついでに松崎に連絡して合流の打ちあわせをして戻る。今日はこの河原で寝ることにして16時までみんなで昼寝をしたりして過ごす。天図が終わってからサイト。天図中からぽつぽつ雨が降り始めたのでツェルトを張り、桑原にチロリアンブリッジを教える。雨は大したことないので外サイトするが分配間際に雨が強くなってきたのでツェルトに避難。長崎さんの差し入れによりご飯は炊き込みガーリックライス。桑原考案のグラタンはグラタンとは言い難いがおいしかった。チーズのおかげでボリュームも十分。雨はすぐに止んだ。ここで松尾・桑原に松崎が中止の判断をしていないか確認しに行ってもらう。後は長崎さん差し入れのウィスキーを飲んでのんびりしていると松崎が到着。石津窪FBに続く。
まとめ
あっという間に終わってあっという間に下山した。養成としては物足りない沢である。大滝と藪と蜘蛛の巣の印象が強く残った。
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