白砂山~佐武流山 山行No.28 薮トレ 文責:木村
面子(括弧内は藪トップ日数):4福村、藤田、3L木村、吉村(5)、2藤井(0)
前週が台風のため、延期になった企画。
当初2山岸も連れて行く予定だったが、本人は失念していて本審も欠席したので切った。
また12p×2の一泊で苗場山まで行く予定だったのだが。。。
植生は笹が主体で時折マツ、潅木が混じる程度。後半になるほどササが多いような気がする。
踏み跡は西ノ沖沢ノ頭までに断続的についているがこれを外すと濃い。
交通費が高くつくことを除けばトレとしては適正なルート。RFはやや簡単目。
部分的に三国峠コースよりも濃かったと思う。
因みにLは今山行が10本目の藪山行だった。
7/20(金) 曇り時々雨
吾妻線長野原草津口集合とするが結局みな高崎で集まる。
��がゴアマとザックカバーを忘れたことに気がつきコンビニへ走りカッパを購入、
執行と遭対、連絡先に入山許可を求めると、連絡先の小松がカッパのズボンがないのは致命的だということで、
入山するならばカッパ二枚以上は欲しく、最低限行動判断を厳しくするようにと釘をさされた。
この時点で吉村を切ってゴアマを略奪する選択肢もあったが、
夏合宿にLとしてきてもらいたいのでリスクを冒して参加してもらうことにした。
結局、群馬大津(長野原草津口の隣)で福村さん、吉村、藤井を降ろしてタクシーでコンビニに寄ってもらい、
それから長野原草津口でLと藤田さんを回収して野反湖に向かうこととした。中型16000円。
吉村と合流すると、上下に分かれたカッパを二組買って来てくれたので取りあえずは安心した。
野反湖に向かい休憩舎で就寝。ちょうど一年ぶりということでなかなか感慨深かった。
21(土) 曇り時々雨
野反湖休憩舎4:45-地蔵峠5;10-タルミ-6:18水場6:33-堂岩山7:00-8:10白砂山8:30-
タルミ4回-14:20西ノ沖沢ノ頭14:42-タルミ2回-17:30赤樋山▲
途中の水場で水を汲みつつ大体去年と同じペースで白砂山まで行く。
堂岩山から白砂山まではこのコース唯一の限界上である。しかし白砂山手前のコルあたりは樹林帯である。
白砂で薮入りする。三国峠方面との分岐はどちらにも踏み跡がついてるのでわかりやすいが、
踏み跡が無く、また視界も悪かった場合は最難レベルのRFポイントである。
そのまましばらく踏み跡を追う。またかなりの頻度でプレートが打ってあり、これは結局佐武流まで続いた。
白砂山から下って2060の鞍部を過ぎたあたりは二重稜線となっている。ここで一度トップはイモる。
さらに標高点1988への分岐を行き過ぎてイモる。トップが少ないとこんなものかもしれない。
ペースも遅い。RFがまだ出来てないのと藤井は特に藪に慣れていないのだろう。計画変更は必定かと思った。
相変わらず鬼Lぶりを発揮してロングピッチを切っていたら1927鞍部手前で藤井がバテた。
トレとはいえ、藤井の実力を省みず負荷をかけ過ぎたかと今になって反省する。
荷物をある程度抜いて本隊にいれたところ、沖ノ西沢ノ頭以降はそれなりのペースを取り戻した。
月曜にテストを抱える福村さんは、まだMaxを通過していないので、
戻ることを視野に入れて早めにサイトした方がいいと言ったが、Lはいけるところまで行くこととした。
福村さんは一時トップに出てくれたが、基本吉村ワントップで進む。
赤樋山はその名のとおりところどころ崩壊した赤土が見えている。
別段危険はないが2050mあたりで何故かイモッた。5時半になったので赤樋山でサイトとする。
読み替えてギリギリ10pに収まる。
サイトがだれて藤田さんがお怒りだった。荒沢谷でも出合ったあの小さい羽虫に悩まされつつ
絶望的な雰囲気の中、就寝。夜蒸し暑さと酸欠と痒さの中何度もおきた。
22(日) 曇り時々雨
▲4:45-たるみ3回-8:45佐武流山9:05-9:45赤倉山との分岐9:55-ワルサ峰10:26-
たるみ3回、渡渉-13:05林道13:25-たるみ1回-15:50切明温泉
目覚めると酸欠で火がつかないし、藤井が気持ち悪がっている。俺だって気持ち悪いんだから我慢知れ。
やや水に余裕がないので200縛りとする。
藤井は荷物そのままで出発。(その後何度か前に出ていたがトップの仕事はしていない。)
赤樋山からの下り2020m位で吉村が右に落ち、その左を行っていた本隊も右に落ちだした。
ワントップゆえのミスである。
ただ藤井も足攣ることも無く、靴紐が解ける回数も減ったので藪に慣れてきたのではないか。
イモッたあたりから2150m位までが本コースの最濃区間である。(最低鞍部付近は薄い)
背丈を越える茎の太い笹が覆っている。が、南八甲田の藪にははるかに及ばない。
佐武流山で藪抜け。しかし福村さん足を痛めたらしい。本人曰くトレ不足との事。途中で荷物を抜いた。
藤井も下りでは痛むらしい。
問題の渡渉点だがロープが二本張ってあり、深いところではスネくらいまで水につかる。
一本のザイルは芯がむき出しになっていた。
意外と緩斜な登り返しをして林道に出る。靴を履き替えて切明に向かう。
この温泉は300円で石鹸類も就いている。お得だ。
越後湯沢まで中型タクシーで一時間半17000円。呼び寄せるのにも一時間半かかる。
ゆっくりし過ぎて緊急連絡先に電話を入れるのがギリギリになった。
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