2007年4月1日日曜日

残雪 雪倉岳

雪倉岳FB

2007年3月30日~4月1日

面子
��年 工藤(L)福村 山森(sL)
��年 長谷川




3/30
3時半に立川に集合して白馬大池に向かう。しかし福村が来ない。なんでも忙しくて余裕がないし、髪を切りたいから特急で来るそうだ。散髪代を特急代も加味して考えると恐ろしく高い。電車の中で長谷川が早々に今回はやる気がないと吐露していた。
白馬大池の駅は無人。周りには何もない。水場もない。ただ水はスキー場で汲めるので問題ない。

3/31 最低の初日(晴れのち雨)
自然園9:00-10:03急登上10:14-10:30天狗原の祠10:50-11:50乗鞍岳2380m地点-13:00天狗原の祠13:35-13:42長谷川眩暈13:53-15:02沢合流地点1820m-17:00蓮華小屋

7時半のタクシーで栂池スキー場へ。1450円也。ものすごい混雑。ほぼすべて山スキーヤー。これほど大勢を見たのは初めてで驚愕した。荷物の重量を測ったら長谷川30kg、sLは32kg。重い…ゴンドラとロープウェイを乗り継いで9時に自然園着。天狗原の祠を目指す。他の客が大量にいて迷うことはない。何事もなく天狗原の祠へ到着。予想外の好天で、火打や妙高が望める。予報では、今日は午後から天気が下り坂で雨の可能性が高いといわれていたので、乗鞍は諦めてまっすぐ振子沢を目指す、という話であったが、天気があまりにもよかったことと、乗鞍を打てないとノーピークで山行を終える可能性があるという意見が出て乗鞍をとりあえず目指す。コースには竹竿を打ってありRFに問題はなく最初は順調であったが、急登で福村が苦戦。次第に視界も悪くなってきた。そこで引き返すことを決定。下る途中長谷川がスキーを片方流してしまう。もう山行もお終いかと思った。が、親切な方がスキーのありかを教えてくださった。長谷川さん勘弁して下さい。ここまで下りてくると視界はかなり良好。先のRFが若干不安であったが、プレートがしょっぱなからあるので迷うことはない。程なくして長谷川が気分が悪いというので休むことにする。福村も少し悪いとのこと。どうやら軽い高山病のようだ。ゴンドラで高度を上げたのが効いた模様。下界から2380m地点まで4時間足らずで行ったのだからまあ無理もない。配慮不足でもあった。水分をきっちり補給させて再出発。ところがどっこい、すさまじい強風が吹き荒れる。こんな強風は体験したことがない。幸い寒気が入っていないので風が冷たいということはなかったのだが、3月合宿を遙かに凌ぐ強風に一同唖然。身動きができないので10分くらい停滞。振子沢を下り始めると風は弱まった。コースが整備されているのでRFは問題ないが、長谷川がスキーで苦戦。本ザック滑降は本当に苦手なようだ。後半はトラバリ道が多く疲れる。しかも予報通り雨が降り出す。極めつけは雷。ヤッケの工藤・長谷川はびしょ濡れになっていた。4人とも疲弊&うんざりしきって5時頃小屋につく。一同悲鳴をあげて小屋泊を希望するが週末で混雑しており部屋もない。ただし水は小屋で汲ませてもらえた。雷雨の中のびしょぬれの身体で雪上サイトというなんともみじめなサイトになった。乗鞍を目指したこともおおいに悔やまれた。10時天をとった後は沈みこむように眠りに落ちる。

4/1 雪倉!!(快晴)
起床5:14-蓮華小屋6:55-7:30兵馬ノ平-7:59 1490mベロの先 8:10-8:43 徒渉点9:07-9:18雪倉の滝上-9:55 1750m雪崩跡10:07-11:10 ラジオを聴くため停止 11:23-12:20 2100m地点 12:43-12:48工藤アホ 13:16-13:44徒渉点13:59-14:21大木14:30-14:40兵馬ノ平15:00-15:40蓮華小屋

前日の疲れから若干寝坊。起床係を指定し忘れたのもいけない。トラバリ道のトレースはよくわからず結局プレート伝いに行く=兵馬ノ平経由。トラバリ道は1475m付近をずっと行く道だが、丹念に探している余裕はなかった。長谷川が昨日とうってかわり好調。徒渉点はSLがRF。渡りきったところで弱層テストをした。前日のどしゃぶりのせいか、雪はほぼ一体化しており弱層はない。後でガイドの方から聞いたのだが、徒渉点がもう少し上にあり、徒渉はなるべく上流でするのが定石であると教えてもらった。ここで後続パーティーにも追いつかれる。慣れた様子の人々だったのでしばらくついていくことにした。雪倉の滝は左側から越え、そのまま支沢に入り先の乗越から本流に戻る。1750m地点で大きな雪崩の後がある。恐れをなしてそこから尾根に乗り上げることにした。(ガイドの方に伺ったのだが、いつもであれば沢を詰めあがり、これから登る尾根を滑るのだそうな。尾根にあがると遠回りで1時間半~2時間余計にかかる。)ここからが本当に急でかなりの登り応え。クライミングサポードを最大にしてもしんどい。長谷川が滑落して木にぶつかってようやくとまっていた。急登の途中でラジオ休憩。しかしよく聞こえない。雪倉は1~2時とガイドの方から聞いたのでピークにつけないことは覚悟した。急登が終わったあたりで工藤がちんたらしているのでザックデポ。2100m地点までなんとか辿り着く。天気は快晴。朝日が見える。ここから雪倉まで1時間半以上ありそうだったのでピークは断念。無念。尾根に来てしまったから仕方ない。しかし滑り降りる斜面は雪倉のメインディッデュ部分で十分そそられる。まさに大滑降!!と思ったら工藤がデポしたザックを通り過ぎて30分ほどロス。どアホう。竹竿でも打っとけよ。そんなアクシデントがあっても下りはあっという間であった。徒渉点から先、先行パーティーのトレースを辿ったら少し行きより少しショートカットになった。兵馬の平でガイドの方から教えを受けた。雪倉や朝日のこと、徒渉点、雪洞についてなど。蓮華小屋にはなんなく戻る。今日は風呂にありつけた。風呂ではさっきの一行の一人、雨宮節(たかし)さんからお話をたくさん伺った。福村がよく行く山道具屋の元オーナー。ディアミールを日本に輸入したのも雨宮さん。メスナーをしてクレイジーを言わしめたほど登山歴も輝かしい方だった。恐縮。小屋のおっちゃんは親切。
翌日は天気が悪そうなので朝日はほぼ諦める。ただっ広いとこを行くのでガスでは厳しい。また隊員のモチベーションも低かった。
サイト後はSL持参の焼酎で宴会。SLは途中で寝て起きたら11時。その間福村と工藤が論戦を繰り広げ、長谷川はおもしろおかしく見ていたらしい。長谷川いわく福村に分があるとのこと。ちゃんと寝床を作って寝付いたのは12時過ぎ。現役であるにもかかわらずじじい山行の様相を呈している。

4/2 意外としんどい下山
起床7:14-9:33蓮華温泉小屋11:12-11:58ヤッホー平手前12:10-12:20ヤッホー平通貨-13:00角小屋峠手前13:10-13:30角小屋峠13:50-14:53 15:01-15:45長谷川荷物抜く16:00-16:23細池通過-17:05木地屋

ゆったり起床。露天風呂に入ってから下山することにする。ヤッホー平へのショートカットのスノーブリッジが落ちているとのことなので、林道を行く。疲労がたまっているせいか余計荷物が重く感じられる。林道では迷うことはない。角小屋峠への登りもプレートあり。峠から先は多少わかりづらい。天気が悪いとRFは難しいと思う。幸いトレースがあったので大して苦労しなかった。沢沿いのトラバリ道は赤布とプレートが多数。2度目の徒渉点は一人ずつ越えた。長谷川は本ザックスキーに苦戦。トラバリの途中で滑落し、ズルズル落ちていく。ゆっくりだったかが止まらないので不安になるが、結局止まった。よかったよかった。しかし息が荒い。転び過ぎたせいで完全にバテている。しかしそこは長谷川、藤井が生まれたての小鹿なら長谷川は傷ついた牡鹿かクマ。あくまでたくましい。でもやっぱり遅いし、過呼吸にでもなられたら困るので荷物を抜く。3日のうち2日も長谷川が果てるとは。大池のあたりからは一瞬で下れた。

白馬で打ち上げ。絵夢という店にて4人で7人前+ビール2本を食した。スキー嫌いと言いつつも頑張ったので長谷川には大盤振る舞い。特大のチキンカツ定食(半ラーメン付き)、お好み焼き半人前、味噌ラーメンをたいらげていた。コインランドリーもあったのでSLと福村は洗濯したり、シュラフを乾かしたりした。工藤は何もせず、雨飾で異臭を放っていた。臭いのは女に送るメールだけにして欲しいものだ。

4/3 レンタカー安曇野&糸魚川&姫川温泉
福村と二人でレンタカー。美術館行って、糸魚川で寿司食って、姫川温泉にも入った。Decentな一日で遊び疲れた。工藤は松本でネット4時間。

まとめ
初日に乗鞍を目指したせいで隊員の体力を大きく消耗してしまった。翌日5:30とかに出発できたら雪倉を打てていたかもしてない。軽率な判断を後悔した。ただガイドの方に会えたおかげでいろいろな情報を得られたのでその点はよかった。大滑降は本当に爽快でそれまでの苦労を裏切らないものだった。プレツアー、3月合宿とスキーの内容的には不足していたが、雪倉は本ザックでの滑降時間の長さ、サブ装での急な登りと大滑降と盛りだくさんな内容でいい経験になった。藤本さんの言う通り、雪倉は経験者がいた方がいいなとは思った。夏に偵察をしておくのもいいかもしれない。木地屋への下りで、角小屋の峠の先、沢を徒渉して北に進路を変えるところのRFはわかりづらいので注意。
雨飾を含め本当にスキーを楽しめた1週間で素晴らしかった。シーハイル!!!


個評
長谷川…よく頑張ってくれたと思う。ただバテていたせいかRFが多少怪しかった。あとシールのメンテをするように。サブ装での行動は楽しめていたみたいだったのでぜひ来年もスキー参考に来るように!
工藤 …おつかれさま。シール登行、本ザック滑降はさすがは3年目。安定感があり上手だった。ありが
たう
福村 …おつかれさま。ありがたう
SL  …じじい山行のせいかいまいちリーダーシップを発揮できなかった。それと時間管理で適当だった。

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