軍刀利沢FB
企画:深山莉綾
企画:深山莉綾
参加者:3(*)中村 2(*)新留 L深山 1EH(初)梅宮 FW(初)近藤
木漏れ日が綺麗で渓相の良い沢でした。ただ、10月ということもあり、水流中直登はかなり寒かったです。
2015/10/17(土) 東京=武蔵五日市=落合橋▲0 アプローチは公共交通機関
土曜は雨の予報だったので、日曜のみの日帰り山行とした。22時20分に武蔵五日市駅に集合。駅の交番に計画書を提出し、呼んでおいたタクシー1台に乗車。タクシーの中で入山連絡を入れて落合橋へ向かう。が、南郷バス停手前から左に折れる道をタクシーは通り過ぎてしまった。ちょっと進んだところで気付いて引き返し、落合橋へ向かう細い道に入って落合橋に到着。車はそこで通行止めになっている。料金は深夜料金で7570円。運転手さんは優しくて70円まけてくれた。落合橋で下界訓練を行った。初心者は二人ともよく覚えていた。近藤はN認定だが、卒なくこなせていた。梅宮と中村さんは、ザイルの末端処理の形が時によってちょっと違くなる理由について語らっていた。24時頃に就寝。
10/18(日)晴れ 軍刀利沢
▲0 5:10~5:45入渓点(沢装装着)5:55~6:00 3×4m・2条4m 6:25~6:35 逆くの字 6:55~7:05 CS・8mナメ7:45~7:50大滝9:10(たるみ)9:25 5×6m・CS5m 9:55~
10:00 4m・6m 10:25~10:35 3m・4m 10:55~10:56 10m 11:10~11:20二俣~11:30 CS~11:35 (水汲み) 11:40~11:55 小滝 12:15~12:30 三国峠 (沢装解除)12:50~14:15矢沢林道終点(たるみ)14:20~14:25 入渓点~15:00落合橋(デポ回収)15:10~15:25 南郷
体操をして出発。夏と比べると日の出が大分遅く、秋を感じた。まだ暗い中林道を進んでいき、路肩注意の看板にピンクのテープが貼ってあるのを過ぎたすぐ後の、右手に赤布がついているところで入渓。赤布は小さくて分かりづらい。また、遡行図に書いてある小屋はなかった。このとき梅宮のハーネスがねじれていた。
薄暗い沢の中を進むとすぐに2mが出てきてフリー。そのすぐ後の3×4mもフリー。その1段上にある2条4mは右壁TR新留。水流が美しかった。ここからは倒木が多くなってくる。逆くの字は中村さんが左壁を登り、新留は右のルンゼ状を登る。右は釜がやや深いので新留は倒木の上を歩いていこうとしたが、木がずれて釜に落ちてしまった。右のルートをTR新留。木が邪魔でザイルダウンが大変だった。
CSとその上の8mナメは、まとめて2段TR下新留上中村さん。CSの梅宮の登り方は豪快だった。3mは左壁フリー。上がちょっと滑るのでここはTRの方がよかった。
大滝は見事に垂直な滝だった。見るからにつるつるでホールドが少なく、手がかりがないと登れない。トップは左巻きして滝の上に上がり、(左巻きのトラバースには途中ロープがついている。)新留が一度巻き結びで大滝を下まで降りて、TRTで登り返した。水量が多くとても寒そうだった。そのあと水流中TRT新留で近藤をあげる。近藤はすごいゴボウ力で、スムーズに登れていてびっくりした。次は梅宮がトライしたが、取り付きはできたがその1段上のスタンスが滑りやすく、何度も滑って落ちているうちに水をかぶり消耗してしまった。空身にして登らせようかとも思ったが、寒さで手に力が入らずゴボウはできなさそうだったので、工作を変更して右巻きを行かせることにした。中村さんがTR+Fixを1本のザイルでして梅宮をあげる。ここの工作はとても速かった。さすが。
大滝はかなり面倒な工作になってしまったので、はじめから直登はせずに、右巻きTR+Fixをした方がよかった。
5×6mは左巻きフリー。CS5mは左からも巻けるが、初心者が水流中を行きたいと言って水流中TRT新留。さっき大滝であんなに濡れたのに奇特な人たちだ。梅宮は、大滝を登れなかったのが悔しくてここは直登したかったらしい。いい心意気で感心した。
4mは右巻きフリー。6mは、まず中村さんがロープのついている右ルンゼ上を登り、水流右TRで新留を上げた。右壁には残置ハーケンがある。新留を通したルートを中村さんがTRで初心者を上げ、6mのすぐ上のナメ滝は同じザイルを手がかりとして登らせた。その次の淵は、左からへつると簡単。中村さんは難しそうな右のへつりをトライしていて、見事へつりを成功させた。すごい。
3mは右巻きフリー。4mは、水流右のロープが垂れているところをTR新留。ここの滝はカエルも直登していた。が、途中でその姿を見失った。滑落していないといいけれど。
すぐに10mが出てきて、右巻きTR中村さん。CSは右フリー。ザックが岩に引っかかって足が宙に浮いた状態になり、Lは一人怖い思いをした。ここはTRでもよかった。
水がなくなってきたところでER下山に備えて水汲み。はじめ汲んだ水が汚くてまっ茶色だったので、右に出ている枝沢で汲み直してもらった。最後の水がちょろちょろ出る小滝は真ん中TR新留。
そのまま沢をつめるとあっさり三国峠に出る。熊倉沢の下降開始リミットを10分オーバーしていたのでER下山決定。沢装解除していると、トレランの人が何人も来て不審な目で見られた。山岳耐久レースをやっているみたい。生藤山を巻いた後、1019ピークを巻く道の途中の、看板があるところで左の分岐道に入る。踏み跡をたどって右にトラバースし、1019から出ている尾根に乗る。途中までは木の幹に白ペンキがついているのを目印に進んでいける。768の手前の平らになるあたりで、南にUターンする踏み跡に入っていく。この踏み跡はやや分かりづらい。地図上で広葉樹のマークが付いている、西から東に伸びる尾根と踏み跡がクロスするあたりから踏み跡が分からなくなったが、探したら下の方に続いていた。そのまま踏み跡をたどりトラバースして沢跡に出る。このあたりでヘルメットをつける。沢跡の横の踏み跡を進み、沢に水が出てきてからしばらく行ったところで矢沢林道終点に出る。遡行図に書いてある読みよりは時間がかかったが、迷うことなく下りられたのでほっとした。
落合橋でデポ回収して、南郷バス停からタクシーで武蔵五日市駅へ。ホリデー快速で立川まで行って松屋で牛丼食べて解散。
軍刀利沢FB 企画:深山
参加者:3(*)中村 2(*)新留 L深山 1EH(初)梅宮 FW(初)近藤
10/17(土) 東京=武蔵五日市=落合橋▲0 アプローチは公共交通機関
土曜は雨の予報だったので、日曜のみの日帰り山行とした。22時20分に武蔵五日市駅に集合。駅の交番に計画書を提出し、呼んでおいたタクシー1台に乗車。タクシーの中で入山連絡を入れて落合橋へ向かう。が、南郷バス停手前から左に折れる道をタクシーは通り過ぎてしまった。ちょっと進んだところで気付いて引き返し、落合橋へ向かう細い道に入って落合橋に到着。車はそこで通行止めになっている。料金は深夜料金で7570円。運転手さんは優しくて70円まけてくれた。落合橋で下界訓練を行った。初心者は二人ともよく覚えていた。近藤はN認定だが、卒なくこなせていた。梅宮と中村さんは、ザイルの末端処理の形が時によってちょっと違くなる理由について語らっていた。24時頃に就寝。
10/18(日)晴れ 軍刀利沢
▲0 5:10~5:45入渓点(沢装装着)5:55~6:00 3×4m・2条4m 6:25~6:35 逆くの字 6:55~7:05 CS・8mナメ7:45~7:50大滝9:10(たるみ)9:25 5×6m・CS5m 9:55~
10:00 4m・6m 10:25~10:35 3m・4m 10:55~10:56 10m 11:10~11:20二俣~11:30 CS~11:35 (水汲み) 11:40~11:55 小滝 12:15~12:30 三国峠 (沢装解除)12:50~14:15矢沢林道終点(たるみ)14:20~14:25 入渓点~15:00落合橋(デポ回収)15:10~15:25 南郷
体操をして出発。夏と比べると日の出が大分遅く、秋を感じた。まだ暗い中林道を進んでいき、路肩注意の看板にピンクのテープが貼ってあるのを過ぎたすぐ後の、右手に赤布がついているところで入渓。赤布は小さくて分かりづらい。また、遡行図に書いてある小屋はなかった。このとき梅宮のハーネスがねじれていた。
薄暗い沢の中を進むとすぐに2mが出てきてフリー。そのすぐ後の3×4mもフリー。その1段上にある2条4mは右壁TR新留。水流が美しかった。ここからは倒木が多くなってくる。逆くの字は中村さんが左壁を登り、新留は右のルンゼ状を登る。右は釜がやや深いので新留は倒木の上を歩いていこうとしたが、木がずれて釜に落ちてしまった。右のルートをTR新留。木が邪魔でザイルダウンが大変だった。
CSとその上の8mナメは、まとめて2段TR下新留上中村さん。CSの梅宮の登り方は豪快だった。3mは左壁フリー。上がちょっと滑るのでここはTRの方がよかった。
大滝は見事に垂直な滝だった。見るからにつるつるでホールドが少なく、手がかりがないと登れない。トップは左巻きして滝の上に上がり、(左巻きのトラバースには途中ロープがついている。)新留が一度巻き結びで大滝を下まで降りて、TRTで登り返した。水量が多くとても寒そうだった。そのあと水流中TRT新留で近藤をあげる。近藤はすごいゴボウ力で、スムーズに登れていてびっくりした。次は梅宮がトライしたが、取り付きはできたがその1段上のスタンスが滑りやすく、何度も滑って落ちているうちに水をかぶり消耗してしまった。空身にして登らせようかとも思ったが、寒さで手に力が入らずゴボウはできなさそうだったので、工作を変更して右巻きを行かせることにした。中村さんがTR+Fixを1本のザイルでして梅宮をあげる。ここの工作はとても速かった。さすが。
大滝はかなり面倒な工作になってしまったので、はじめから直登はせずに、右巻きTR+Fixをした方がよかった。
5×6mは左巻きフリー。CS5mは左からも巻けるが、初心者が水流中を行きたいと言って水流中TRT新留。さっき大滝であんなに濡れたのに奇特な人たちだ。梅宮は、大滝を登れなかったのが悔しくてここは直登したかったらしい。いい心意気で感心した。
4mは右巻きフリー。6mは、まず中村さんがロープのついている右ルンゼ上を登り、水流右TRで新留を上げた。右壁には残置ハーケンがある。新留を通したルートを中村さんがTRで初心者を上げ、6mのすぐ上のナメ滝は同じザイルを手がかりとして登らせた。その次の淵は、左からへつると簡単。中村さんは難しそうな右のへつりをトライしていて、見事へつりを成功させた。すごい。
3mは右巻きフリー。4mは、水流右のロープが垂れているところをTR新留。ここの滝はカエルも直登していた。が、途中でその姿を見失った。滑落していないといいけれど。
すぐに10mが出てきて、右巻きTR中村さん。CSは右フリー。ザックが岩に引っかかって足が宙に浮いた状態になり、Lは一人怖い思いをした。ここはTRでもよかった。
水がなくなってきたところでER下山に備えて水汲み。はじめ汲んだ水が汚くてまっ茶色だったので、右に出ている枝沢で汲み直してもらった。最後の水がちょろちょろ出る小滝は真ん中TR新留。
そのまま沢をつめるとあっさり三国峠に出る。熊倉沢の下降開始リミットを10分オーバーしていたのでER下山決定。沢装解除していると、トレランの人が何人も来て不審な目で見られた。山岳耐久レースをやっているみたい。生藤山を巻いた後、1019ピークを巻く道の途中の、看板があるところで左の分岐道に入る。踏み跡をたどって右にトラバースし、1019から出ている尾根に乗る。途中までは木の幹に白ペンキがついているのを目印に進んでいける。768の手前の平らになるあたりで、南にUターンする踏み跡に入っていく。この踏み跡はやや分かりづらい。地図上で広葉樹のマークが付いている、西から東に伸びる尾根と踏み跡がクロスするあたりから踏み跡が分からなくなったが、探したら下の方に続いていた。そのまま踏み跡をたどりトラバースして沢跡に出る。このあたりでヘルメットをつける。沢跡の横の踏み跡を進み、沢に水が出てきてからしばらく行ったところで矢沢林道終点に出る。遡行図に書いてある読みよりは時間がかかったが、迷うことなく下りられたのでほっとした。
落合橋でデポ回収して、南郷バス停からタクシーで武蔵五日市駅へ。ホリデー快速で立川まで行って松屋で牛丼食べて解散。
まとめ
軍刀利沢 木漏れ日が綺麗で渓相の良い沢。滝の登攀が楽しめる。工作が多く中盤~終盤向け。ツメは楽で、下山はRFが必要。熊倉沢下降まで完遂するならもっと日が長い時期に行った方がいいかもしれない。ただ、14は5月下旬に雪渓が残っていたので注意。
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