新人錬成 和名倉山・飛龍山 FB
面子:
3:cL村瀬、一山 2:2sL藤原、FWH保田 1:西川、長根、野原、柏嶋
埼玉の山に登りたかった、珍しい山に登りたかった、新人を錬成したかった、ボルシチが食いたかった、という理由で和名倉山に登った。適度にしんどく、良い錬成になった。
5/30(金) 晴れ
渋谷駅=三峰口駅=(タクシー)=埼大山寮
三峰口2140集合。5限がある駒場生は駒場東大前1827時発に乗ねばならず大変だったろう。藤原は東武東上線沿線なので、秩父鉄道には終点の寄居から乗り、他の面子とは御花畑で合流した。忙しい村瀬さんは池袋から特急レッドアロー号で御花畑までビュンと来たらしい。保田が地図を家に置き忘れて来たので、余っていた白地図を渡す。三峰口ではこの時間にはもうジャンタクが無いので、普通のタクシー2台に分乗し、埼大山寮には2230時頃着。レポートに書いてある「サイト場で確実に水が手に入るなら」の意味をsLが深読みしていたため、結局水は6発減らせることが分かる。しかし、折角なので水は減らさなかった。埼大山寮に人の気配は無い。三峰口かれ埼大山寮までタクシーで運賃11090円。軒下には4人程寝られそうだ。2300時頃就寝。夜半鹿の啼声に暫く安眠を破る。
5/31(土) 晴れ
埼大山寮0433-0523
850m 0534-0618 1100m 0635-0750 造林小屋跡
0805-0900 1650m
0910-1000 1800m 1010-1058 2000m 1108-1128 二瀬分岐
1128-1142 和名倉山頂
1144-1159 二瀬分岐
1159-1208 川又分岐
1228-1324
東仙波直前のコル 1335-1345
東仙波 1345-1428
1900m付近 1440-1513
山ノ神土 1513-1540
将監小屋
ほぼ予定通り4半出発。秩父湖に架かる橋は5名以上同時に渡ってはならないと書いてあったので、4人ずつ通す。とはいえ、見た所かなり頑丈そうな鉄筋づくりの橋である。橋を渡って850mまでの急登は間伐のせいか土が緩んでおり、慣れていない1年会は余計に体力を消耗しているように見えた。実は西川にとってはこの急登が今回の山行で一番楽しかったらしい。意外である。トップよりセカンドの方が最適なルートを選べるので、一山さんにセカンドに入ってもらう。この辺りの木々は熊剥ぎや爪あとが多く見られる。
三角点すぐ南にある反射板跡地から先は古い作業道が続いており、非常に歩きやすい。長根が少し腹が痛いというので、ヘルボから胃腸薬を飲ませる。造林小屋跡の水場は聞きしよりも綺麗であり、水量も少なくない。この辺りには古い軌道や車輪などの遺物が落ちていて、廃墟好きには嬉しい。1550mから1600mくらいまでは、木々に覆われて涼しく、綺麗な苔が生した心地良い森が続く。秩父らしい景色である。和名倉山の景色ではここが一推しだ。
1750mの尾根あたりからスズタケの藪となるはずだったのだが、尾根上以外は枯れてしまっており、踏み跡がどこにあるのか、かえって分からない。トラバースを続けると尾根から離れて行ってしまうので、適当な所で尾根に上がると、踏み跡を発見する。ここから2000mあたりまでちょっとした藪が続くが、踏み跡がちゃんとあるので漕ぐ必要はない。余談であるが、sLは藪に行ったことがない。
二瀬分岐からは空身で和名倉山頂までピストン。予想通りイモピーク。眺望ゼロ。だが、これはこれで良いとsLは思ったのであった。和名倉山頂のあたりはほとんど平坦であり、よくもまあ、山頂が決定出来たものだ。山頂というより、平坦な森の中に行き止まりの道が通っているという感じだ。三角点も設置されているが、こんな場所で測量が出来るのだろうか。川又分岐で長めにタルむ。sLはいい加減差し入れが重たく感じられたので、ここでなっちゃんを出す。この先は特筆することはないが、東仙波あたりの稜線は良い眺めだった。
将監小屋のテン場で最初にサイト地として眼を付けた場所が、実は他のパーティが確保したつもりになっていたらしく、場所を移す。よく見ると最初に選んだ場所よりもこちらの方が快適である。さっきのパーティも結局違う場所に幕営していた。さて、今晩のFはボルシチである。面子にロシア語選択者が3人いることとFがボルシチであることは無関係ではない。サワークリーム代わりにタルタルソースを入れるととても美味しかった。オーチンハラショー。sLの目論見通り、皆疲れていたので宴会は早めに切り上げて就寝。
6/1(日) 将監小屋
0442-0536 崖マークあたり
0545-0636 2000m
0636-0715 禿岩 0740-0745
飛龍権現 0745-0800
飛龍山 0800-0820
飛龍権現 0830-0918
1900m 0928-1018 熊倉山 1028-1122
1100m附近 1130-1220
700m 1230-1240 丹波
ややサイトが遅れ、0430時予定のところを0441時に出発。昨晩柏嶋はよく寝られなかったようだ。楽にトラバースして飛龍権現まで難なく到達。崖マークのあたりで地図読み。鳥居の地図記号はただの記号ではあるのだが、実際には鳥居は無く、小さな祠がぽつんとある。聞いていた通り禿岩は良い眺めだったので、長めにタルむ。飛龍山は和名倉山と違って中途半端なイモピークなので、写真を撮って早々に飛龍権現に引き返す。ここからは特に見所もなく下るだけである。前飛龍直後に'12年の危険箇所があったが、さして危険には見えなかったのでそのまま通過。熊倉山の後、大したことのない段差で村瀬さんが派手に転ぶ。50cmほど落下したが、幸いにもザックが衝撃を吸収したため、怪我は無かった。サオラ峠の後、1200m以下の急斜面をトラバースする道が斜めっていたため、歩きにくい。一山さんが頻繁に落石を起こし、すぐ後ろにいる村瀬さんがらーく!と言う光景が見られた。800m附近で鹿か何かの頭蓋骨を発見して驚いた。末端から少し歩いた所にある道の駅で打ち上げをして、バスで移動し、奥多摩駅で解散。バスの中で山小屋スタッフの大ベテランから色々話を聞けて面白かった。
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