新人錬成 金峰山・瑞牆山

新人錬成金峰山・瑞牆山 FB
2年会 大西 大
参加者:3FH一山さん、2L大西、EW保田、1川原、八嶋

去年行った人たちがほめていて、自分も行ってみたかった。景観がすばらしいだけでなく、岩登りも楽しめた。アプローチは楽ではないが、それを補って余りある良い山だったと思う。天気にも恵まれたし、メンバーも楽しかった。Lについて言えば、反省点もいくつかあったので次回に生かしたい。
新品のザックが山に映える


5/23() 晴れ
22時に高尾に集合し、小淵沢への終電に乗る。高尾駅の時点で全員そろっていたので入山連絡をするが、この時点で既に八嶋がマップケース用ロープを家に忘れた(大西のせい)ことが分かっていたにもかかわらず、入山連絡をするときにはそのことを忘れて「忘れ物なし」と報告してしまった。そのことに後で気づくが、八嶋にはマップケースをザックに入れて携帯してもらうことにして、緊急連絡先に報告しなかった。(反省点1)小淵沢の改札前のスペースで寝る。外よりも温かく、他に大学生らしい4人グループが寝ていた。水を汲み1時ごろ就寝。

5/24() 快晴
川端下7:52-8:43金峰山荘前8:53-(たるみ1回18)-10:10砂防堤-(たるみ10分+20)-11:51金峰山小屋12:11-12:25金峰山頂・五丈岩13:47-13:50川原足つり処置14:08-15:20大日岩15:48-16:08大日小屋

5:45に起きて6:17小淵沢発の列車に乗り、8時前に歩き始める。小梅線の沿線はきれいで展望も良く、乗っているだけで楽しかった。小淵沢駅で駅カンしていたグループは自分たちと同じルートであり、一日目は富士見平小屋まで行くらしいことが発覚した。彼らは富士見平まで6ピッチの読みらしい。大日まで7ピッチ読みの自分たちは完全に置いていかれるのだろうと思っていたが、歩き始めると同じペースで、金峰山荘では同じ東屋でたるんだ。林道の途中では、去年一山さんが怒られてトラウマになっている地点でたるんだが、今年は和やかに沢で遊んで18分も使ってしまった。砂防堤を過ぎた辺りで、地形図では道が沢を越えているのに実際の道は沢を越えずに沢沿いに入って行っている箇所があり、止まってエアリアを確認したところ道がつけ変わっていることがわかり、エアリアに沿って進んだ。かなり大規模な付け替えだったため、山行前にエアリアと地形図を見比べて気づいておくべきだった。(反省点22000m付近から道に雪が出現し始め、予想通り今年は例年よりも雪が残っていることを知る。道の大部分が雪に覆われるようになってきてもアイゼンをつけずに進んだが、完全に覆われるようになって止まって一年生にアイゼンをつけた。村瀬さんから借りたアイゼンの付け方を確認してこなかったため、つけるのに少々手間取った。(反省点3)金峰山小屋に着くとこれから先に雪はないと教えていただいたのでアイゼンを外し、小屋近くの岩に登って遊ぶ。確かに雪の無い道を登って山頂に着くと、ここでも山頂の岩に登り、次に五丈岩に登り遊んだ。五丈岩ではピーク前に危険箇所があって上まで登るのは危ないと判断したが、クライミングシューズ装備のおじさんが来て、少し迷った後華麗に登っていた。ここで保田が腕を擦りむく。出血は無かったがヘルポから絆創膏をはる。さんざん遊んで五丈岩を離れた直後に、川原が両足のももがつったと言う。前から木曜のウォールで頑張りすぎて筋肉痛だとは言っていた。テーピングと湿布で処置し、水と荷物を抜き、本人が歩けると言うので出発した。川原は飲料約1Lや個人用救急装備も持っていたので、こういう結果になった以上この無駄歩荷は良くなかった。本人は反省していた。砂払いの頭からの北向きの斜面は雪がかなり残っていたが、岩の多い稜線上には残っていなかったので通行が危険なことは無かった。大日岩に着く頃には川原も回復し、5人全員で岩に登る。岩の上にいるうちに天図の時間が迫ってきてしまい、下に降りた頃にはギリギリになっていたので、天図たるみを取るべきだったが、天場まで20分読みだったこともありWの保田を本隊に先行させて先に天場まで行かせてしまった。これは間違った判断であり、天図たるみを取るべきだった。(反省点4)実際、保田は小屋まで急ぐ途中に転んだらしい。富士見平まで行くと言っていたグループも大日で泊まっていた。天場にはテントが合計6張はられ、結構いっぱいな感じだった。水場は細いが枯れる心配はないように見えた。サイト場では7時頃から宴会をして、8時半ころに就寝。八嶋が起床係。川原とLがオカン。

5/25() 晴れ
大日小屋4:25-4:35鷹見岩分岐4:38-4:48鷹見岩4:58-5:10鷹見岩分岐5:12-5:35富士見平小屋5:52-6:12天鳥川-(たるみ10)-7:14瑞牆山頂7:45-8:45天鳥川8:55-9:17富士見平小屋9:30-9:53瑞牆山荘

34半だったが、朝サイトも撤収も非常に早く、4:15には出発できただろう。川原は2時半に起きてマットをたたんだらしい。実際には明るくなるのを待って4:25に出発。鷹見岩までの道は明瞭で、迷うことは無かった。鷹見岩は高度感が今山行随一で良かった。富士見平小屋まで行く途中では信州大ワンゲルをすれ違った。富士見平に荷物をデポしたが、この際、大日小屋の天場代を払うのを忘れていた。(反省点5)瑞牆までの登りは他の登山者も多かったが、まだ下ってくる人は少なく、鎖場で多少渋滞する程度だった。登りは傾斜がきつく、サブザックでも疲れる。途中で昨日のクライマーのおじさんに会う。彼がたるんだ場所に手ぬぐいが落ちていたので、持って行って追いついて尋ねたらもとからあったと言われてしまい、無駄歩荷になった。後で元の場所に返しておいた。上の方では部分的に凍結箇所が出てくる。ロープが必要なほどの場所は山頂直前の岩場だけだったが、さすがにここはかなり渋滞した。山頂もにぎわっており、常に20人はいただろう。景色も良く見え、飽きずに岩に登って遊んだ。下山ではやはり岩場で登りに道を譲ることが多く、時間がかかった。山頂で10:15のバスに乗れるだろうという話になったが、下りがあまりはかどらなかったので、富士見平でのパッキングを急がせ、最後の1ピッチは急いで下った。バスが混んで乗れないという記録を読んだので急いだのに、結局そのバスに乗ったのは自分たちの他に二人だけだった。運転手さんは親切で、いろいろな話をしてくれた。切符は一回途中下車ができるものだった。始めに運転手さんに言われた5人分の代金は5250円だったが、正しくは10250円だった。増富の湯で途中下車してフロに入り、打ち上げは韮崎駅近くの韓国料理屋でした。一人で切り盛りしている店で料理が出てくるのは早くなかったが、チヂミとキムチと大盛りをサービスしてくれて嬉しかったし、美味しかった。しかしここで反省会をするのを忘れており、帰りの電車内で気づいて行った。(反省点6)韮崎から東京までも学割が使えたようだが、Lは使っていないのでよく分からない。

まとめ
反省点をわざわざ明記したのは山行が失敗に終わったからではありません。むしろ山行は天気と山とメンバーに恵まれてこれ以上無く楽しいものになりましたが、楽しいのにかまけて反省すべき点を忘れてしまいそうなのでわざわざ書きました。それぐらい楽しい山行でした。Lは反省すべき点を次に生かします。

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