2014年度 新人合宿一隊 雲取山 FB
面子:4坂田 3CL茂木,E大橋,H立峻,W豊島 2sL保田,F中村
1坂間,長根,西川,野原,深山,八嶋,吉重
2014年度の新人合宿。例年通り雲取ですが少しルートを変えてみました。
雲取山頂手前にいた鹿 |
4月25日(金)
19時に学館で集合。13人もいたら一人ぐらい遅れるだろうと思っていたがみんな時間通りに来た。えらい。学館で共装や個装の受け渡し、装備の確認とFチェックを慌ただしく行う。sLは地図を作っていない人と一緒に地図を作っていたので詳しくは分からないが忘れ物は特に無さそうであった。中村がゴミ袋を買ってきて一年に防水させていた。雨は降らなかったがファインプレーであったb。9時の電車に乗り立川へ向かった。立川で上級生と合流して青梅行きの電車に乗る。青梅に着き電車を降りると目の前に電車が来る。「お、もう来た」と思っていると何故か加速していく。電車はあっという間に見えなくなった。…みんなの視線が痛かった。調べてみると次の電車は終電で50分後だった。一年を待合室に入れ上級生は外で待つことにした。一山さんか誰かがトランプをしようと言い出し大富豪をすることになった。この乗り遅れでみんなのテンションは低く、sLが負けると敗退しようと言い出した。ひどい。一山さんが皇帝になり、自分もなんとか勝てた。次の試合一山さんは都落ちした。この頃茂木さんが寒い寒い体調不良かもしれんと言っていた。終電に乗り、立峻さんと坂田さんと合流した。12時半に奥多摩駅に着くと既に20人ほどが寝ていてあまり場所が残ってなかったので適当にバラけて寝ることにした。あとで聞くと一年はあまり寝られなかったようだ。坂田さん豊島さん中村が東工大の人と話していた。先に寝て2時半ごろ目を覚ますとまだしゃべっていた。何故あんなに元気なのか不思議なもんだ。
4月26日(土)晴れ
奥多摩駅6:27−6:50東日原7:25−8:18八丁橋8:30−(タルミ11分)−9:42分岐(通過)−(タルミ20分)−10:44唐松谷出会(通過)−(タルミ20分)、10分、11分)−13:24権衛ノ頭13:41−14:13小雲取14:21−(空身)14:40雲取15:18−15:28小雲取15:41−16:03奥多摩小屋
6時27分のバスに乗るので朝はゆっくり出来るはずであったが、周りの人が起きだしたので5時頃目が覚めてしまった。やはり朝は寒い。ゆっくりと準備をしてバスに乗り込む。奥多摩駅には20人以上いたのに東日原行きに乗ったのは僕ら以外に3人ほどしかいなかった。それも2人は途中で下車した。さすがマイナー√。体操と自己紹介を済ませ、2隊から先に行かした。歩き出してしばらくすると西川のザックから水が滴ってきた。ポリから水が漏れたようだ。中村のおかげでシュラフやテント本体は無事であった。長い車道が続き、長い砂利道が続いた。途中カエルがいたり橋があったりしてそこそこ楽しめたがしんどかった。なんか飽きたなと思っていると分岐に到着。道自体は分かりにくかったが指導票と「この先危険」の看板があった。熊鈴を付け忘れたことを思い出しながら先に進んだ。途中に吊り橋があり、きれいな景色であった。真ん中あたりが腐り、穴が開いていて揺れが激しかったがしっかりしていて普通に渡れた。富田新道に決めた理由の一つがこの吊橋だったのでsLは満足した。渡り終え急坂に差し掛かると後ろから人が来た。このルートにも人が!と思っていると2隊であった。どうやら間違って大ダワ林道の方に行ったようだ。長根が疲れたのか中村が長根の荷物を少し持つこととなり、また道が少し不明瞭でもあったための途中で止まる。この隙に2隊を先に行かすことにする。大西が左の巻き道に行こうとするのを止め、直登させる。これは自分が1250m地点にいると思っていたためであった。すこし議論になったが尾根に乗ればなんとかなるだろうという藪的発想で直登させることになった。2隊がしばらく進むと道がどんどん急になっていくようで、間違えさせたかなと思い始める。豊島さんが「ここ1150mじゃないか?それなら左が正しい」といい説得力もあったので1隊は左の道に行くことにした。2隊にそう伝えると2隊はそのまま直登するようで尾根上で合うことになった。左の道にすすむと谷をこえ違う尾根を登っている道が続いた。そして唐松谷出会にでた。なんとさっきの地点は1050m地点であった!200mも読み間違えるなんて情けないsLである。2隊のほうからずっと、「ラック、ラックゥーー!」と叫んでいるのが聞こえる。ひどい仕打ちをしてしまった。これは2隊に伝えるべきだという判断で坂田さんと茂木さんを2隊の方へ行かす。尾根上で合うほうが早いと思い、山行成立条件を満たしていないが少し進む。茂木さんと坂田さんと合流し少しタルミをとった。トラブルのせいでタルミが長くなったせいか1年は元気であった。吉重は5分前からザックを背負っていた。ここらで「ちゃんとビーフシチュー買いましたか?ハヤシライスじゃないですよね?」「ちゃんと“買ったよ”。ひどいな」と中村と坂田さんがやりとりをしていた気がする。秀逸な伏線である。巨木の多いブナ林を過ぎ尾根に乗り権衛ノ頭まで進み弛む。読みと同じほどかかっているため2隊が間に合わないのではないか、雲取にいかず今日は直接奥多摩小屋に行ったほうがいいのではないかと話していると、後ろから2隊が不死鳥のごとく追い付いてきた。なぜか2年以上はイキイキとしていた。反面一年は強制労働を強いられている人のごとく俯いて行進していた。そのままたるまず進み当然のごとく雲取に行くという2隊のストイックさに感銘を受ける。我々も本ルートで行くことにした。権衛ノ頭から小雲取は気持ちのよい笹原で最後は少し急であったものの気持よく進めた。小雲取に着くと2隊が待っていた。雲取までは空身で行くことにし、坂田さんが差し入れを持っていくためにザックの中身を展開していると「あれ、あれれ」と言い出す。不穏な空気を察しつつどうしたのか聞いてみると、F共装を”持ってくる”忘れたと言い出した。ビーフシチューよさらば。1年の分は2隊からルーをもらい、上級生は塩コショウで味付けすることとなった。雲取まで見晴らしのよい稜線上を歩いた。上級生と幾人かの一年がピークハントに出かけた。元気なもんだ。去年見えなかった頂上からの景色は良く来たかいがあった。さまざまな差し入れが出てき楽しい時間を過ごす。村瀬さんが豆を引くところから始める本格的なコーヒーを振る舞ってくれた。帰りみち親子の鹿が登山道を歩いていた。天図が怪しい時間になってきたので急いてで進む。小屋に着くと藤原、大西とあと二名ばかりが仲良く一列に座って天図を取っていた。太陽で映えていてドラマのワンシーンみたいだと一人で笑った。疲れていたのだと思う。遠くから眺めてわかっていた事だがおびただしい数のテントが既に張ってあった。しかしまだ余裕はあった。誰だ10張だと言ったのは、50張はいけそうだ。ヘリポートの近くまで行ってテントを張る。天気が良いので外サイトを行う。約束通り1隊からルーをもらう。カレーのルーであった。中村のワンゲル肉も豚であった。皆そんなにビーフシチューが嫌いですか?共装のあたらしいヘッドは安定性が良く使いやすかった。名称詐欺のビーフシチューを一年に配り我々はポトフを食す。存外うまい。長根があまり食べず体調が優れないようであったので先に寝かす。深山先生曰く女子は頭痛とかになることが多いようだ。深山先生の助言により明日は長根と深山のザックも交換することにした。深山先生にはメッチェンレポートを書いてもらわなければ。暗くなってきたので6テンで宴会をする。2隊はもう寝たようだった。立峻さん豊島さん坂田さんの総重量15kgほどの差し入れのお陰で宴会は大いに盛り上がる。ありがとうございました。しかし、もう遅いこともあり一年も寝たそうだったのでそうそうに宴会を切り上げた。起床係を一番声がデカそうな野原に指名して就寝。
4月27日(日)晴れ
奥多摩小屋5:40−6:04ブナ坂(通過)−6:19七ツ石6:29−6:56千本ツツジ(通過)−7:18高丸山7:29−8:10避難小屋8:22−8:42鷹ノ巣山8:54−9:10水根山(通過)−(タルミ15分)−10:20六ツ石山分岐(通過)−10:50三ノ木戸山分岐(通過)−(タルミ11分)−11:50車道12:00−12:37奥多摩駅
3:30起床。ちょうどに起きられたので、とりあえず野原を起こしてみる。野原はすでに起きていてあと10秒ですと言われる。ぼーと待っているとあらん限りの声で起床コールをしてくれた。いちゃもんも付けられない起床コールであった。sLは寿命が縮むかと思った。朝は中村考案のサンマスパゲッティ。しつこくなくて食べやすかった。撤収をしていると、茂木さんと鳩貝さんが坂田さんにテンツキの仕方を聞いていた。自分もついでに聞いていると、坂田さんの言い方に違和感を感じる。自分の名前を使ってテンツキの流れを教えるのだ。「sLってテンツキで何かしましたっけ?」「テンツキはsLがするんだよ」初耳である。鳩貝さん去年しなかったじゃないですか、やだー。一山さんと一緒になってゴネてみるも誰も味方してくれなかったので諦めた。長根の体調は回復したようで荷物を軽くして本ルートを進むことに決めた。もうすぐ出発という頃に2隊の山岸のところに人が集まっている。なんでもダニに食われたようだ。ダニ経験者の坂田さんが処置をしていた。それもあって出発が遅れる。今日も2隊を先に行かせ出発する。ピョコを一つ巻いて、七ツ石を登る。思ったよりきつかった。大体2隊とは10分の差で進んでいる。昨日は大体読み通りに進んだが、今日もそのペースだとバーベキューが出来そうにない。いちおう14時ごろ下山を目指すことにした。千本ツツジ、高丸山、鷹ノ巣山まで広い稜線を進む。左手に富士山が見え景色が良かった。鷹ノ巣避難小屋の時点で1年もまだ元気だと言うので本ルートを進むことし14時下山目標だと外界に伝える。鷹ノ巣避難小屋から鷹ノ巣山へ向かうとき坂田さんがピークハントをしようと言い出す。断ると1年を誘いだした。結局3年と1年数人がまたピークハントに出かけた。元気ありすぎる。時間が危ないという話をしたせいかトップのペースが早くなる。だが、ぎりぎり苦しくないよいペースだったと思う。2隊もこっちに追いつかれたくないのかイタチごっこが続く。鷹ノ巣山からなぜかかなり速く進むことができた。辛読みだったのだろう。三ノ木戸山分岐を過ぎると高校生らしき登山者が増えた。中村の高校などが大会?をしているらしい。重そうだった。950m立峻さんが昔迷ったというあたりでたるんだ。途中大会用の地図読みポイントがあったが正直わからなかった。結局6pで下山を果たし12時半に奥多摩駅についた。奥多摩駅ではLに水をかけられないという理由から川原に行きテンツキを行う。数人の人がいるなかテンツキを行う。寒かった。その後バーベキューを行う。バーベキューまで中村が1年に入部するか聞いていた。まま好感触のようだ。バーベキューでは酔った一山さんという珍しい光景を見た。かまどの歌を歌って17時頃解散。
まとめ
ネタに事欠かない山行であった。人数が多いとやはり様々なトラブルが起こるものだと実感した。入念な準備をしなければやはり危ないということが分かり次回からはしっかりしたい。
しかしながら天気に恵まれ山行で、1年も疲れただろうが満足いく山行になったと思う。
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