メンバー
3*鈴木、*L松岸、*三宅 2初大橋、被豊島 1NEW中村、初FH大西
やっと行けたナルミズ沢初日は天気に恵まれ爽快でした。二日目の雨が悔やまれます。
ナルミズ沢源頭にて |
8/25 晴れ
小屋からアプローチした自分、鈴木、大橋は8時間ほど越後湯沢で時間を潰した。土合についても下り電車の終電までは2時間ほどあった。その間に大橋の下界訓練。中村と大西が終電で来て、豊島は水上からタクシー。三宅はなんと水上から歩いてきた。
*今回の工作は全て豊島
8/26 晴れ
土合5:05~5:20白毛門登山口5:30~6:20ハナゲの滝上~6:30白毛門沢出合い~7:05三段10m滝下~7:38上~8:2020m滝上8:35~8:481040m二俣~9:201080二俣~たるみ1回~10:45コル~11:45広河原12:00~13:30大石沢手前13:45~14:30ゴルジュ手前~14:47魚止め滝下~15:10滝上15:25~15:547×15m下(天図たるみ)16:30~16:40ナルミズ沢二俣
少しどんよりした空、しかし、5時の天気予報でも今日明日の天気は持ちそうである。予定通り入渓。ハナゲの滝までは河原歩き。ハナゲの滝手前のナメ滝にも左に明瞭な巻き道。ハナゲの滝は左に明瞭な巻き道がある。
ハナゲの滝 |
ここで、自分が笛を忘れたことに気づく。中村から借りた。あっという間に白毛門沢出合に着く。今回もあまり水量が多く内容で安心。10m三段滝でTR。久しぶりの工作。鈴木が指導しているのをみて、俺と(たぶん三宅も)涙が出そうになった。ここで単独行の人に抜かされた。今回沢中であった唯一の人である。その後は特に工作箇所はない。少し行った日差しがよく当たるところでたるむ。思えば前回も前々回もここでたるんだような気がする。その後は全体としで少し薄暗いがなめが広がり綺麗である。
だんだんと日が出てくる。20m滝もフリーで1回しか工作していないまま、あっという間に丸山乗越。適当に角度を切って下降する。周りの木に葉がないのが少し気がかりだった。一の沢も特に問題ない。初心者にはホールドスタンスをしっかり指示すれば大丈夫だろう。沢中でストックが邪魔だったので使ってみたがまあまあだった。広河原に出ると明るく開けて気持が良い。豊島はニヤニヤしている。鈴木もニヤついている。焚き火の跡がたくさんあった。結構早く着いたので、サイトを伸ばすことにする。ここで天気予報を見なかったのが後に響くことになるとは思わなかった。ナルミズ沢は東黒沢とは違いとても明るい。青空の下、上流の山々をずっと見ながら遡行することができた。7m滝は手がかりを出し左巻き。手前の釜からぬかるんでいるが明瞭な巻き道がある。ここで中村が手前の釜を巻こうとして釜に落ちる。そこそこ高さがあったので、以後気をつけましょう。
7m滝 |
大石沢手前までは河原歩き。暑い日に時々泳いだりしながら沢を遡行するのは久しぶりである。大石沢出合にはサイトできそうなところは多数ある。ゴルジュっぽいところに入る。かかんに泳ぐものもいるが、少し日が傾いてきて少し寒そう。ちなみに巻ける。魚止め滝は右巻き手がかり。右壁も登れる。魚止め滝からはサイト地を探しながら前進することにした。しかし、なかなかいい場所がない。高台になっているところはどこも湿地でぬかるんでいる。ココらへんから三宅は薪を集めながら遡行しだす。そのまま7×15m滝でちょうど天図の時間。工作をしている間に書いてもらう。7×15m滝はTR。
7×15m滝 |
一旦水に使って取り付くので初心者は寒そう。自分は左から巻く。寒くなければ簡単。そのすぐ先が二股で、右俣に入りすぐにサイト適地。三宅が先行して見つけてくれた。久々に焚き火を囲みながら宴会をすることができた。ツェルトもはらずにそのまま皆おかんした。
サイト地 |
8/27雨のち晴れ
ナルミズ二俣6:22~7:158×15上~8:00源頭(水汲み)8:15~8:30コル9:10~10:10JP10:20~11:48笠ヶ岳避難小屋12:00~13:08白毛門13:18~たるみ2回~16:20白毛門登山口
22時ごろから夜通し雨が降っていた。こういう日に限って鈴木はシュラフカバー無しで寝ている。運のないことだ。時折雷が光っていて怖かった。増水を心配していたが、上流ということもありほとんど水は増えていなかった。豊島は鈴木のいびきを雷鳴と勘違いし驚いていた。あながち間違っていないが。起床時間になり、とりあえず持っていたストックでツェルトをはり中でサイトしてもらう。じじいは、ツェルトをかぶって待機。ラジオを聞いていると時々空電が入る。しばらくしたら良くなるようなのでそのまま待機。6時過ぎに雨は一旦上がった。出発ししばらくは前日同様ナメが続く。
逆くの字滝 |
もうなめは満足である。8×15m滝は左TR。
その後は工作をしなかった。まだポツポツ降っていた雨も完全に止み晴れ間が覗いてきた。2m滝は左を巻いたが、初心者も滑っていたし、確保して直登するか、fixをするべきであった。これを超えるともう滝はなく、草原に囲まれたナメをひたひた歩きながら最後は草原にでる。ガスっていたのが残念だ。笹を一漕ぎすると稜線にでる。ここで沢装解除。いよいよ地獄の下山の始まりである。JPまでは踏み跡がしっかりある藪。ところどころ岩場があり、疲れたているので慎重に行く。赤テープがしっかりあるので迷うことはないだろう。JPで藪抜けし、あとは普通の登山道。2年前の合宿では風とガスで何も見えなかったが、朝日岳の池塘や草原は美しかった。
朝日岳の池塘 |
向かい側に見える谷川岳の景色も素晴らしい。白毛門の下りは二度としたくないが。ちょうど降りたらバスがあったので飛び乗り、水上へ。なんとか閉店間際の沼田の山彦によって、例のごとくワンゲル盛りで打ち上げ。最近はこれが多い。
まとめ
東黒沢ナルミズ沢ともにナメが綺麗で、それぞれ違った渓相がありとても良い企画だった。どちらも難しいところはないので、体力さえあれば大丈夫だろう。河原歩きが長いので慣れた初心者を連れて行ったほうがよいかも。上は限界上下は増水時渡渉不可なので天候判断はしっかりとするべきだった。
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