中央アルプス 空木~木曽駒

メンツ
3cL持留2sL高市E高辻WH村瀬H一山1保田

3連休を利用して空木~木曽駒の中央アルプス縦走を企画しました。
雪もなんとかギリギリで溶けてくれたおかげで企画をつぶすことにもなく行くことができた。
ただ2日目から3日目にかけての暴風雨は辛かった。
 
















空木岳からの景色



7/12()天候 曇り

19:30発駒ヶ根IC行きのバスでアプローチ。保田が時間ギリギリまで新宿で迷っていたようで一同肝を冷やすが全員無事乗車する。ブルジョアの村瀬は21:00発の少し高いバスでアプローチ。駒ヶ根ICから道を間違えつつ、30分ほどかけて駒ヶ池に到着。村瀬を待って就寝。屋根がないので雨が降らなくてよかった。

 

7/13()天候 曇り時折強風、夜は雨

505駒が池-515登山道入口-545林道合流555-618林道終点628-647岩窟分岐(1390)-654タカウチ場705-740池山小屋前水場751-820尻無分岐(1970)-829マセナギ(?)-844(たるみ)855-938ヨナ沢の頭-947(たるみ)1001-1034(たるみ)1044-1055空木平分岐-1110空木平避難小屋

 

一山プロの提案により5:00発。林道終点まではまあまあ急な登山道。500mを一気に上がる。林道終点にはトイレがあり休憩。タカウチ場は、地図では分岐とは異なる位置に書いていたが標識は分岐のところにたっていた。池山山頂へはここから急登だが、審議を通していないので巻く。池山小屋の前の分岐に水場。整備されており水飲み用のコップも置いてあった。マセナギを通過すると大、小地獄。どんなものかと思ったら、全く危険を感じなかった。こんなものを地獄というのなら我々は6月一体どこにいたのやら。しかしこの後ヨナ沢の頭を通過したあたりから一山のペースが落ちる。途中、突然叫びだしたりしていたので一度たるむ。尾根上はとても風が強く、雲も終始空を覆っており天候はかなり不安で、持留さんはこの日、明日以降何も期待できないと何度も言っていた。空木平前分岐には、あと500mで小屋と書いている。雪渓は確かに残っていたが危険ではなかったのでそのまま進む。小屋着。一山叫ぶ。ついでに村瀬も叫ぶ。小屋の前には雪解け水の小川が流れていた。1230サイト開始。L装のキャベツでいっぱいになったカプスカ(?)を食べ、強風と雨で凄い音のする小屋の中で早々と就寝。

 

7/14()天候 曇り時々雨、夜は雨

505空木平-554駒峰ヒュッテ-603空木岳623-723木曽殿山荘740-804東川岳-828(たるみ)851-933熊沢岳-943-1043(たるみ)1055-1110檜尾岳-1136(たるみ)1150-1208濁沢大峰-1237(たるみ)1247-1330島田娘-1334極楽平分岐1344-1358千畳敷1413-1444乗越浄土1449-1503中岳-1509頂上山荘

 

朝食に手こずり出発は5:00。朝食で腹の気分が悪いと一山プロ。無視して出発する。まず雪渓のカールを登る。途中プロが突然前の人と違う道を進みだす。SLCLともに雪渓の少ない道を登ろうとしているのだと思って見逃すと、今度はハイマツの小藪に突入。全く何を考えているのやら。小藪程度ならワンゲラーの敵ではないのでそのまま進む。空木岳山頂で、持留さんが黄桃、白桃缶を一度に差し入れ。木曽殿への下りは確かに岩岩していたがまあ問題なし。ここで一山がつらいと泣き言を言うので水を捨てさせる。東川岳への急登を越え熊沢岳へ進む。熊沢岳の標識は地形図のピークとは違うところにたっていたように思われる。熊沢岳には雪が残っているとの情報があったが歩くところにはなかった。檜尾岳を超えるとここで一同の士気を一気に折る下り坂。鞍部で全く山頂の見えてこない島田娘への上りを眺めていると、ここで高辻の差し入れ、ラ・フランス缶が登場。ワンゲルでは滅多にお目にかかれない果物を食べて一気に斜面を登る。登りきると、時間的に強風下での天図たるみの恐れがあったので、無駄ポリを捨てて、ペースを上げる。一山プロに本気を出すことを許可する。この頃から、雨が降り出す。千畳敷には、多くのファッション登山客がいて、CLはじめ一同の気持ちが萎える。ここからの急登を本気を出したプロがエアリア0.5倍ペースで暴走。降ってくる登山客を全て待たせてひたすら登る。普通にしんどかった。全員の中に一山は嘘をついていたのではないか疑惑が生じる。乗越からは楽な道ですぐに頂上山荘についた。しかし、なぜか村瀬が上りを終えた段階で脱力。ペースが落ちる。プロは後ろを見ず進んでいたため厳重注意。天場では6天の適地に12天を張っている客にイライラしながらなんとか適地を見つけ張る。16:00サイト開始。一山の差し入れた乾野でいっぱいになったすき焼きと米マスター(高辻称)SLの炊いた米を美味しくいただく。保田が体調不良を訴える。翌日のER下山も考慮しつつ、昨日に引き続き強風と豪雨でテントが激しい音を立てテントが窒息させんとばかりに顔を圧迫する中、就寝。

 

7/15()天候 暴風雨、下山後晴れ()

605頂上山荘-618木曽駒ケ岳620-628頂上山荘633-643中岳-647中岳分岐-652宝剣分岐-654乗越浄土-725千畳敷

 

AM2:30「冷たっ!

SLの背筋を突然強烈な冷水が襲い、上体を起こす。それもそのはずなんとシュラカバを水が貫いていたのである。このときPM1130からシュラカバを着ていなかったためずっと冷水の餌食となり起きていた高辻を始め、一同が目覚める。300など待っていられない(村瀬以外)。起き上がって中央にガスをつけるための空間を作ってみる、するとなんとそこに海が出現Σ(゚д゚lll)。海の日だけに~(=´∀`)などと言っている余裕はない。即効でガスを付け温まる。しかしほかのテントが静かなことを考えると浸水しているのはこのテントぐらいのようだ。6天のフライは何とかしたほうがいい。朝サイトを済ませ雨が一時的に止んだタイミングを見計らってテントをすぐ撤収。6天本体をひっくり返してみるとなんとそこには川ができた(一同苦笑)。小屋の許可を取り付けて小屋内で温まらせてもらう。全員一致で文明の利器を使ってのER下山を決める。6時、待っても雨は止みそうにないので、空身で木曽駒ケ岳に登頂。12
℃。強風、雨を考えると、体感は氷点下かもしれない。長居は全くの無用なのですぐさま下山。千畳敷からの下りはもはや、暴風と飛べるほどで、片足を上げた時な
ど体が何度も持って行かれそうになった。命の危機すら感じつつ千畳敷に下山。ロープウェーを使って降りているとなんと天候が回復してきたではないか。とはいえもう登りたくないのでそのまま下山。駒ヶ池までバスで戻って、下山連絡。遭対、緊急ともに連絡がつかないので、メールで下山連絡。温泉に入り、さっきまでの命の危機さえも感じていた時とはうって変わって、ジブリ映画に出てきそうな山間のおしゃれ喫茶で打ち上げをして、バスに乗って新宿に帰京の末、解散。



 

まとめ


隊員の感想からも多く聞こえてきたが、このごろ温めだったので、久々にワンゲルらしい道山行ができたと思う。3日目の浸水は余計だったが、夏合宿前のトレとしてはまあこんなもんだろう思う。ただ、縦走区間なら12pでも余裕だろうと思っていたが2日目もざっと数えても1400m登っているのでもっとゆとりある企画にしたほうがよかったかもしれない。しかしまあ久々の3000m級の山ということで視界が晴れた時などは非常に気持ちよかった。木曽駒ケ岳は、10月の秋新歓のときにでもリベンジしようかと思う。

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