企画者 宮崎
メンバー 4 配島 3 伊藤 成田 2 sWsH前山 L宮崎 sEsF宮田 1 F高市 W高辻 H豊島 E鳩貝
夏に行き残した甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳を討つための企画。
成田さんは来年の正月山行の下見も兼ねる。
10/19(金)高尾=甲府
朝成田さんからメールが来て甲斐駒ヶ岳に雪が着いていることを知る。雪のことは完全にノーマークだった。調べたら10/19に初冠雪らしい。山小屋に問い合わせたところ甲斐駒ヶ岳の雪は完全に解けているが仙丈ヶ岳には4~5cmほど積もっているそうだ。入山して危なそうだったら引き返すという方針を決めて軽アイゼンのリーチに奔る。立川集合の沢面子(松岸,鈴木,桑原さん)と野呂から計6つ(野呂が3つ持っていた)リーチできた。さらに野呂は集合時間に高尾まで軽アイゼンを持ってきてくれた。本当にありがとうございます。
高尾21時集合。前山から21:05に学科の飲み会で集合時間に遅れるという電話が来る。飲み会が開かれることは聞いていたが出席して遅れることは先に言って欲しい。明日4:00発のバスに乗ることを伝えると「今日中に着かなければ行けないじゃん。」と焦っていて,こちらが焦った。甲斐駒か仙丈のどちらかしか行けないが土曜日のサイトの時までに来れば隊には迷惑がかからない旨を後でメールで伝えたところ,返ってきた答えは「了解です」。求めている返事はそれじゃない!結局特急で金曜日中にアプローチしていた。甲府で駅カンできる場所の偵察を行う。甲府駅北口通路と舞鶴城公園と児童公園に分かれて偵察した。舞鶴城公園は芝生があり割とオカン向きだったが屋根がなかったので非悪天の時しかオカンできないだろう。めんどくさいので甲府駅北口通路で駅カンした。他の登山団体っぽい人も駅カンしていた。24:00くらいに前山,成田さんと合流。成田さんはトレッキングシューズで来たらしい。結局アイゼンは一人分だけ足りなかったので成田さんがアイゼンなしの振り分けにした。
10/20(土)晴れ時々曇
甲府4:00=6:10広河原6:46=北沢峠7:10~7:15(北沢駒仙小屋)7:50~(仙水小屋8:15)~8:37(仙水峠)8:50~9:42(駒津峰)9:53~10:57(甲斐駒ヶ岳)11:40~(摩利支天分岐12:07)~12:18(摩利支天)12:35~(摩利支天分岐12:45)~(六方石12:56)~13:15(駒津峰)13:26~13:45(双子山)14:13~15:20(北沢峠)
甲府4:00発のバスに乗って広河原へ。広河原でバスを乗り換え北沢峠へ向かう。甲府~広河原間の運賃は\2000で広河原~北沢峠が\750(手荷物料含む)だった。昨日の睡眠時間が短いので眠い。今日はかなり天気が良く明日こんなに晴れるかどうか分からないので甲斐駒ヶ岳をピストンする方針にする。北沢駒仙小屋にテントを張りsub装にして出発。仙水小屋まで渡渉点が2カ所有り一カ所は丸太の小さな橋がついていて,もう一つは橋はなく石を渡った。丸太の橋は霜のため滑りやすくなっており,丸太の橋を回避して渡渉を飛び越えようとした伊藤さんは失敗して川に落ちていた。仙水峠では鳳凰三山のオベリスクが見えた。仙水峠から駒津峰までは急な登り。森林限界は2550mくらいだった。Lはこの区間わりと疲れてトレ不足を痛感した。駒津峰では甲斐駒ヶ岳が大きく見えた。駒津峰から六方石の間で成田さんは正月山行の下見のため危険マークのペンキが付いた岩場を越していた。六方石から甲斐駒までの直登ルート(OR)は全員で登る。一年生は挟んだ。段差が大きい箇所があり大変だった。登りでは良いが下りでは通過したくない。エアリア点線ルートだが多くの登山者が直登ルートを通っていた。上部は少し雪が残っている程度で登るには問題ない。甲斐駒ヶ岳からは360°の展望が楽しめた。雲海から富士山,南ア,北ア,中アの山々が立ち上がっていてかっこいい。雪のついた北岳は特にかっこよかった。しかし仙丈ヶ岳にもわりと雪が残っているのが気になる。配島さんと成田さんは下見のため直登ルートを本隊は摩利支天を経由して下る。六方石で待ち合わせをし捜索開始のリミットを13:20(下山開始から100分)としたが,これがmaxの通過リミットを越えていたのは問題だったかもしれない。本隊は摩利支天を往復した。途中まで道にロープが張ってあり何より人が多いので迷うことはなかった。摩利支天のコルまでsub装で行きコルから先は空身とした。特に危険とは感じなかった。この辺からガスが立ち上がってしまい展望は良くなくて残念。六方石で分離偵察隊と合流。無事に合流できて良かった。12:15ごろ着いて後は寝ていたらしい。駒津峰を過ぎて双子山では北岳,仙丈などがよく見えた。宮田の差し入れのみかん缶を開ける。双子山から北沢峠への下りはやたら長くだらだら歩いていたのか時間がかかってしまった。下る途中前山が一年生に地図読みを教えており前山の成長に伊藤さんが感激していた。特筆することもなく北沢峠着。サイマスの豊島の意向で外サイトになる。伊藤さんが持ってきたカス金缶と満赤缶を比較すると金缶の方が強い。金缶指定にすれば良かった。サイトの間天図の時間になったがうまく電波が入らないらしく末端だから山小屋の人に聞けばいいかと思って天図は取らなかった。あと高辻はW装を全て忘れて前山が常備しているラジオと天図用紙を借りていた。夕食はカレー。宮田と鳩貝はタマネギを飴色にしようとがんばっていた。高辻の差し入れの塩辛を頂く。夕食後若天はなかなかテントに入って茶飯を作ろうとせずだらだらしていた。二年会はきちんと指導して作らせて欲しい。茶飯後宮田のカフェラテ,配島さんのチーズ,上級生のワインを頂いて若天は就寝。爺天は成田さんのもつ煮を頂いた後就寝した。高辻は体調不良らしかったがオカンしていた。-20℃対応のシュラフを買ったらしいので大丈夫だろう。水は凍ることを心配して行動分は前日の内に汲まなかったので多くの共ポリは無駄歩荷だった
10/21(日)快晴
6:06北沢峠~6:55(1450m付近)7:05~(大滝の頭7:11)~7:50(小仙丈ヶ岳)8:00~8:40(仙丈ヶ岳)9:10~9:18(アイゼン装着)9:22~9:45(2760m付近)9:55~(馬の背ヒュッテ10:11)~10:42(大滝の頭)10:52~11:42(北沢峠)
4半6。朝食はミートソーススパゲッティ。味はおいしかったが少しできあがりに時間がかかっていた。外は結構寒い。若天はみんな寒かったようだが高辻は今までで一番暖かく眠れたらしい。テントを撤収して北沢峠のバス停の近くに荷物をデポしてsub装で出発。最初のピッチはかなり良いペースで進んだ。最初のタルミで伊藤さんが水は一年生を鍛えるために上級生から抜くべきだと主張したので今日は上級生から水を出す。大滝の頭から小仙丈ヶ岳の間から雪が付き始め限界上はかなり風が強く寒かった。小仙丈ヶ岳に着いて周りを見渡すと雲海すらなくくっきりと晴れていた。昨日より晴れるなんて信じられない。しかし晴れていても風は強くひたすら寒い思いをしながら仙丈ヶ岳到着。成田さんは仙丈ヶ岳直前の危険マークのついた岩場を下見のため直登していた。仙丈ヶ岳では高辻が闇缶と闇ヘッドを持ってきてグリップ式のコーヒーをいれていてみんなに振る舞っていた。暖かくておいしい。相変わらず天気が良く八ヶ岳や日本アルプスが一望できた。帰りは仙丈ヶ岳の北側斜面を下るので上から雪の状況を見ていたが馬の背ヒュッテまで下りれば雪がなさそうだったので予定通り下る。登りでは軽アイゼンを着けなかったが下りでは様子を見て着けることにした。ここで前山から軽アイゼンをデポしてきたと伝えられる。それはないっすよ前山さん。結構前山に対して怒ってしまった。はじめの岩場を過ぎて2970m付近で軽アイゼンを装着。軽アイゼンを着けると雪がべったり付いている道をさくさく歩けて楽しい。トレッキングシューズの成田さんは結構つらそうだった。前山はさすが軽アイゼンを省略するだけあって軽快に歩いていた。2760のたるみのときに軽アイゼンをはずす。馬の背ヒュッテからの渡渉は藪沢を越える渡渉と藪沢小屋から先の二カ所の顕著な沢状地形の渡渉が大きく,トラバース中に細かく水がちょろちょろ流れているところが3,4カ所あった。大きな三カ所の渡渉は橋などが無く増水時注意が必要かもしれない。今回は足をぬらすことなく歩けた。水が流れている所は寒さのため岩の上の水が凍っていて足を滑らしそうで怖い。トップの一年会は危険なところはきちんと後ろに伝えて欲しい。気づいた時点でLが二年会をセカンドにするように指示すれば良かった。大滝の頭から北沢峠までは行きと同じ道で問題なく進み余裕で13:05のバスに間に合う。北沢峠から広河原乗り換えで甲府まで行き甲府で打ち上げして解散。ホリデー快速に乗って東京方面に帰った。
初冠雪には注意が必要
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