葛葉川FB
企画:深山
参加者:4(*)中村 3L(*)深山 (N)八嶋 2E(N)梅宮 W(N)久保 H(N)中津
4月8日(金) 秦野=菩提原~葛葉の泉▲0 アプローチは公共交通機関
22:00菩提原~22;45葛葉の泉▲0
21:30秦野駅集合。梅宮は特急アプローチしたらしく元気がなかった。秦野駅のバス停に登山計画書提出ポストがあったような気がしたが、念のため、警察署へは登山計画書を事前に郵送しておいた。
秦野駅北口からバスに乗り、菩提原まで。ここで入山連絡を入れた。なお、菩提原の一つ先の菩提バス停で降りた方が葛葉の泉に近いので、次回からは菩提原ではなく菩提で降りるとよい。(バス料金は同じ。菩提バス停は、郵便局の前にある。)
菩提原から2年会トップで葛葉の泉まで歩く。葛葉川には去年の9月に来たばかりなので、みんな道を覚えていた。葛葉の泉では、電波はdocomoで3G入ったので、ここで入山連絡を入れてもよかった。Nしかいないので下界訓練も無く、さくっと就寝。桜越しに星が見えてきれいだった。
4月9日(土) 晴れ 葛葉川
▲0 5:15~5:25 2段3m~5:35 2m~5:45 5m~5:50 3m・6m~6:05 7×6m~6:10 2m~6:15横向きの滝~6:30 7m~6:35 4m斜め滝~6:45板立ての滝7:20~7:35曲り滝(たるみ)7:50~7:55 4m~8:10 CS5m~8:30富士型の滝9:20~9:30三俣~9:55つるつるの一枚岩~10:00遡行終了点~(ツメ)~10:40尾根上(沢装解除)10:55~11:05三の塔(たるみ)11:15~12:30葛葉の泉12:50~13:30菩提バス停
日の出は5:15だったが、どうせ準備が遅れるだろうと思って5時出発と伝えた。体操をしたりなんだりで、結局出発は5:15になった。今回は、八嶋、梅宮、久保が初N。また、梅宮と中津は被養成予定なので、養成見習いということで、滝下で「この滝は工作するとしたらどう工作する?支点はどれが良さそう?」といったことを聞くことにした。出発のとき、初Nが多いので一応ハーネスチェックをした。みんなメットとかカラビナがカラフルで面白かった。また、L装+ザイルの重さの負担を減らすために、LのLヘッドは中村さんに、Lポリは八嶋に、L缶は中津に持ってもらった。
※以下、トップは中村さんとL。また、今回は初心者がいないので工作回数は少ない。工作については、2015のFBを参照してください。
橋を渡ってすぐの右岸側から入渓。2段3mはフリー。2mは左壁TR中村さん。中津はフリーで登り、それ以外のNはTRで通した。梅宮と中津に適宜工作の仕方を教えながら進む。5mもフリー。3m・5mは右巻きフリー。この辺りでイノシシの死体があった。7×6mもフリー。2mもフリー。ここは右巻きもできる。
横向きの滝は、左壁をフリー。みんな慎重に登っていて素晴らしい。初Nのときははしゃぎ過ぎて無理して登って落ちるという傾向があるような気がするので、今回はLは、滝を前にする度に、口をすっぱくして慎重に登るように言っていた。
むしろみんな沢歩きのときもおとなしく、真顔で隊列を組んで歩いていたので、楽しくないのかなーと若干心配になった。自分が初Nのときは、好きな所を歩けるのが嬉しくて終始はしゃいでいた気がするが。みんな大人なんだな。
横向きの滝を過ぎた辺りで沢は明るくなる。横向きの滝上から7mまでは、倒木が多かった。7mはフリー。左巻きも行ける。
4m斜め滝もフリー。この先の二俣の590m地点で2年会の地図読みチェックをした。みんな現在地を分かっているようだった。右俣に進む。
板立ての滝は、右壁TR中村さん。残置ハーケンがある。上部が怖いので、フリーで行くときはかなり慎重に登った方がよい。N全員をTRで上げ、Lは手がかりで登った。
曲り滝はフリー。大平橋の手前でたるみとした。やはりNだけだとさくさく進むなあと時計を見ながら思った。
4mは水流左をフリー。右巻きも行ける。Lは右壁を登った。CS5mは左壁フリー。梅宮とLは左巻きした。この辺から、Nはみんな思い思いに水流中に突っ込んでいて(特に梅宮)、楽しそうだったので安心した。
富士型の滝は、中村さんが、水流より右側の壁を登って、水流中をTRで中津に登らせた。水流中はホールドが細かくつるつるしており、手がかりがないとかなり辛そうだった。中津が滝上まで運んだザイルを使って手がかりとし、TRT中村さんで、梅宮・久保・八嶋を上げた。みんなうまく手がかりをゴボウにして使えていた。
Lは富士型の滝の左側からフリーで巻いたが、上まで上がり過ぎて、TRTの支点(左岸)のところまで来てしまった。中村さんはこの支点からフリーで降りたが、Lは怖いので240スリングを2本つなげてダブルにして降りた。ここの巻きをするなら適当なところで水流沿いに戻った方がよい。
この辺りで、ザイルの畳み方や240スリングの畳み方を2年会に教えた。梅宮も中津もザイルの畳み方を大体覚えていて、やっぱり理系は違うなあと感心した。
三俣を左に行き、3段15mはフリー。トイ状になっていて、つるつる滑る。
つるつるの一枚岩も直登フリー。Lは右の涸れ沢に入って右巻きしたが、トラバースが恐ろしいので、ここは素直に直登した方がよい。
つるつるの一枚岩から少し行ったところで、遡行図に書いてあるピンクテープは無いが、青テープはあった。この青テープから、涸れ沢と涸れ沢の間に挟まれる尾根上をひたすらつめた。途中からピンクテープが所々あり、イバラも去年ほどはひどくなかったので、これが正解ルートだと思う。
40分ほどつめると尾根に着き、一般の登山客に不審な目で見られながら沢装解除。あとは三の塔経由でさくっと下山。途中、八嶋のカメラで写真を撮った。6万もするカメラだと聞いてびっくりした。写真撮影の場所で、2年会のsLチェックとして地図上の現在地を尋ねたが、特に問題はなかった。
葛葉の泉でデポ回収して下山連絡を入れ、菩提バス停まで歩く。途中桜がすごくきれいだった。梅宮は股ずれがひどいらしく元気がなかった。バスで渋沢駅まで行き、待ちに待った阿闍梨であじゃって解散。
まとめ
葛葉はアプローチも下山も楽で、直登可能な滝が続く良い沢。丹沢にしてはヒルもそれほど多くない。支点も取りやすく、TRの練習がたくさんできるため養成序盤向き。ただ、近くにセットで出せるような沢がない。
富士型の滝から下降して、大平橋から林道に出て下山すれば、懸垂の練習もできるしツメもないし、コンパクトに終われて良いかもしれない。
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