平標熊穴沢


残雪平標熊穴沢
記:松岸
メンバー4蓜島 3成田(27日のみ)  L松尾 2鈴木 sL松岸 E三宅 H宮崎 水野(27日のみ) 1廣長
 
三月合宿から続けていく予定がいろいろあっていったん帰ってから再出発。雪質と天気両方に恵まれるのは難しいと感じた。

熊穴沢
 


26日(火) 曇り晴れ

 

越後湯沢に集合。水野と蓜島さんは卒業式の後新幹線でアプローチ。鈴木は鈍行に間に合わず新幹線。みな越後湯沢駅の東口で寝た。

 

27日(水) 晴れのち曇り

登山口7:15~7:25除雪終点(シールつける)7:45~8:40登山道8:50~(たるみ2回)~11:07国境稜線~(たるみ1回)11:45滑走準備12:05~12:15平標山頂12:20~12:25デポ地12:30~13:50登山道


 

蓜島さんが毛下を忘れた。水野がなぜか酒を持ってきていた。越後湯沢からバスで登山口までいく。料金は680円デポをして出発する。三宅が先週山頂に行っていた人からクラックがたくさんあると話を聞いていた。除雪終点で雪がでてくる。三宅がシールをデポしたというので走って取りに戻った。最初の林道は何事もなくすたすた歩く。登山道に入り尾根へとりつく。雪質のせいもありみな滑る。廣長と水野がトップなのに、松尾さん、三宅、宮崎がどんどん前にいきトップを抜かすので注意する。廣長はあまりにもすべるので、一人クトーをつける。ガスが稜線にかかっているのが見える。シール登行の練習にはちょうどよい。滑りながらも何とか稜線に着くと、稜線はガスったり晴れたりの繰り返しでいったんたるんで様子見。稜線上は雪が飛んでハイマツが出ているところもある。松尾さんの持ってきた竹竿には赤布がないものもあった。ガスったとき視界は20mほどしかない。だましだまし進むことにする。廣長、三宅、成田さんがトップにいき離れすぎる。しかしガスが晴れないので少し進んで滑走準備をする。滑走準備が完了したところでガスが晴れたので、つぼでピークを目指す。トップが先走りすぎてとめても勝手に進む。成田さんがくそ早かった(by三宅)だったそうなので今度からたくさん荷物を持ってもらおうと思う。山頂は風が強く雪もない。記念撮影をしてすぐ出発する。スキーをデポしたところに戻って滑走開始。来た道を戻ることにする。来た道は木が多くて滑りにくい。しばらく滑ってから東の沢上の少し木が薄いところを行くことにする。沢をすべり少し上って来た道に合流し、林道をすべって終わり。あっけなかった。バスで越後湯沢に戻る。明日の天気を見ると今日と同じ感じになりそうで、しばらくみんなで方針会議をする。30分ぐらい越後湯沢駅のコンビニの前で話し合った。松尾さんの一声で結局行くことにして土合でサイト。土合駅に着いたとき少し小雨が降っていた。廣長がコッヘルの蓋を忘れる。ベニヤ板で代用するが、芯米ができた。鈴木がスプーンを忘れるが、宮崎がいるので問題なかった。この日土合には自分たちのほかに二人しか来なくて静かだった。

 

28日(木)晴れ

山頂駅809~(たるみ一回)~915尻だし岩(トラーゲン)925通過たるみ940950避難小屋10201050田尻沢コース終点



土合駅を7時に出発。ロープウェイは8時からだが、チケット売り場が開くのは5分前だった。片道券荷物券合わせて1500円。山頂駅に着きビーコンチェックをして出発。最初から暑く毛下だけで十分。気温が高い。相変わらず雪は融けて滑りやすい。夏道に沿っていった。トレース、赤布多数。またここでも廣長のみクトーを付けたすぐに尻だし岩に着く。尻だし岩は雪が融けてむき出し。トラーゲンをして、残置ロープを使って下りる。この先のピョコを巻けるかどうか、廣長と鈴木に偵察してもらう。この間に気温が高いのでピークに行かず熊穴沢に行ってしまうか話し合い。とりあえず弱テすることにする。ピョコはトレースがあり巻けるというので、スキーを履いていく。熊穴沢避難小屋は屋根が出ていた。例年より積雪が少ないようだ。ここでみんなの意見を聞くと、もうすべりたいようなので弱テをして滑走準備。弱層はないがすぐ笹が出てきた。左岸は無木立。右岸の樹林帯をつないで緩くなるところまで行くことにする。方針は滑ってるときは前だけを見て、安全なところで止まって後ろを確認、転んだ人は後ろの人が助けるということにする。滑り出しは上級者コース位の斜度。雪質が悪く重いので足がとられる。昨日うっすら積もった新雪が足に引っかかる。ザラメと新雪の繰り返しで滑りにくい。左岸にはクラックが入っていて怖い。枝沢からの雪崩のデブリが沢底にまで達しているがよけて滑れるので問題はない。途中鈴木がこけまくってこまる。デブリをよけながら進む。本流の雪崩はないが、主に左岸からの雪崩が起きそうなところが多数ある。まあ右岸沿いに行けば大丈夫だと思うけど。にしても雪質が悪く疲れる。斜面としては飽きさせない斜度があり楽しい。前のほうはあまり見えなかったけど廣長とかは順調に滑っているようだ。蓜島さんは途中で両足外れてた。スキー場に合流するとことは多分スノーブリッジなんだろうが埋まってて問題なかった。スキー場の雪質は最高。すべりやすい。ここでも鈴木はこけてた。道路まで出て、モスって土合に戻る。デポを回収して、打ち上げは沼田の山彦ですることにする。しかし山彦に電話してもでない。やってるのか不安になるがいってみると、ちゃんと営業していた。ワンゲル盛りで打ち上げて、電車にぎりぎり乗れそうなので急いで食べて帰った。


まとめ

平標はガスって行くかどうかの判断に迷いが出てしまった。雪質はよかったが、藪の中を滑るのはやはりなえる。ヤカイ沢を滑れるか確認するのをみんな忘れてしまっていた。

谷川は平標とは逆で天気はいいものの雪質は最悪だった。気温も高く雪崩も怖かった。ピークまで行きたかったが、滑るのはあのタイミングで正解だったかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿