2012年1月2日月曜日

1年冬山 北八ヶ岳

2011年度 山行No.52 一年冬山 北八ヶ岳             高梨

■メンバー
OB 大城 4年 鈴木 3年 L高梨 蓜島 2年 成田 松尾
1年 F坂田 鈴木 W松岸 H水野 E三宅

例年、年末企画は二年冬山だが、上級生の冬山参加人数が少ない&大人数の1年会の冬山参加者に対応すべく一年冬山の回数を増やすために一年冬山とした。場所はワンゲルでは近年あまり行かれていないが、技術的に容易&アプローチが楽の北八ヶ岳。北横岳以降がどうなるかが縦走への勝負の分かれ目であったが、蓋を開ければ雪も少なく天候・トレースに恵まれ完遂できた。上級生には少々物足りなかったかもしれない。


12/30 () 東京=茅野▲0
雪訓の硫黄以来2週間ぶりの茅野で目新しいことは何もない。青春18を利用するなどして終電で集合する。(一応この時期はムーンライト信州があるようだが。)駅に降りるととても寒く耳が痛い。あまりの寒さに駅の通路で寝るのがためらわれ、結局駅1階に隣接する居酒屋前のホールみたいな所で寝ることとする。同業者も2人いた。局地気象して就寝。どうやら明日は晴れるが元旦に弱い低気圧が来て、天気が崩れそう。鈴木さん・松尾もやや風邪気味とのことで若干縦走が危ぶまれる。


12/31()快晴
茅野=(タクシー=)渋の湯6:43(たるみ1)8:30中山峠8:509:37東天狗9:4510:00西天狗10:1511:07中山峠11:2712:27高見石小屋12:3713:30麦草峠13:5014:05大石峠14:1014:15サイト地
タクシーの深夜割増料金を回避するため、朝出発。今回は縦走なので自分は特にデポのことを考えていなかったが、大城さんがロッカーを使うので一緒に入れさせてもらう。このロッカーは使用開始日を含め3日間利用可能なので八ガ岳企画のときは便利。5:20にジャンタク1台・小型1台で渋の湯へ。運転手によると今朝は今冬で最も冷え込んだらしく-10℃とのこと。また今年はやはり雪が少ないらしい。6:00に渋の湯着。合わせて18000円ほど。さすがまだ暗いので、フライをかぶって待機する。1年生の準備が普通に早かったのでもっと遅く呼べばよかった。ビーコンチェックをするが松尾のアナログが接触不良。せっかくデジタル5台も買ったのだから、それを使いましょう。体操をして出発。橋を渡るところで警察の人が登山者の装備・日程チェックを行っていたので計画書を提出。黒百合平までの道は特になんということもない樹林帯の道。雪が少なくトレースがあるため、夏よりも歩きやすい。気温は-15℃なのだが、いいペースなので普通に暑い。黒百合平ではテントは10張りほどあった。中山峠でサブ装を作り天狗に向かう。ここからは多少歯ごたえがあると思われたが、これまた雪が少なく非常に容易。途中の天狗の鼻のトラバースも夏道どおりで、この積雪量では1年を挟む必要のある箇所も皆無。あっという間に東天狗に着く。やはり人が多い。快晴なので北ア・南ア・南八・蓼科山などが望める。希望者が多かったので西天狗にも行ってみる。集合写真を撮るなどした後、中山峠へ戻る。デポを回収したのち、縦走路へ。黒百合平の登山者はピストンが多いらしく、中山方面に行く人は少ない。ただトレースはばっちりある。中山山頂は樹林の中で全く展望がない。ロングピッチを切り60分で高見石小屋へ。過去の記録では中山過ぎから雪が深くなり、わかんを履いていることもあるが、その必要はなかった。高見石小屋から渋の湯までの道との分岐は小屋から少し丸山方向へ行ったところにある。その後もずっと樹林帯を行き、麦草峠へ。楽勝。途中何人かの人とすれ違ったが、テレマークの人もいた。聞くとR299を登ってきたらしい。他にもすれ違った人に、編笠から縦走してきたのか?と聞かれた。さすがワンゲル。麦草峠周辺は広くて開放的。ここでも雪が少なく国道のアスファルトが露出していた。あずまやでたるみ。まだ時間が早いのでサイトを伸ばすことにする。大石峠は何が峠なのかわからない。周辺で張れそうなところがないか、成田・松尾に偵察にいってもらうと、オトギリ平方面に1分ほど行ったところにやや藪っぽいが適地があり、ここに決定。夕飯では、坂田の肉みそごはんは何が出てくるか不安だったが、普通にいけた。松岸に取ってもらった天図を見ると、低気圧が来ており午後から崩れそう。今回の山行では、気象予報士の資格を持つ大城さんが、自ら持ってきた高層天図などと照らし合わせて予報をして下さり非常に助かる。紅白を聞きながら宴会をして9時就寝。坂田と松尾は年越しオカン。

               
              西天狗岳山頂にて


1/1()晴れのち曇
サイト地6:45~(日の出たるみ10分)~7:40茶臼山展望台7:50~8:30縞枯山荘8:50~9:00山頂駅9:20~10:00北横岳10:10~10:55亀甲池11:05~11:55双子池すぎ2140m12:05~12:45大河原峠
56半。30分で分配出来、優秀。朝は例年通り雑煮。ビーコンチェックでは松尾のが不具合。衝撃を与えるとon/offするらしい。雪崩の衝撃でonになることを期待して、あらかじめoffにしておく。といいかもしれないが真面目な話、雪崩れるような場所・雪はない。また明日以降の天候が不安なので、とりあえずラジオの天気予報などを聞きながら山頂駅まで行って方針を練ることにする。前日のラジオによると、北海道・東北の一部を除いて初日の出は見られないとのことで期待はしていなかったが、中小場に来ると東の空が明るい。5分ほど待つと日が出てきて各自記念撮影をしたのち出発。茶臼山への登山道は一直線の急登は後光が差していい感じだった。茶臼山山頂は樹林の中だが、西側の展望台は風が強いが眺めはよくお薦め。ネットでサイト記録のあった茶臼・縞枯間のコルだが、登山道から見える範囲では適地はなかった。縞枯山の山頂は名前通り枯れていた。ここからの下りは急で、危険ではないが歩きづらいので、適宜登山道脇の深雪を進む。やはり雨池峠からは三ツ岳方面へはトレースがなかった。縞枯山荘付近から小さい子供を連れるなど軽装の登山者が出てくる。あっという間に山頂駅に到着。朝早いからか思ったほど人もおらず、登山客・スキーヤーがちらほら。ロープウェイ係員の人に天気予報を教えてもらう。もし今日双子池サイトになって明日の天候が崩れると限界上間に閉じ込められるので、今日中に限界上の双子山を抜け大河原ヒュッテまで行けるかが縦走のカギとなった。すると今日の午後までは何とか天気は持ちそうで、明後日からは雪になるという。どちらかというと明後日より明日の天気が知りたかったが、ER3があるので大河原ヒュッテに向かうことにする。いまだ松尾のビーコンの調子が悪かったが、雪崩れるほどの雪もないので、とりあえずトップ松尾と蓜島のビーコンを交換して、遭対の三谷さんに了解をもらう。北横岳までは割りと人が多い。大晦日は北横ヒュッテが満員だったらしい。読みの半分以下の40分で山頂(北横岳南峰)に到着。このあたりは予備審議では一応限界上としていたが、北・南峰の山頂広場の縁に沿って木が生えており、両峰間は限界下であり、実質の限界上の距離は50mにも満たないと思われる。以降の山行からはbackのときは限界下扱いしてもいいのではないだろうか。だいぶ早く着いたので、亀甲池に1145まで(北横ヒュッテまでback)とリミットを切りなおす。北横北峰からはこれからの縦走路や大河原ヒュッテの赤い屋根などが見えた。さて肝心のトレースだが、下りはじめの方は不明瞭だったが途中から明瞭となってくる。結構な傾斜で積雪も適量なので、トップが速い。赤布は大城さんと交互に打っても置いてかれそうになる。亀甲池に近づくにつれ赤布・赤テープが豊富になり打つ必要はなくなる。結局読みのほぼ半分の45分で到着。亀甲池から先は天祥寺原の分岐部分が少々わかりづらいとの記録があったが、そんなことはなかった。リミット内なので安心して双子池へ向かう。ここもずっとトレースがあった。途中で登山者1人とすれ違う。双子池ヒュッテは無人なので付近には人気が全くなく、ワンゲル的雰囲気で落ち着く。ヒュッテから双子山までは、これまでの樹林帯の切り開きと違って、疎林の中に藪が交じってくるので、雪が多い時期は天気が悪いと迷いやすいだろう。双子山山頂に来ると西の空がだいぶガスってきていた。下るとすぐに大河原ヒュッテ。このヒュッテは、本来は有人であるはずなのだが、7月頃小屋主人が亡くなり無人となっていたので、なんの気兼ねもなく峠売店前に張る。風が防げていい場所だった。大河原峠に通じる蓼科スカイラインは冬期閉鎖されているはずだが、なぜか車が来ていた。トイレも閉鎖。夜はポトフ。焦げがすごかった。明日以降の天気だが天図によると数時間後に前線を伴った低気圧が横断し、その後弱い冬型に移行するようだ。とりあえず明日は下るだけなので、この日も宴会をする。一年生がわりと飲んでいた気がするが、結局すべての酒は消費できなかったようだ。
  
               北横岳直下の急登


 
     
                 大河原峠


1/2()曇のち雪
大河原峠6:30~(たるみ1)~800将軍平820~8:50蓼科山山頂9:20~10:1010:20~11:20女ノ神茶屋
前日の天図どおりそれほど天候は荒れていない。この日の朝食はカルボナーラ風スパゲッティで意外といけた。56半で1年のパッキングも早く時間どおりに出発。将軍平までの道はトレースがある。始めの疎林帯は赤布が少なく、トレースがなかったらここも若干わかりにくいだろう。水野が若干遅れ気味なので松尾のストックを貸す。登り終えると密林の切り開きとなる。雪は相変わらずで北八で最も多いはずのこの付近でさえ40センチに満たない。将軍平は20張りくらいできそうないいサイト場。蓼科山荘でアイピケを装着したるみ。ここでも一年の装着がうまくいかず、靴とアイゼンの間に多量の雪が入ってしまっているので付け直させる。この時点で時たまガスの切れ目から山頂付近が望まれたので、とりあえず向かうことにする。山頂までの道はほぼ一直線の急登で雪が少ないので石が露出している。限界上は20mくらいおきにポールが立っているので道がとてもわかりやすい。ヒュッテをこえるとすぐに山頂。本来なら360°の展望で八ヶ岳連峰が一望できたはずだが、あいにく雲海しか見えない。記念撮影をして、広い山頂の中央部にある神社に初詣でしたのち出発。下山路は一度ヒュッテ付近まで戻り山頂を巻くようにしてついている。ここでも頻繁にポールが立っており、竹竿は不要だった。雪が少なくクラスとしていたわけではないので、限界下に下る前にアイゼンを外す指示を出したが、登山道は急で滑るので外さない方がよかった。下りでは多くの登山者とすれ違った。肩付近に来ると下山中に降り出した雪が強くなってくる。たるみのついでにタクシーを呼ぶ。肩から下でも多くの登山者がいたが、すれ違いのときに一年が道を譲らない。一応登りが優先ですよ。下の方は、雪の量が中途半端に少ないせいで非常に滑った。タクシー10分前に登山口に到着。茅野へ向かう。ジャンタクの方には料金メーターがついてなかったので料金はどうするのかと思っていたら、何とか記念価格で13000円ちょうどだといわれる。渋の湯よりも距離があるのでまあそんなもんだろう。駅前で着替えて、雪訓と同じ店で打ち上げ。いい具合に電車もあり帰京。

■まとめ
若干雪不足で楽なお楽しみ企画だった感は否めないが、とにかく一年の幕開けの山行で完遂できたのは良かった。負傷者・装備の不備などもなく特に問題なかった。以降の山行も頑張っていきましょう。

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