個人山行で富士山の吉田大沢を滑ってきました!富士山でのスキー山行はワンゲルではそこそこ出ていますが、吉田大沢は2012以来2回目です。ワンゲル初滑走区間も200mくらい含んでいます💪 記:中村豪太
吉田口山頂にて |
3:中村
2:福家、船引
去年から富士山を滑りたいと思っていた。それもワンゲルでは過去1回しかでていない吉田大沢。でも5月は沢やら新人錬成やらで週末を使えない、、、、というわけで平日にトライ!
5/26(水) 晴れときどき曇り
スバルライン5合目7:45~吉田口6合目8:25~吉田口7合目9:56~八合五勺12:11~9合目12:52~吉田口頂上13:12~14:06頂上直下より滑走開始~14:20吉田大沢3100m付近~スバルライン5合目16:57
船引に車を借りてもらい、朝4時に船引は出発。途中で中村家によってもらい、八王子で福家を拾って7時過ぎにスバルライン5合目につく。我々のほかはスキー装備の外国人パーティーしかいない。9合目までは夏道が出ているらしいので、アプローチシューズで出発。板にスキー靴をはめてトラーゲンしたが、これが結構重い、、、、😢
僕は軽量化のため限界まで小さい30Lザックを持ってきたが、腰ベルトが実質ないので肩がすごく痛い。多少重くなっても腰ベルトがしっかりしたザックの方が楽だろう。
佐藤小屋から6合目までは、若干近道なのでブル道を通ったが、めちゃくちゃずり落ちて歩きづらいので、素直に登山道を歩いたほうがよい。6合目で富士登山レースのトレーニングで来ている人と出会い、7合目くらいまでご一緒した。60歳近いらしいが、40代かと思うくらい若々しく、強そうな方だった。最近まで日体大のトライアスロンチームを指導していたらしい。トレラン、スキー、トライアスロンと非常に幅広い競技経験をお持ちの方で、話していたら一瞬で7合目についてしまった。ありがとうございました。
あと、駐車場にいた外国人においついた。彼らは指を怪我したようで、手当てしていた。
そして暑い!
ここからは(船引は寝不足、僕は単に体力不足で)ペースが落ち始め、0.7倍程度。3000mを超え、空気も薄くなってきた感じがする。ところどころ道に雪が出始め歩きづらいが、岩が出ている区間がほとんどなので兼用靴には履き替えずそのまま歩く。
8合目 |
高度が上がってきついのでここからは30分ごとに5分たるみとした。(先ほどのおじさん曰くそれが一番いいらしい)
8合5勺を少し過ぎたあたりで雪が本格的に出てきて、雪上を直登できそうだったので兼用靴+アイゼン+ストックに換装。
福家。斜度を感じるし、頼もしい男。 |
ここから山頂までは本当につらかった。福家が先に進んで上の方で僕と船引を待つ、というサイクルを繰り返してしまい、申し訳なかった。肺がつらすぎて4歩進んでは立ち止まる、という感じだった。ペースはエアリア1.0倍くらい。
吉田口山頂は風が強く寒かったが、めちゃくちゃうれしかった。時間的に剣が峰は行けないが、達成感はハンパない。空気が薄くてめまいがしそうなので、地面に寝っ転がってモスる。福家が持ってきてくれた生姜湯が身に染みる。
滑走は山頂直下から。表面が少しクラスト気味だが、快適で、雄たけびを上げながら滑った。船引はあいかわらず滑りがうまい。福家もうまい。
山頂直下 |
9合目付近。吉田大沢 |
雪は3100m付近までついており、そこまで滑ったが、これが間違いだった。登山道方向は岩が立ちふさがっていて入れず、結局かなり登り返しをしなくてはならず、1時間ほどロスしてしまった。登りの時にある程度分かっていたにも関わらず、滑りたい気持ちが先行して突き進んでしまったことは大きな反省点である。15:15に8合目付近に復帰し、17時前に5合目駐車場に戻った(かなり急いだ)。
まとめ
吉田大沢はスケールが大きく、素晴らしい滑走を経験できた。しかし富士宮口と比べると標高差も大きく距離も長いので手ごわいと感じたし、長い下山もあってかなりきつい山行となってしまった。やはり余裕をもって行動するためにも前夜泊すべきである。
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