2018/10/9 幕内 徹
参加者:4CL 中津さん3:坂田 曽根田 sL幕内 2:FsH浦中 EsW黒瀬 1:WH井上
10月の頭、これを逃したらもうナルミズ沢には行けなさそうだったので、
台風の合間を縫って、いざ、行ってまいりました!
10/5(金) 霧雨
17:19東京=(電車)=20:58土合駅
高崎で全員集合して、土合へ。
EFチェックを浦中・黒瀬がLに言われずとも終わらせていた。
金曜時点で台風25号は日本海側を通過するため、
台風の影響はせいぜい風のみだろうと考え、出発することに。
下界訓練は滞りなく行われた。
坂田の軍足忘れが発覚。普通の靴下で代用。
装備確認を済ませて入山連絡をした後で、井上が痛恨の毛下忘れ。
E表としっかり照らし合わせて準備しよう。
状況を遭対の梅宮さんに相談したところ、土合まで届けてくれることに。
一生ついていきます。
これでなんとか明日全員入山できる。良かった。明日は5:30出発。
10/6(土) 快晴→曇り
5:35土合駅〜5:48東黒沢出合〜5:53(沢装着)6:12〜7:14白毛門沢出合〜7:40 10m三段滝7:59〜8:50 1080m二股(たるみ) 9:00〜9:50丸山乗越〜10:42広河原(長たるみ)11:23〜12:43大石沢出合(たるみ)13:06〜14:11魚留の滝下(たるみ)14:24〜15:08大石沢出合(たるみ)15:32〜広河原16:15(16:40天図分離隊到着)
朝5:00に梅宮さんが土合へ。毛下を渡してくれた。本当にありがたい。
5:20に体操。余裕を持って5:30出発。
ここで井上がさらに軍足忘れを発覚。黒瀬が余りの軍足を持っているので代用。
土合を出るとまだ朝靄がすごく、不安になる。
入渓手前で中津さんが荷物を駐車場にデポした。
入渓地点で右岸側か左岸側かで迷ったが、さほど時間はかけず左岸側へ。
入渓。1年会のハーネスチェック、セルフビレイ、また笛についてを教える。
何本か小滝はあるものの基本フリー。20mハナゲの滝では、幕内が左壁に挑戦。
曽根田が左巻きをいく。
途中、左壁をこれ以上登れなくなってしまったので、
左巻きをしていた曽根田から手がかりを垂らしてもらい、左巻きへエスケープ。
次に10m三段滝。井上にとっておそらく初登攀なので、一応幕内がTRを作る。
水流右を登らせた。
その後は綺麗なナメや小滝を楽しみながら登る。
上越のひらけた明るい沢の良さを皆で語り合った。
丸山乗越までのツメの藪は、かなり少ない。
標高差で言っても20mもないほどである。薄い笹薮を進み、そのまま広河原へ下降開始。
広河原への下降中は、1本だけ手がかりを出しても良さそうな滝があったが、フリーで通した。
そのままウツボギ沢出合へ。ここも開けていてとても気持ちいい。
広河原へ到着。長だるみとともに、電波が入るので天気予報を確認。
すると、どうやら日曜に昼前から稜線上で雷が降るらしく、
本ルート上は白毛門山に行くまでずっと限界上である事を考えると、
本ルート完遂は厳しくなって来た。
と言う事で、方針を展開して、土曜と日曜午前でLimitを切ってナルミズを進んで、その後ER1を使って下山することに。
ナルミズの滝は皆、釜が広く深く、滝への取り付きまでに苦労する。
ナルミズ最初の7m滝もそのような滝で、幕内は右へつりを挑戦したが、
長すぎて無理だったし、そもそも7m滝が登れそうになかった。
なので、引き返して曽根田の右巻きについて行った。
その後の滝は、どれも取り付きまでに苦労はするものの、
取り付いてしまえば滝自体は大したことがない。
工作の必要もない。楽しい沢登りである。
大石沢出合に到着。
大石沢出合からは、ERの道がついているので、ここを暫定の天場とし、サブ装にして魚留の滝あたりまで行ってまた帰ることに。
ここで、分厚い雲が空を覆い始める。
水しぶきなのか小雨なのか分からないものも感じ始めた。
その後の滝も、へつって行ってもいいし、巻いてもいいしと、簡単な滝が続く。
S字の滝は、幕内が右へつりをした後落ち口付近で左側へ移動し、またへつって登るルートを試したが、全身濡れてしまった。
10月にナルミズに登る際は素直に右巻きしよう。
S字の滝後にくる、ゴルジュ出口の深い釜を持つ3m滝は、左右どちらでも巻けるが、右巻きを推奨。
S字の滝と出口の3m滝をまとめて右巻きするのが一番簡単である。
そして、魚留の滝下へ。ナルミズ沢唯一のスケールを感じる滝であった。
ここでたるんでいる間、メンバー内でどう登攀するかで盛り上がった。
そして、Uターン開始。
大石沢出合からここまで、帰りのルートを強く意識して進んでいたおかげで、かなり早く戻ることができた。
このまま大石沢出合で沢中泊しても良かったが、時間に余裕があるので、大石沢出合からERの道を使って広河原へ。
途中、16時になってしまったので、Wの井上とsWの黒瀬と曽根田の3人を天図のための分離隊として残し、残りは先に広河原へ進み天場を探すことに。
広河原に戻ってみたら、あちこちに釣りにきた人たちがツェルトやテントを張っている。
残り物のなかで何処がいいか苦心しているなか、分離隊が到着。
天場としてあたりをつけたところは、平で寝やすそうであったが藪が茂っており、ツェルトも全く張れ無さそうであった。
やむなく全員オカンである。
1-2年会+坂田がサイトをしている間、残りの3人は焚き火付けに勤しむ。
無事火がつき、石狩鍋を焚き火にあたりながら食べる。
そのあとは、焚き火を囲みながら、宴会をした。
中津さんが非常に多く宴会用の品を持っていてくれた。
また、曽根田と黒瀬も宴会用に持って来てくれた。感謝。
明日は415-545で就寝。
10/7(日) 曇り→小雨→雨
4:15起床-6:00広河原出発〜6:12渡渉地点〜6:52(たるみ)7:05〜7:26沢装解除7:39〜8:06林道終点〜9:00宝川温泉
4:15起床、分配が4:37。さすが、早い。朝はCCP。4:45に食べ終わる。早い。
起床時間を間違えたかな?二度寝をすることに。
5:15に目覚めて、撤収。5:45に体操し、最後にゴミ拾いをして、6:00出発。
沢の様子をみると、どうやら昨日よりも少し増水している。
ERを選んで正解だったか。
ER上はかなりぬかるんでいたので、沢タビを履いて行くことに。
途中の渡渉点も難なく突破したが、ここは登山靴で行くにはかなり厳しかった。
その後はER上をスイスイ進む。後ろを振り向くと、山にかなりしっかりガスがついていた。
7:26にアスファルトが出たので、林道終点に出たと思い込み、沢タビを解除。
各々登山靴や運動靴に履き替える。
その後進むと、アスファルトが終わりまた山道に。ここで小雨が降り始める。
結局林道終点と言えるところに出たのは、8:06であった。
その後宝川温泉に着き、水上駅へバスで移動。
ふれあい温泉なるところに入り、水上駅前の喫茶店で打ち上げ。
総評
ナルミズ沢は魚留の滝に到達するまで、ほとんど巻きor大して登攀の難しくない滝が続く。そのため魚留の滝手前で引き返した我々は今回ほとんど工作を行わなかった。
天候判断としては、台風25号の影響下にもかかわらずうまくいったとは思うが、結局日曜日にER1を使って下山してよかった。
個評
井上 参加してくれてありがとうございました。沢を楽しんでくれたようで何よりです。本来装備忘れをしたら、その山行には参加できないということを肝に命じておいてください。
浦中 F美味しかったです。Nとしてナルミズを堪能してくれて嬉しかったです。これから養成が始まると思いますが、沢を楽しむ心を忘れないでください。
黒瀬 E、sWの仕事お疲れ様でした。なかなか1年会のWの指導は難しいと思いますが、よく頑張ってくれました。E表が遅れたのは少し減点です。
坂田 参加ありがとう。Nになって沢を楽しむ良さを知ってもらえたようでよかったです。軍足忘れはNとしてはいただけませんな。
曽根田 参加ありがとう。だんだん沢Lとして頼もしくなってきています。初心者の教育などはこれからも一緒に考えて行きましょう。
中津 参加ありがとうございました。sLとして、天候判断や天場探しなど、いろいろと学ばせてもらうことが多かったです。
sL 初心者のケアが少し足りなかった。入渓前の準備の際、初心者の確認はもちろん行ったが、Nに対する様々な確認を怠っていた。登攀力、経験値がまだまだ不足しているので、これからも研鑽を続けて行きたい。
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