��006-2007年 山行No.45 2年冬山 甲斐駒・仙丈
文責:3年安達
面子:修1高梨 4L大原 小松 3sL安達 小畑 工藤 福村 W山森 2F小松 E白浜 H塚越
12/30 新宿7:30-(バス)伊那市22:30 幕0
新宿西口バスターミナル集合。福村遅刻。福村が来ないままバスは発車。結局福村は新幹線でリカバーすることに。伊那市下車、駅まで2分。駅で小松さん、福村と合流。ポリタンの水が凍ってしまいそうな寒さ。予報では1/2と1/4に南岸がやってくることになっていた。1/3停滞もありかなどと思いながら就寝。
12/31 戸台6:50~堰堤7:55たるみ8:05~林道途中8;55たるみ9:05~八町坂10:15たるみ10:25~1800m11:15たるみ11:25~北沢峠12:50~仙丈2合目13:30 幕1
天気:冬型で快晴、昼過ぎから冷え込む
ジャンボ、小型の2台のタクシーに乗り、戸台へ。駐車場に車が沢山とめてあって萎えた。メジャールートだとこうなってしまうのか。戸台で下界装、漫画等をデポし、体操、ビーコンチェックをして出発。林道をたらたら歩く。雪はなく、戸台川には水も流れていない。堰堤を階段で越え、いつの間にか渡渉し(水はない)、何も考えずてくてく歩く。
堰堤を越えたところの河原歩き。
雪のついた鋸岳が見える。1400mで沢を丸木橋で渡る箇所があり、足をぬらしたくないのでストック等を駆使して慎重にわたる。八丁坂へ。この辺から雪がうっすらつき始める。3日前の爆弾低気圧によるものであろう。3パーティーくらいすれ違う。林道を一度横切った先でアイゼンをつける。林道の位置が変わったのかなぜか2回横切る。何ということもなく北沢峠着。通過。そのまま2合目まであがり、幕。幕を張ってから急に寒くなってくる。戸台からここまでしっかりしたトレースがついておりワカンは不要。雪は20cmほど。高梨さんが日本酒、ワインetc6000円相当をここまで担ぎ上げて下さった。さすが、じじいの鑑。年越しそばを作ってたりしてたら眠くなってきて就寝。今夜は大晦日。
1/1 出発7:00~五合目7:40たるみ7:50~小仙丈9:10~仙丈岳10:20~小仙丈11:30~テント撤収12:20~仙水小屋14:00 幕2
天気:移動性高気圧により、快晴。風よわい。視界無限大。
元旦の朝日を浴びて。
最初からアイゼンをつけていく。ワカンは不必要なようなので置いていく。雲ひとつない快晴。限界上に出るあたりでサングラスを付けさせる。工藤は腹の調子が悪いらしい。途中で雉たるみをとったりする。限界上に出ても無風。視界無限大で北岳、八が岳、北ア、中アなどが望まれる。小仙丈ののぼりは急だが、トレースはしっかりしており、雪もやわらかいのでまったく怖くない。トレースが消える恐れもなく、竹ざお等も打ってあるので工作も不要。小仙丈に出ると大きな仙丈が姿をあらわす。真っ白なカールがよい。そのまま稜線を歩く。せっぴもなく、特に危険なところもないので2年トップで進める。
カール。
稜線が西に曲がるところの2つのピョコは00年FBのとおり1つ目は北をトラばり、2つ目は直登ルートを行く。ここも特に危険ではない。あっという間にピークへたどり着く。これで大原さん、小松さんは3年連続正月3000mである。ピークは人多く、風も強い。だがこれだけの展望も久しぶりである。寒いので記念撮影をとって即行退散。
仙丈ケ岳山頂にて。
No.1とNo.2とY3
限界下からはアイゼンをはずしてグリセードで下る。sLはスコップをそりのようにして下る。テントを撤収し、仙水小屋へ向かう。時間は十分にある。国道ばりのトレースをさくさく進む。南岸が接近してきているためか、妙に暖かい。北沢長英はテントたくさん。そのままトレースをたどり、仙水小屋着。水は小屋の前で汲めるので作らなくていいのがうれしい。サイト料一人400円。小屋おじさんが駒が岳の気象についていろいろ語って下さったので傾聴する。なんでも駒津峰の手前が風の通り道になっていてそこは風が強いのだが、そこを過ぎれば弱まるらしい。アイゼンを突っかけて転ばないようにと注意された。幕を張る。翌日は南岸がやってくるので甲斐駒ピークにたてるか微妙だが、とりあえず登頂をめざして前進することにする。この日は結構疲れた。
1/2 出発6:50~7:35たるみ7:45~9:00六方石9:10~9:50ピーク10:20~途中たるみ一回~12:00仙水小屋BC 幕3
天気:曇り。弱い南岸低気圧通過。雨、雪は降らず無風。暖かい。視界無限大。
この日もトレースを期待して、ワカンはデポ。以外に天気は良い。仙水峠からは鳳凰のオベリスクが望まれる。視界もよい。最初のたるみ(駒津峰手前)でアイゼン着。駒津峰直下は小屋おじさんの言うとおり風が強い。そこを抜けると無風になる。
駒津峰直下の強風帯。
駒津峰から甲斐駒。
駒津峰からは細い稜線が続き、アルプスらしくなるが、滑落の心配はない。天候が悪化する様子もなく、どうやらピークに立てそうである。六方石からは冬道を行くが、ここからは一応工藤をトップにし、2年ははさむ。
手前にあるのが六方石。
ところどころ岩を手足でよじ登る感じになるが、それほど危険なところはない。赤ペンキでルートも示されている。ルンゼ状トラバースは00年同様特定できなかった。結局何事もなくピークにつく。他に2パーティー山頂にいた。今回は寒くもないし、しかも視界無限大である。記念撮影の後、緊急連絡先に連絡をいれ、下山。
甲斐駒ケ岳山頂にて。
下りでトップの工藤が行きと異なるトレース(北側)に入るが、すぐ合流するだろうと思ってそのまま進める。結局なかなか合流せず、大きなルンゼ状を下っていくことになる。これはルートを踏み外したパーティーのトレースだろう。途中から南へトラバるトレースを行き、合流する。ルンゼを下るルートなので、雪がもっと付いていて雪質が悪ければこのルートは危険だったろう。sLは行きと違うトレースを選択した時点で指摘するべきだった。その後は何ということもなく下り、仙水小屋BCに到着。酒やそばの残りや餅や小屋おじさんのさしいれなどを食い散らかしつつ、一同J天に集まってだらだら過ごす。翌日は下山。
天場に戻ってから、枝を使った雪洞っぽいものを作ってみた。
��最初はイグルーを作る計画だった)
完成。ご満悦。
1/3 出発7:00~八丁坂上8:40たるみ8:50~林道途中9:40たるみ9:50~戸台11:00
天気:晴れ
北沢までのくだりで一箇所ロープで下る岩場があり、岩が凍結しているので慎重に下る。北沢長英荘でタクシーを呼び、ここからアイゼンをはく。だがアイゼンは不要だったようだ。昨日までの暖かい天気で八丁坂の雪は溶けていた。丸木橋を慎重に渡り、林道を歩く。sLは行動食をなるべく食わないようにしていたのでシャリ果てしそうだった。戸台でデポを回収し、山行終了。天候に恵まれ、思ったよりあっさり終わってしまったが充実した山行であった。
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