道山行 丹沢主脈

紅葉の盛りの丹沢主脈(蛭ヶ岳→丹沢山→塔ノ岳)を縦走し、丹沢山のみやま山荘に泊まりました。標高の割に展望に恵まれ、縦走気分の味わえる良いルートでした。健脚であれば日帰りも可能なルートですが、朝日に染まる富士山を眺められるのは、山頂の山小屋ならではでしょう。
塔ノ岳にてご来光を拝む
文責:2年会 大西
参加者:2 L大西、FsEsH保田、1 EHW鈴木(今山行でsL権付与)
アプローチ:公共交通機関

10/24() 晴れ
東京=橋本△0

保田がヘッドを確保していないのを木曜まで忘れており、金曜日に急遽、一山さんから貸していただいた。しかもその際に差し入れまでもらってしまった。一山さんありがとうございました。そんなこんなで橋本駅に23時半に集合。翌朝のバスが橋本駅北口6:20発であり、参加者の自宅からは始発でギリギリなので、用心の為に金曜夜集合とした。橋本駅北側の1F広場は交番が目の前だったので避け、2Fの歩行者通路で寝る。トイレが駅前の分かりやすいところにあり、水も汲める。

10/25() 晴れ(尾根上は時々ガス)
0 6:20=(バス)=7:15焼山登山口7:25-8:17 750m付近 8:27-9:02焼山9:15-10:11黍殻避難小屋10:24-11:04姫次-11:15原小屋平11:25-12:25蛭ヶ岳12:40-13:12棚沢の頭-13:27不動の峰の東屋13:39-14:05みやま山荘△1

丹沢の秋
橋本からのバスを終点三ヶ木で乗り換え、月夜野行きバスに乗り換える。バスは早朝にもかかわらず座席が全て埋まり、その半分ほどが焼山登山口で降りた。登山口で鈴木がトイレを探したが無かったようなので、橋本駅ですませるのが良いだろう。トップは鈴木で出発。林道から登山道へ入るところには看板あり。焼山山頂は木立の中だが、展望台があり、その上からの展望は結構良かった。紅葉も1000m以上ではきれいに色づいている。黍柄山頂の手前では道が尾根の南を行っているのに気づかず、尾根上の踏み跡を辿っていた。基本的には登山道の整備は良く、さすがは丹沢といったところ。黍柄山頂は通信施設があるだけで展望も無いので通過。この辺りでは水を1人2発持っていたのもあってタイムがエアリア等倍くらいになった。黍柄避難小屋は5月に使用を開始しただけあって本当にきれい。10人くらい入れるだろう。小屋の前はなぜか草原っぽくなっていて気分が良い。姫次は西の展望が良く、この時は富士山がきれいに見えた。原小屋平はエアリアで水場(沢へ補助ロープを使って下る)になっており、実際に沢に水が流れているのが確認できた。流量からしてあまり枯れそうになかったし、沢へ降りるのに補助ロープが必要にも見えなかったが、ただ降りて行って確認したわけではない。地蔵平は3人とも発見できずに通り過ぎてしまった。分岐もあったはずだがどうして見落としたのだろう。蛭ヶ岳前の階段は以外としんどい。登っている最中は尾根の紅葉がきれいだったが、ピークに着く頃にはガスが出てしまった。ピークには10人以上いたが、寒いので長居せずに出発。後の丹沢山と異なり周りに木立がないので、特に東の展望が良い。不動の峰のピークの東の肩に東屋があり、水場への道がついている。みやま山荘の方が、ガレているので汲みに行くのはお勧めしないと言っていたが、実際に見ると道は沢へ下ろうとしているもののその沢は枯れており、よほどくだらないと水が汲めそうには無かった。使用するのは勧めない。東屋の付近には草が正方形に倒れている箇所もあり、テント泊の痕を感じる。丹沢山のピークはまばらな木立に囲まれているが、富士山の方角は伐採してある。みやま山荘は定員30人だが、宿泊者は50~60人はいただろう。この日は我々を含め予約済の宿泊者でいっぱいだった。素泊まり5500円。水は夜と朝のみ天水を洗顔・歯磨きに使うことができ、飲料水は500mL/300円で販売している。他にソフトドリンク・酒・バッジなども売っており、Lは手ぬぐい(800)を購入。布団1枚に二人で場所が割り当てられた。寝室は飲食禁止で、一階の土間でのみサイトすることができる。ただ10人も座れないくらいのスペースなので譲り合う必要がある。食堂は提供される食事のためにしか解放されないので使えない。内装はたしかにきれい。この日の夕食は焼き肉だったようだ。山荘には衛星電話があり、docomoの電波が入る。鈴木の天図は問題ない。サイトはやや窮屈だったが、隣のグループと談笑できて楽しかった。炒め物はかさが減るので、春雨を入れるのは良いアイデアだと思った。宴会で一山さんからのチーズケーキをいただく。消灯は8時半と遅いが、その前に静かになった。相模原市の夜景が見えた。

10/26() 晴れ(尾根上は時々ガス)
1 5:48-5:57竜ヶ馬場-6:27塔ノ岳6:41-7:07新大日-7:30行者ヶ岳7:40-7:55烏尾小屋-8:17三ノ塔8:27-10:00大倉

4半起床だが、他の登山者がうるさく3時半ごろに起きた。布団で寝られるのが快適なのは言うまでもない。隣のグループの朝飯はラーメン餅だった。そういえば今年に入ってから全然食べていない気がする。明るくなるのを待って出発。竜ヶ馬場は展望が良い。東に雲海と朝日、西に赤く染まる富士を望んでの稜線歩きは気分が良く、標高1500mを超えない地点だとは思えない。昼間ほど道に人が多くないのも良い。わざわざ尾根上の山荘に泊まったかいがあるというものだ。塔ノ岳は南の雲海と富士山がよく見えた。水が足りていたので西の尾根にある水場へは行かなかったが、道を示す看板があった。昼間の塔ノ岳は混雑がすごいだろうが、朝はピークを独り占めできる。三ノ塔へのルートでは、秦野から登って来たであろう登山者とよくすれ違い、このルートも結構歩かれているのだなと実感。新大日茶屋は休業中で荒れている。木ノ又小屋は営業していたが、宿泊客がいないのかご主人は外で暇そうにしていた。行者ヶ岳は地形図で「者」の文字の右下にあるピークがそれで、その北側には複数箇所の鎖場がある。ホールドのある切り立った岩を3mほど登る(鎖を手すりとして使える)ところがあり、今回は登ったが本ザックで下るとなったら少し怖いだろう。それ以外の鎖場はほとんど危険ではない。三ノ塔のピークは地形図にはない休憩舎があり、避難小屋目的にも使えそう。今回のルートの表丹沢区間全体について言えるのは、標高は低いのになぜか尾根上は植生がはげていることが多く、展望が良いことだ。木立に囲まれる雲取山や鍋割山ルートよりこっちのルートの方が展望が良いように思う。三ノ塔尾根から大倉まではゆるく歩きやすい下り道。牛首以降は林道を歩いた。まだ時間が早くて渋沢の飲食店はどこも閉まっていたので、すき屋で打ち上げをして解散。

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