2012年3月24日土曜日

3月合宿笹倉温泉周辺


2011年度山行№60 三月合宿 笹倉温泉周辺                       高梨


■メンバー
 OB2 山岸 OB1伊佐 4 鈴木 3 L高梨 蓜島 2 成田 松尾 1 E坂田 鈴木 F松岸 H宮崎 W三宅

今年は1年の数が多く、上級生をたくさんリーチする必要があった。しかしこの時期上級生は多忙で参加可能な日程に限りがある方が多く、いつものようなワンゲルスタイルの縦走企画を出すと、悪天・怪我人による停滞のせいでほとんど行動できず1年生が経験を積めないといことになりかねなかった。そこで、途中参加・離脱も可能な笹倉温泉をBCとしたサブ装ピストン企画を出した。実施してみてやはり長所と短所があった。1番の長所は、天候の悪い日に森林限界を超えないコースをとるなどし、全日の間行動してほぼ予定していたコースを完遂したということである。もうひとつは人によっては毎日温泉に入ることによってその日の疲労を次の日に残さず、毎日モチベーションを高く維持できたというのが大きいだろう。特に、空沢山、鉢山はワンゲルレベルでは日帰りは若干厳しいと踏んでいたが、1年生が元気だったので、読みよりもだいぶ早く登ることができた。短所は、今回の企画が日帰りピストンだけだったせいで、普段の週末の1泊山行×2みたいな感覚があって、行動していてあまり合宿という実感が湧かなかったことである。まあ、今回のような企画が出せたのも、笹倉温泉付近に手ごろな山スキールートが幾多も存在したからであり、今回行けなかったが、高松山・昼闇山・焼山などにも行ってみたいと思った。




3/18() 赤羽16542250くらい梶屋敷▲0
今年は例年にない大雪のため日本各地で雪の被害が多い。アプローチで使おうと思っていた大糸線も大雪で3月末まで数週間運転を見合わせており、仕方なく東回りで行く。18切符を使い、赤羽1630にいつもの高崎線ホームの先端に集合。遅刻者は数名。忘れ物はなし。成田がプレツアーで膝を捻った以来痛みが残り、もう一度捻った場合は分離もありうるという。まあ今回は企画段階では上級生リーチに手間取っていたが、結局上級生人数に余裕があり、末端がBCなので特に問題にはならない。なおプレツアーで足を捻った1年野呂は検査の結果不参加。帰宅ラッシュの時間と重なっていたが、日曜だったためそれほど混まずに済んだ。越後湯沢からは18切符が使えないほくほく線に乗り、直江津へ。直江津で北陸線に乗り換え、梶屋敷へ。笹倉温泉へは普通は糸魚川からだが、梶屋敷からの方が近いし、どうせバスも通るのでこちらでいい。梶屋敷は無人駅で、ワンゲルで駅舎を占領。途中警官が来るが、とくに問題なし。水は駅のトイレで汲む。この時点で小雪が舞っているが、標高は低いので全く寒くない。


3/19()曇り
梶屋敷▲0 0530=タクシー=0600笹倉温泉0730~たるみ1回~0920 832m 0930~たるみ1 回~1140放山1079m付近12401400BC
中央タクシーにジャンタクと中型を1台ずつ5時半に頼んでおいた。遅れる者はなく時間通りに出発。この時点でも雪が降っており、海沿いの道路は融雪水のおかげで積もっていないが、笹倉温泉に近づくにつれ路肩の雪の壁が高くなってきて、道路の積雪も3 0センチほどになる。それくらいのラッセルはジャンタクはなんてことないのだが、車高の低い中型の方は途中でギブアップして、中型に乗った4人は途中からジャンタクにピストンしてもらう。タクシーはジャンタクが6500円ほど。龍雲荘前におろしてもらう。とりあえずBCを張れるところを偵察に行く。すると、第2駐車場横の車道の除雪終点に建物から隠れられるちょうどいいスペースがあったので、とりあえずそこに張る。設営に時間がかかるが、サブ装を作って予定どおり放山へ向け出発。電柱沿いに進む。行くとすぐに車道左側の台地に広いスペースがあったので、あとからテントをここに張りなおそうとの話が出る。車道の屈曲点を過ぎ進むが、あまりにも積雪が多いので途中車道を一旦外す。が、蓜島が先端だけ出ている車道のミラーを発見し、すぐに復帰。林道途中の無木立の沢状は雪崩が怖いので一人ずつ通過。その後、取り付き付近でトップにどの尾根を登るかと聞くが、なぜかあいまいにしか言わない。結局は地図通りに進む。踝ほどのラッセルだが、雪は軽い。傾斜も比較的緩やかで、プレツアーで小黒姫を登った一年にとっては楽だっただろう。珍しく鈴木さんのシールが死んでいた。取り付き付近の沢は木がほとんどなく、尾根上は濃いが、場所を選んで行けば滑るのも快適である。雪が降っており、気温は若干高いのか1P目にしてゴアマが濡れ始めてテンションが下がる。832手前で疎林帯となる。832で一年に現在地を聞いたが、わかっていない者が数人いた。このあたりからは多少の登り返しなどもあるが、帰りにシールを付けるほどではない。ここから結構ガスってくる。910m付近の沢状に挟まれた尾根で、視界条件的に危うくなってきたのでたるみ兼弱テ。目の前に無木立の壁のように見える斜面がある。弱テの結果が肘とあまり良くなく、これを登るのは危ないとの意見がでる。しばらくし視界が晴れてきたが、やはり目の前の斜面はなかなか急であることがわかる。一本南側の尾根上には樹林があったので、はじめからこちらを登っていればよかった。しかし、今から沢状をトラバースするのも簡単ではなさそう。たるみ途中で、後ろから3人グループが追いついてきて、その人たちは目の前の斜面を登らず、早々とトラバースしていた。自分たちはとりあえず少しのぼってトラバリやすいところから1人ずつトラバることにする。その後は、傾斜が緩やかになってきて、3人グループと抜きつ抜かれつつ進む。トップにしても3人グループにしてもなぜか途中立ち止まっていることが多かった気がする。お互いを牽制し合っていたのだろうか。1050を超えたあたりで、ほとんど視界がなくなり、前方にも木が見えなくなったので、もう稜線についたかと思い、雪庇を警戒しトップに見に行ってもらったが、まだ尾根は続いており稜線まではまだだった。しかし先の見えないこの状況で進むのは危険と判断し、フライを出してリミットを切って様子を見ることにする。この間に3人グループはGPSを使い先に進んでいく。結局リミットになっても回復しなかったので、モスって滑降準備とする。3人グループもピークまで行けず引き返してきた。帰りは1年を上級生で挟みながら滑る。初めのうちはなだらかでつまらないが、910の弱テをした斜面は傾斜がちょうどよく、天気が悪いため雪が軽くおもしろい。(もちろん1人ずつ滑らせた)その後も若干の登り返しがあったが、カニ歩きでなんとかなるレベル。疎林から杉林に入った後も、薄いところを選んで滑れば、雪はパウダーでむしろ上部より快適。林道についた後は例の沢状を1人ずつ通し、笹倉温泉まで帰る。その後BCの位置を上の台地上に移したが、その際にテントをたたまず移動したので、笹倉温泉の建物2階からの人々の視線がだいぶ痛かった。この日の夕食はシチュー。天図と天気予報から判断すると翌日の天気はいいが、翌々日は悪い。当初は翌日に新田山・鉢山の予定だったが、このままだと鉢山アタック時に悪天となってしまうので、翌日は空沢山を打つことにした。サイト後は1年の数人と鈴木さんが笹倉温泉に行くとのことなので、その帰りの時間にちょうど笹倉温泉に到着する予定の山岸さんと合流してもらいテントまで連れてきてもらった。温泉組にはついでに水を汲んできてもらったので、今夜は水づくりはなし。(今回の山行では一度も水作りをしなかった)その後は軽くお酒を飲んで、2030ごろ就寝。
※水は笹倉温泉建物内の水道で汲んだが、建物外にも温泉と水道のでる蛇口があって一応使用可能だった。


3/20()晴のち雪
BC0550~たるみ1回~0710九十九折上部0710~たるみ1回~0850徒渉終了0905~たるみ2回~1130空沢山山頂1200~たるみ1回~1300徒渉13001340 892m13551500BC
この日は45半。予定通り6時前に出発することができる。昨日のように電柱沿いに進み、火打山橋まで来る。橋には1.5mほどの積雪がある。林道の初めの尾根を左から回り込む部分は雪が多く林道が斜面になっており、若干怖いが問題はない。そこを過ぎてしまえば、平坦。適宜ショートカットしつつ登る。さすがに上部は急なので、こまめに切りながら登る。このあたりは審議段階では、シール登行が結構難しいとの話だったが、この日は前日からのパウダーが残っていたので登りやすく、特に1年生が遅れることはなかったが、九十九折の上部はクラストしていたらアイピケトラーゲンが必要だろう。九十九折の最上部に着き、トップに林道のトラバースの様子を見に行ってもらったが、初め10mくらいは怖いがその先は問題ないという。892に直登するのも傾斜がきつくて難しそうだったので、トラバースを選択する。上級生に先にトレースを付けてもらったので、1年は問題なく通過。去年のGWに行った立山の東一ノ越へのトラバースの方がこのトラバースの10倍は怖い。トラバースを終えたあたりで、今合宿で初めて焼山が姿を現す。さすがにでかい。その後も順調に進み、火打山川に着き上級生に徒渉点を探しに行ってもらう。事前の情報通り、徒渉する必要のある川は1本で、もう1本は埋まっている。しばらくすると、下流の堰堤方向を見に行った松尾が渡れたという。その直後に少し上流にいた鈴木さんも渡れたというので、1年生には本隊の距離から近かった鈴木さんの方を渡らせることにした。徒渉点に行ってみると、確かにスノーブリッジがあるが、両岸の積雪が多いので、一旦ブリッジまで3mくらい下りてまた登り返さなくてはいけない。スキーを履いたままでは明らかに不可能なので、トラーゲンを作ったあと1年生は空身で通して、1年のザックは上級生に運んでもらった。結果としてこの徒渉には15分くらいを要しブリッジも絶対に崩壊しないというほどの頑強なものではなかったため、多少遠くても松尾の徒渉点を渡った方が良かった。距離だけで決めるのではなく、初めから徒渉の様子も聞いておくべきだった。反省。なお帰りは松尾の方から渡った。その後尾根取り付きへ。取り付き部分は尾根後半部分と比べると急だが、これも1年生には全く問題ないレベル。尾根からは一応限界上としていたが、疎林であり、帰りの滑りを楽しみたかったLは適宜赤布も混ぜつつ工作する。すると本体からだいぶ離れてしまい、多少待たせてしまった。地図通りこの尾根は傾斜が最適でジグを切る必要もなく直登でサクサク進む。ただ途中1か所だけ、1150mあたりに無木立の急斜があり、弱テをする。すると雪柱を掘り出している時点で明らかなザラメ層があり、案の定ひじでずれる。仕方がないのでその斜面は登らず、小さな沢状を一人ずつトラバースし樹林のある1本南の尾根に移る。このあたりで野生のウサギを見た。山頂方向へ逃げて行ったが、滅茶苦茶速く、あれなら10分で山頂だろう。(蓜島談)その後もいいペースで登りあっという間に山頂へ。まさか来られるとは思わなかった。空沢山は稜線の途中のピョコみたいなところで微妙だが、焼山北面台地がよく見える。台地状は非常に木がまばらで、焼山上部はかなり急だった。今日みたいに天気が良くなければ登頂は難しいだろう。モスって記念撮影をして、いざ滑降。ただ天気が良かったせいで、前日からの積雪はモナカ雪となり非常に滑りづらい。1年生も結構苦労しているようだ。そんな中、山岸さんは普段と変わらず独特なホームで華麗に滑っていてうらやましい。およそ1Pで徒渉点へ。松尾の徒渉点はスキーを履いたまま渡れ、登り返しもない。帰りは林道のトラバースを通らず、山岸さんの希望で892mに直登してから滑ろうということになる。892でシールを剥がし滑り出す。さっきまで良かった天気が急変し、小雪が舞い始める。892上部は雪崩斜面なのか木が全くない斜面がある。そこまで急ではないが、念のため斜面左側の樹林近くを1人ずつ通す。北側斜面だからか、ところどころクラスとしており、全員通過するのにだいぶ時間がかかった。滑りを楽しめる状況でもなかったので、初めから林道をトラバースするべきだった。滑りの順番を待っている間にも天候はますます悪化し、少し前まで見えていた九十九折の下部が全く見えなくなり、一番悪い時で視界数十mにまでなった。林道に合流した後も、モナカ雪でとても滑りにくく、ただ標高を下げるという感じだった。そんな感じで笹倉温泉まで滑った。BCに着いたのち、サイトをし、温泉に行きたい人には行ってもらった。天気予報によると翌日の天気は前日の予報と変わっておらず悪いままだったが、明後日の予報は良かった。鉢山よりも読みの長い空沢山まである程度余裕を持って行けたので、明日以降の方針として、予定通り新田山を打ってからアケビ平上以上までサイトを上げるか、もしくはBCは動かさずに明日新田山をピストンし、明後日鉢山をピストンするという、2つの案が出された。サイトを上げたとしても、明日の天候を考えると限界上の吉尾平にサイトをするのは無理、そうするとアケビ平上部になるが、そうしたところで明後日の帰りが2時間ほど早くなるだけなので、これとBCを撤収する労力とを比べて結局全員がBCを動かさない案に賛成した。この旨を緊急連絡先に伝えた。この日も軽く宴会し、2030ごろ就寝。蓜島の差し入れの酒粕で作った甘酒は体が温まり旨かった。

3/21()くもりときどき晴、新田山上部は雪
BC05500640新田山取り付き0710~たるみ1回~0910新田山山頂09301050BC
この日はサイトをあげずに、BCから新田山ピストンとする。まずは笹倉温泉駐車場横を通って早川の徒渉点を探す。すぐのところにスノーブリッジがあった。過去のワンゲルの記録(4)だと、早川は飛び石沿いに渡っているが、やはり今年は雪が多い。登り返しもあまりなく、楽に徒渉することができた。しかし林道に合流するところが、崖状になっており、なかなか乗り上げる場所が見つからない。結局審議の地図に記した地点よりもだいぶ下流の笹倉温泉と焼山温泉の中間地点くらいまで来てようやく登る場所が見つかる。前日から雪が降っていたので、この日のラッセルは踝ほどだが雪は軽い。林道分岐でたるみ。新田山は下部から疎林または無木立斜面が続いており、傾斜も若干急なため雪崩が怖いので、弱テ。すると、手首で50センチほどが出る。ワンゲルならだいぶ厳しい結果であるが、樹林をつないで登ることにする。登りはじめてすぐ、木の根元に隠れていた深さ1m以上のある穴に成田がはまり膝を痛める。成田は一度でもひねったら分離下山と本人が言っていたので心配したが、状態を聞くと、無理すれば何とかなりますとのこと。成田の性格からいって、まだまだ余裕だろう(蓜島談)と勝手に解釈し、隊を先に進めることにする。この間、なんだかんだ結構なタイムロス。初めの急斜を登りきり緩やかになったところは杉の密林。林道沿いの木にはテープが巻いてある。上部の斜面も急だが、同じように登る。さすがに上部は雪が固い。ここも雪崩を警戒して木の間を通る。それ以外のトラブルは特になく、3pで山頂に着く。テルモスを飲んで、シールを剥がし、いざ滑降。上部は固いが、下部はパウダーで合宿中一番の滑りが楽しめたと思う。上部も下部も雪崩を警戒して一人ずつ滑った。ちなみにブログにアップされた山岸さんの滑りはこの新田山の下部斜面。林道分岐からは来た道を戻るだけ。早川に下りてから皆シールを付ける中、坂田松尾がトラーゲン。二人は結局他から5分くらい遅れてBCについていた。さっさと付けてればいいのに。BC着は1050。早。この日の工程は以上で、後は非常に暇。サイトを先にして温泉に行くか、後にして先に温泉に行くか迷ったが、結局先に温泉に行き1630からサイトをすることにする。この日は焼山温泉組と笹倉温泉組に分かれた。Lは初めての笹倉温泉。700円とちょっと高いが、3つの温泉に入れ、無料休憩所も使え、結構気に入った。サイトまで時間があったので無料休憩室で仮眠。12年は無料休憩室隣のラーメン屋でラーメンを食べていた。合宿中に飲食店で食事とは前代未聞だ。1630からサイトは豚汁。その後、蓜島鈴木さん差し入れのワインを飲んだりして、2030ごろ就寝。


3/22()曇り
BC0550~0640アケビ平入口0650~0740鉢川徒渉点0800~0850吉尾平通過0900~0950小鉢山が見えるあたり~1050鉢山コル1130~たるみ2回~1515BC
最終日だからか準備が早い。途中までは昨日のトレースをたどっていく。夜に天気が良かったからか、雪は締まっており歩きやすい。昨日はなかったスノーシューのトレースがあったが、結構潜っていて大変そう。当然昨日よりも早く新田山分岐を過ぎるが、たるみには少し早かったのでもう少し進む。アケビ平の切り開きに入る前には地図に記載されていない橋があるが、この上にも雪が2mほど積もっている。橋を渡ったところでたるみ。一応1年に現在地を聞く。楽勝だと思って聞いたのだが、数名怪しい者がいた() 切り開きの道は外しようがなく、赤布は不要。直線に付けられたトレースは帰りはジョットコースターみたいで面白そうだ。さくさく進み、あっという間にアケビ平上部へ。ここからは疎林帯になり、烏帽子・阿弥陀岳がよく見える。やはり1500m級の山とは思えないほどアルペン的でかっこいい。少し進むと一つ目の昼闇谷の徒渉。やはり雪が多いからか、谷は完全に埋まっている。谷に下りるトラバース斜面の高低差があり結構急なので、1年にはクトーを装着させる。谷からの登り返しも急なので、雪崩を恐れて1人ずつ通す。そこから少し進むとまたすぐに2つ目の鉢川の徒渉。ここも結構急。谷に下りたところで、たるみ兼弱テ。すると昨日からのザラメ層が50cmくらい?にあり、全員が手首とのこと。登り返しの尾根の取り付きは、正面からは無木立で急だったので、少し左手に進み木の間を行く。谷の一番下の木に追悼の看板が掛かっていた。雪崩か、沢に落ちて亡くなったのだろうか。登り返しはやはり急で、雪も締まっていたため、クトーを付けていなかったLは滑落が怖くてヒヤヒヤしながら登った。1年もキックステップのときだいぶ慎重に見えた。なんとか尾根に上がると、そこは吉尾平。このあたりは木がまばらなので、ここから限界上としていいだろう。竹竿を打つが、帰りの滑降と少しでも楽しむためたまにある木に赤布を結ぶ。トップは結構いいペースで登っていたので、Lはまたも遅れかけていた。阿弥陀岳の直下で、山頂付近の沢状から来たと思われるデブリがあった。ネットの記録で吉尾平ではこのデブリが怖いとの記述をいくつか見かけたが、これくらい離れているならそう心配する必要はないと思われる。沢状を登り始めたところで、本日3回目のたるみ。さすがに風が強くなってくるが、そこまで寒くはない。このあたりのラッセルは変わらず踝程度。右手に見える鉢山山頂からの斜面は斜度がいい感じで滑ると気持よさそう。ただし雪崩がなければの話だが。小鉢山の上部には全層雪崩の跡があって、なんとその跡の上部にカモシカの親子がいる。よく滑落しないものだと一同感心する。この時点でリミットを大幅に上回るペースで来ており、天気も悪くなく楽勝ムードでテンションが上がる。BCからちょうど5Pでコルに到着。トップのルートどりも微妙なところが数点あったが、ほぼ完璧。シールを剥がし、モスる。鉢山山頂まで行くのは優にワンゲルレベルを超えているだろう。稜線上はやはりだいぶ風が強い。集合写真を撮るが、セルフタイマーの設定に手間取り、結局たるみが40分になってしまう。視界ははっきりしているが、やはり雪が重く非常に滑りにくい。滑降開始後すぐに、三宅と鈴木が2人で雪の中でもつれて倒れている。どうやら止まっていた鈴木に三宅が衝突したらしい。幸い2人とも怪我がなかったが、だいぶ時間ロス。その直後またしても三宅が太ももを木に打ったらしく、ザックを山岸さんに持っていただき、以後三宅は空身にする。またこのあたりで、伊佐さんのスキーに雪団子がつき全く滑らなくなったので、ワックスを塗った。この後も1年生のうち誰かしらが転んで、隊が止まり時間ロスすることが多かった。吉尾平下部は傾斜が比較的緩やかだが、トップの止まるところがあまり良くなく、斜面が終わってこれからしばらく平らみたいなところで止まることが多かった。どうせなら斜面の上で止まって欲しかった。鉢川の徒渉も雪崩を警戒して、1人ずつ谷に下ろしたため、だいぶ時間がかかった。同様に昼闇谷も渡り、シールを剥がしてアケビ平をジェットコースターと行きたいところだったが、雪の状態が悪くほとんど滑らなかった。早川の岸におり、シーハイルをしようと思ったが、みなシールを剥がしておりその気配がない。反省会をして、翌日予定のある山岸さん、伊佐さんとはここでお別れ。その他は、翌日からの松尾の接続焼山があるので温泉に行く。

お疲れ様でした!


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