沢L養成 水無本谷・セドノ沢左俣

2011年度山行No.39 沢L養成 水無本谷・セドノ沢左俣FB
面子 4鈴木 3L蓜島 2H松尾 F桑原 1FWN三宅 EH松岸

※申し訳ないが記録した紙を失くしてしまったので時間は覚えているところのみ。工作等はおそらく  間違いはない。遡行図は「東京起点沢登り120ルート」 


10/28()
渋沢=大倉21:45~戸沢山荘23:00
21時大倉集合。三宅はF装のふりかけ、塩、胡椒を持ってきていなかった。「使わないじゃないですか」とか言っているが買いに行かせる。大倉で入山連絡をいれ、戸沢山荘まで歩く。水たまりが多く靴を濡らしてしまった。

10/29() 晴れ 水無本谷
6:00~タルミ(20分×2)12:20塔ノ岳12:4014:10戸沢山荘
 予定通り出発。入渓は少し迷うかと思ったが、迷わず入渓。最初の堰堤はスリング手がかり。手前からの巻道には立派な鎖が付いているが、面倒くさい。F1は岩支点で鎖沿いをTR()F2は右TR()27mは右壁をスリング手がかりで上げてあとはフリーで巻く。ここまでかなり順調に来たが、F3の判断はイモかった。桑原は左巻き、松尾は右壁をへつり気味に登る。右壁には残置がついているがあまり信用できなさそうでなるべく使わないようにしていたら苦戦した。最初松尾は自分のルートをTRしようとしたが、意味がないので却下。次に手がかりを出して鈴木さんに直登してもらおうとする。しかしこの滝は手がかりを出したところで直登できるか疑問であり、さらに釜を持っていて取り付きまでに腰以上まで濡れるという酷なルートだった。当然鈴木さんからは無理との返答が来る。結局桑原の登った左巻きルートを通す。TR()で上げてFix5×8mTR()。岩を支点にしていたが、引っかかる形状をしていないので外れてしまう可能性があった。右巻に鎖が付いていた。F4はフリー。F5は松尾が右巻き、桑原は右壁を登る。去年はトラバース気味に鎖が付いていたのに右壁にまっすぐ下りている。支点がいくつか外れたらしい。やはり残置は信用ならない。初心者は下の4m斜滝からまとめて右巻きTR()から手綱手がかり。F5を越えると5分もかからずに書策新道。沖の源次郎沢、木ノ又大日沢の出合いを過ぎてF6。松尾は左巻き、桑原は右の残置を使って登る。桑原ルートをTR()。しばらくは何もない。F7の看板のところには確かに滝があったのだろうが、今は崩れた岩で埋まっていて滝とは言えない。金冷シ沢出合を過ぎ、右から支沢が入るところで松尾が少し迷う。コンパスがおかしいとか言っているが、もう一度計ると全然おかしくない。F8は水量は多くないが立派な滝。虹が出ていて、一年の二人は水を浴びながら記念写真を撮っていた。右巻きをTR2~FixTRFixで通す。ザイル3本分の工作。やろうと思えば途中のTRのところもFixで通せるが、TRのほうが良かっただろう。次の2m滝は桑原が右を直登しTRと判断したが、後から来た松尾がルートを選んでフリーで通す。桑原のルートならTRした方が良いだろうが、松尾のルートをフリーなら問題ない。F9手前の支沢との出合は何も考えずに進んだら支沢に入ってしまいそうだが、F9の看板が見えている。松尾は最初直登を試みるが断念して右巻き。TR。壊れた堰堤は少しわかりにくい。水涸れで水汲みタルミ。すぐに踏み跡が出てくるので尾根に上がる。尾根上は踏み跡がはっきりしていて歩きやすい。去年はなんでガレを詰めたのだろう。塔ノ岳には人がうじゃうじゃいた。沢装を解除し下る。大倉尾根は歩きやすいが、天神尾根に入ると途端に道が悪くなる。最初は人も多くのんびり歩いていたためか読みよりも時間がかかってしまった。金曜日の時点では日曜の降水確率は50%だったが、10,10,20,30に下がっていたのでサイトをして17時に最終判断をすることにする。対岸のいつもの河原でサイト。増水して流されたらしく、広瀬さんのケルンが無くなっていた。夕飯はクリームカレー。少しカレーが強すぎた。今回も盛大に焚き火ができる。天気図を見ると気圧の谷が来ているものの、なんとか持ちそうだった。17時に予報を確認し明日も入渓することにする。焚き火を囲んで宴会。いろんな話をした気がするが覚えているのは松岸が地物志望ということくらい。松岸は再来年度の主将だな。20時半頃就寝。松尾の希望で明日は46とする。

10/30() 曇り  セド左
6:10~ ~7:45F3(タルミ)8:05~大滝上9:409:50(タルミ下降開始)10:1010:30大滝上~12:50F3下~14:55戸沢山荘15:2016:40大倉
 4半起床だがLは寝坊して分配開始前に起こされるまで寝ていた。ごめんなさい。朝飯はトマトチキンラーメン。ちょっと塩っぱかった。松尾は腹を壊したらしい。時間があるのでのんびり準備する。出発直前に松尾がトイレに行ったので結局出遅れ。本谷F1は昨日と同じくTR()。セドF1とF2はまとめて2段TR(松、桑)5mトイ状はその前の小滝とまとめてTR()5m滝は去年落石を起こした所だが、去年同様にスリング手がかり。この後はしばらくフリーで、3m滝の手前の小滝でTR()。だがここは手がかりでも十分だったと思う。3m滝下でたるみ。大滝でリードの予定だが、3m滝からまとめてリードすることにする。Lが先に直登し上からTR。クライマーは桑原、ビレイヤーは松尾。松尾はビレイの立ち位置を鈴木さんに直された。桑原はハーケンにかけたビナを回すのを忘れていたというか知らなかったらしい。前回鈴木さんに説明してもらった気がしたが。桑原は大岩から支点をとりTR。たるみの時に完遂を目指すことにしていたが、大滝を越えてしばらく進むと延々とガレが続くように見えて萎えたので下降することにする。ついでにたるみ。完遂してもザイルを出すのはあと2,3回だし下降した方が訓練としては良い。大滝はいい支点がないので右岸巻きにはいってから懸垂することにする。まずTR()で右岸にあげる。木やら根っこやら掴むものたくさんあってそんなに苦労する所ではないのにトップは登るのにやたら時間がかかった。その後はダブルで懸垂()。松尾がセットしている間に鈴木さんは巻き道をフリーで下る。しばらくして松尾が可動チェックをしているようだがなかなか動かない。やっと動いて笛を吹いたが下からは全く反応がない。下で鈴木さんが松尾に何か言っているのが聞こえるがもう一度笛を吹いても反応がない。結局上から桑原を中継に出し、下からも鈴木さんが中継に入って連絡を取ることができた。回収が大変そうなのでLは上に残って回収を手伝ってから下ることにする。ここでの懸垂はなぜかみなATCの滑りが悪く苦戦していた。桑原はATCが完全に動かなくなって一旦解除したらATCをなくし、鈴木さんのを借りたらしい。桑原がATCをなくすのは2回目。もう少し気をつけなさい。ここの懸垂はダブルではなくシングル2回にするべきだった。今後はダブルを使うのは支点が一つあってその先25m以上支点がない場合のみにすることにした。3m滝はハーケンと残置の流動分散からスリング手がかり。このハーケンを打つのにトップが二人でイモイモしていたので鈴木さんがたまらず自分で打ってしまったらしい。もっとハーケンを打つ練習をさせるべきか。Lは巻きで変な所に入ってしまい降りるのに時間がかかったが、トップのハーケン打ちがイモイおかげで3m滝下で合流できた。5m滝は手がかり。5mトイ状とその下の滝はまとめて懸垂()F2、F1はまとめて懸垂しようとしたがザイルが足りなくなったので途中で残置からセルフビレイをとらせて解除し手がかり。始めはザイルが終わった所(F1の途中)で解除し、フリーという判断だったがそれはないでしょう。また、手がかりの長さが中途半端で気に入らなかった。本谷F1は左岸懸垂()。桑原は可動チェック忘れ。垂直で真っ直ぐな美しい懸垂だった。この辺りでパラパラと雨が降り始めていた。後は堰堤で手がかりを出して終了。戸沢山荘でさくっと着替えてさくっと出発したかったがまた桑原が遅い。反省会をしながら大倉へ。バスが混んでいたので一本見送った。今回は珍しくケンタッキーで打ち上げ。ほとんど肉しか注文せず運ばれてきた時にはぎょっとした。食い終わって三宅が消えたと思ったらミスドで6個入りのドーナツを買ってきた。もちろん三宅は1人に1つずつ配った。

まとめ
 トップの動きは前回に比べれば格段に良くなった。次は松尾のsL認定で良いだろう。本谷は丹沢にしては良い沢だが、セド左は完遂する価値があるのか疑問。

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