2006年11月26日日曜日

初冬企画爺ヶ岳

2006年 山行No.43初冬企画 爺ヶ岳(11/25,26)
作成者:3年工藤
4年:L大原 
3年:安達 小畑 sL工藤
2年:白濱 塚越 長谷川





11/24(金)
18時新宿発の高速バスに乗るべく新宿西口バスターミナルに17時半集合にするが、安達が12月合宿と同じ集合場所にいることが発覚する。急いで来てもらい、11月下旬の寒さの中安達は半袖で現れる。なんとか出発前に全員集合できた。バスは何度か途中停車しながら信濃大町駅に向かうが、結局到着したのは1時間遅れで23時。翌朝にジャンタクの予約を入れた駅前のタクシー会社の方が、事務所を寝床として提供してくれた。白濱と、風邪気味の長谷川はそこで就寝。他は軒下で就寝。予報では土曜が移動高により終日晴れで、日曜は気圧の谷で午後から崩れるようだ。爺ヶ岳を狙うなら土曜が勝負だ。
11/25(土) 快晴無風
5:30起床 6:05タクシー乗車-柏原新道登山口出発6:41-7:27冬道分岐(1750m)-7:31分岐先7:45-8:48 1950m取り付き点付近9:00-10:18 2200m冬道稜線上10:37-11:14B.C.到着-11:38B.C.出発-12:29 2550m付近12:40-13:11爺ヶ岳南峰-13:38中央峰13:55-14:15 南峰-14:35 2500m14:45-1523B.C.着
5時半起床で6時にタクシーに乗り込み、扇沢へ向かう。道路には雪が見当たらないが、山肌には一応雪がついている。山の下部にはほとんどついていないようだ。扇沢には30分ほどで到着し、軽く体操して出発する。はじめは明らかに雪のない夏道だったので、ビーコンはチェックだけして切っておく。冬道の分岐点までは、所々道の脇に雪が残っているくらいで、分岐から先になると徐々に雪の量が増えてくる。ワカンをつけるには程遠い。分岐のちょっと先には、もし雪がまともに残っていたら通るのが怖そうなトラバリがある。今回は雪がないので問題なく通過できた。1P終えたところでビーコンをつける。柏原新道を行くか、稜線上で藪漕ぎをするかの議論になるが、新道途中のトラバリで雪がついていると危険だということで、稜線上を藪漕ぎをすることに決定した。1950mで柏原新道と稜線が接近する地点で取り付こうということで進むが、これといって取り付き点だと断定できる地点が見つからない。高度計で確かめようとするが、工藤は高度計をまだ出していなかった。白濱に先を見てもらうと、柏原新道2050m地点のくねっとした部分が50mほど先にあるという。1950m地点はどこだったかという議論になり、戻って1950mを探して取り付くことも考えたが、おそらく2030~50mではないかという推測の元、斜面をガツンと登っても稜線にさえ出ることができれば大差ないだろうと考え、藪入りと決定する。角度90度で枝をつかみながら急斜面を登っていく。高度計で150m登ったところでようやく稜線に乗ることができた。どうやら取り付いたのは2050m付近であったようだ。J.P.を越えると、先のコルにB.C.となるサイト適地を発見する。J.P.からはトレースがついていた。風も避けられテントも5張は張れそうである。2340mからを限界上としていたが、雪が積もっていたらJ.P.からが限界上となるだろう。ここでサブ装になり、アイゼンを装着して爺ヶ岳を目指す。前進リミットが13:40であることを考えると、読みどおりならギリギリ着くかギリギリ間に合わないかの瀬戸際だ。テントは帰ってきてからセッティングすることにする。アイピケ歩行の練習をする予定でいたが、完全に無風で南峰まではクリティカルな部分がありそうもないので、とりあえず南峰まで進むことにする。南峰への稜線は壮観。雪は足首程度だった。アイピケがいるほど雪がしまっているわけではないが、訓練のつもりで2550m地点からピッケルを出してアイピケ歩行。まもなく南峰に到着する。南峰からの下りは尾根が細く、風があったらアイピケが必須となるだろう。安達を先頭、2年を3,4年ではさみながら、尾根上を通って中央峰を目指す。尾根上は下りが確かに急で危険だが、コルからの登りは下りに比べ尾根が広い。尾根左に夏道が見えるが、尾根上を行くことにする。待望の爺ヶ岳中央峰に前進リミットぎりぎりで到着する。快晴無風。展望最高。北には鹿島槍ヶ岳、西には剣岳。恵まれすぎだ。北アってすごい。一同感動。
もと来た道を引き返し、B.C.に向かう。中央峰から南峰は行きと同様に安達先頭で2年をはさみ、南峰からは2年トップで進む。夕暮れに西の稜線が映えて美しい。ピッチ数も多く、メインピークまで打ってしまって、なかなか満腹な一日だった。周りに木が生えているので風の心配はないと思い、テントを尾根上に張ってしまったが、実際には東西に吹く風がテントに当たるので、コルの東側に張った方が風を避けられてよかった。夕食のシチューと差し入れをいただいた。翌日はそのまま下山することに決める。サイト場からは長野県側に町の光がはっきり見え、下界が近く感じる。星空もすばらしい。雑談をして就寝。
写真一枚目は爺ヶ岳南峰への登り。
06_1123 017.jpg
二枚目は南峰から中央峰。
06_1123 019.jpg
11/26(日)曇り
5:00起床-6:25B.C.出発-7:09藪抜け2050m7:19-7:52 1750m分岐-8:24扇沢出合
朝は定番のラーメン餅。天候は曇りで少し風が吹いている。B.C.からは前の日に打った赤布を辿りながら下っていく。1P弱で藪抜けできた。あとはひたすら夏道を下っていき、ほどなくして扇沢出合に到着した。ちょうど2Pの行動で下山してしまった。扇沢出合では携帯がしっかり入り、タクシーを呼ぶ。タクシーが来ても、扇沢駅へトイレを使いに行った白濱がいないので皆で迎えに行ったりする。20分弱で信濃大町駅に到着。間に合わないと思っていた高速バスにも予約なしで7人乗ることができて、至れり尽くせり。新宿に着いたのは昼過ぎの13時半だった。新宿西口でぶらぶらしながら、たまたま見つけた小奇麗なオムライスのお店で打ち上げにし、解散。
まとめ
天候に恵まれ、冬の北アを自分の企画で行けたのは非常に大きかった。執行最初の冬山山行で最高のスタートを切れたでしょう。これから怒涛の山行ラッシュが始まりますが、安全で満足な山行を目指し、皆で乗切っていきましょう。
・1950mから夏道に取り付くはずだったが、これといってここが1950mとわかるところが見つからなかった。2050m付近から取り付くことになったが、高度を取り付き前に稼いでいたので結果的にはよかった。しかし、稜線から離れないように進んでいたという認識だったのに、実際には相当稜線から離れていたことはまずかった。今回通ってはいないが、本来通るべき1950mからの取り付きもあながちいいとは限らない。
・B.C.付近でアイピケ歩行をしてから行動するつもりでいたが、南峰までは安全であり無風で危険要素もないとわかっていたので、特に練習はしなかった。結局最後まで練習はしなかったが、南峰までの登りが十分歩行の練習にはなったので、よかったのではないだろうか。
・今回は、種池山荘手前のトラバリ地点で雪がついていると通過が怖かったため、柏原新道は諦め、稜線上の冬道を頑張って藪漕ぎしたが、実際には柏原新道を通っている人もいた。通れるのに十分安全かどうかは判断できないが、今回は雪がついていたら通らないという方針でいたため冬道を選んだ。

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