2007年5月20日日曜日

薮トレ安倍奥七人作り

山行No.8   薮トレ安倍奥七人作り   長谷川企画
◯メンバー:4L藤田、3唐木、木村、小松、白濱、塚越、sL長谷川、吉村2秋山、山岸、1伊佐、大城、高橋
◯1/25000地形図:「梅ヶ島」

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富士山と日の出

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山伏から見る南アルプス連山

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荒々しい大谷崩

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大谷崩の縁を行く



本来なら山岸の北八ヶ岳での新人錬成と並行するはずだったのが、山岸が本審を寝過ごしてしまうというポカをやったので、北八ヶ岳は潰れた。北八ヶ岳に行くはずだったメンバーが大量にこっちに流れ込んだので13人という大所帯となった。いきなりドッと増え、また伊佐君はワンゲル山行初参加とあって、直前の準備はどたばたして大変だった。


5/18(金)
品川駅集合。いつもの如く鈍行の最終列車で静岡まで行く。静岡着は0時。静岡駅北口の地下道で寝る。地下道は静かで、地上に出てすぐのところに松屋とウォシュレット付きの公衆便所があり超快適。自分らと同類の方々も既にたくさん寝ておられて、とても心強かった。
5/19(土)早朝雨、朝8時頃から晴
6:37静岡駅前―(バス)―8:25新田バス停(体操)8:35― 9:20登山口(タルミ)9:30―10:05大岩(タルミ)10:15―10:35二俣付近の水場(タルミ)11:25―11:40よもぎ峠(伊佐君の荷物抜く)11:45―12:15 1276地点付近(タルミ)12:30―13:10山伏手前の分岐(タルミ)13:20―13:30山伏(タルミ)14:10―14:30山伏小屋▲1
6:37梅ヶ島行きのバスに乗る。静岡の市街を出てから1時間程は強い雨が断続的に降ったりしたが、次第に雲が薄くなり、青空も垣間見られるようになる。新田バス停で降りる。運賃は1500円。往きは、荷物代はとられなかった。体操をすませ出発。最初は茶畑の中を進み、コンクリ車が通る林道を歩く。右手を流れる大谷川は堰堤の嵐。さすが上流に大谷崩がひかえているだけある。途中で一人のおじさんと会う。毎週のようにこの山域を歩いているらしく、今回自分たちと山伏頂上まで抜きつ抜かれつをずっと繰り返した。林道が西日影沢を渡ると右手に登山道が現れる。登山道は大谷嶺までずっと整備されており、歩きやすい。最初に西日影沢を渡るところには木橋が架かっており、雨に濡れていて滑りやすくなっていて少々気を使う。その後、数回沢の徒渉をするがそのうち一回は結構大きな沢を徒渉する。本格的に大雨が降った後は難儀するかもしれない。大岩のあるところで、伊佐君がおなかが痛いので大キジをうちたいと言う。そこで10分程待つ。戻って来ても便秘気味なのか浮かない顔をしているが、出発する。ワサビ田の脇を通り二俣付近の水場のところで、また伊佐君が大キジをうちたいと言うので隊を止めて伊佐君を待つ。後ろからさっきのおじさんが追いついて来て、ここの水場の水は癖があるとか言っていた。言われてみれば後味が酸っぱいような、そうでないような。伊佐君がなかなか戻ってこないので、山岸が様子を見に行く。どうやら腹は痛いが、便が出なくて苦しんでいるようだ。しかしウィルス性では無いようなので、ヘルボの正露丸で効くだろうと思い、正露丸を飲んでもらう。その後も伊佐君のペースが遅いのでよもぎ峠に着いたときに荷物を抜くことにする。鍋とF共装等を自分が、寝袋を木村が持った。よもぎ峠を過ぎると、道は稜線の左側を急登した後稜線上を行く感じになるが、伊佐君は少々苦しそう。タルミの度に大キジをうちに行っていた。
山伏手前の分岐にザックを置いて、差し入れのパイナップルだけ持って山伏へ行く。山伏頂上からは富士山が大きく見えたが赤石方面は雲がかかっていた。山伏頂上でパイナップルを食べる。先ほどのおじさんもいて、南アからこの辺りにかけての山の裏話が聞けた。先ほどの分岐のところに、「牛首から西日影沢へのルートは非常に危険」という看板がかかっているが、おじさんによると普通に行けるらしい。ただ最後に沢をトラバースする際のザレが嫌らしいらしく、積雪期等は危険らしい。
井川湖から大笹峠を経て山梨県に抜ける林道は、この時期静岡県側だけ開通している。山伏頂上で携帯が通じるとして、大笹峠を末端としたが、結局どの携帯も通じなかった。大笹峠を末端とするのは不可だろう。しかし頂上直下まで車が来るのだから、いざというときのERとしてとっておくのもいいだろう。
風景とパイナップルを堪能してから、元来た道を戻り、山伏小屋に向かう。山伏小屋は新しくはないが、広くてしっかりとした快適な小屋。近くの沢から水を汲むが、そこにはしっかりとした道がついている。ハヤシライスを食べた後、豊富な差し入れと豊富な薪でたき火を囲んで小宴会。最後の方にはおじさんも交えて、夜8時頃まで話し込んだ。
5/20(日)晴
4:20山伏小屋出発―4:40山伏(タルミ)5:00―5:50審窪乗越1つ手前のコル(タルミ)6:05―6:50大谷嶺(タルミ)7:15―8:00ハチビツ山通過―8:25 七段沢コル(タルミ)8:40―9:30 1766地点通過―10:00二つこぶ辺り(タルミ)10:15―11:25七人作りの峰手前のコル11:40―13:20新田温泉黄金の湯
3時起床。思いのほかサイトが早かったので、まだ日の出る前の4時20分頃出発。山伏に着く少し手前で日の出。山伏では富士山をはじめ、昨日は雲に隠れていた聖、赤石、荒川岳などが朝日に輝いているのが見えた。ここから新窪乗越までは針葉樹の中のなだらかな道。新窪乗越の少し手前辺りで熊らしきものと遭遇。今回は幸い向こうの方が一目散に逃げてくれた。
新窪乗越から先は、大谷崩の荒々しい崩壊の縁を急登する。大谷崩では南アルプスが光から北岳まで全て見渡せる。ここで2個目のパイナップルを食べる。山頂の南側に張ってあるロープをまたいで薮入り。大谷嶺からハチビツ山までは大谷崩の縁の薄い踏み跡を行く。ここら辺は踏み後もあり、崩落地の縁を行く感じなので、トップは角度の報告を本隊にまわさなかったが、まわすべきだという指摘が後に反省会で出た。ハチビツ山では、東に伸びる間違い尾根を確認。七段沢のコルまでは右手が崩壊地となっている。七段沢コルから1766Pにかけては稜線が三重、四重にも入り交じっており、トップ同士で少々行き違いが合ったようである。1766Pでは塚越が70°で伸びる稜線を確認。1766Pの先の二つこぶ辺りでタルミの指示を出したら、右方を見ている人に引きずられて、正しい稜線から少しずれてしまった。しかしタルミ後にすぐにリカバー。この辺りから左側が切れているなだらかな稜線上に踏み跡がズタズタに切れた状態で現れるといった状態が続き、時々背丈以上の笹を漕ぐことを強いられる。しかし灌木等はおとなしいのでさほど苦労はしない。
1489から先にはずっと踏み跡が続いている。それをたどろうと思えばたどれるが、小松がわざと左側斜面に落ちてみたら、本当に滑落してリカバーに苦労していた。七人作りの峰から先は、ヒノキの人工林となり、その中の急斜面を下る。赤布等の目印が多くある。右手に新田神社に向かうトレースを分けた後も、まだトレースは続いているが、右手に160°くらいで伸びる尾根を分けた後は、雑木の薮の中の急斜面を下ることになる。斜面の笹を手がかりにして慎重に下る。里近くで再びヒノキの人工林となり、急斜面なので手がかりを出そうかという話にもなったが、山岸が薮をつかみながら行くルートで誘導したので手がかりは出さなかった。
コンクリプラントのような場所の裏で薮抜け。そこから新田温泉まではすぐ。新田温泉黄金の湯は風呂の他に、でかい駐車場、自販機、食堂、ソフトクリームなど何でもありの快適な施設。駐車場にはたくさん車が止まっていたが、ほとんどが静岡ナンバーばかりでよそ者ナンバーは数える程しかない。やはり身延方面へ抜ける安倍峠が閉鎖されていてどん詰まり状態になっているからか。
15:35の新静岡行きのバスに乗るが、混雑しており、更に運賃の他に荷物料750円もとられた。帰りのバスは静岡駅には行かずに、伝馬町で降ろされる。静岡駅北口地下道にある定食屋で打ち上げて解散。
ワンゲル初トレースで、5月でも薮トレを出せるということでここにしたが、本当の薮区間は短くてトレとしては少々物足りないかなといった印象だった。しかし薮区間では木村や塚越が熱心に指導していたし、何より一年生が楽しめるような山行にしたかったので、目的は達成できたかなと思う。
これから夏に向けて怒濤のように山行が続くけど、皆さん無事故を第一に考えて日々の体調管理をしっかりと行った上で、乗り越えて行ってください。

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