2007年10月22日月曜日

個人山行 ノミオ沢遡行・柄沢下降

個人山行 上越 ノミオ沢・柄沢川
メンバー:2年 山岸
記録:山岸

前から目をつけていたノミオ沢と柄沢。ちょうど小屋ワークがあったので、ワーク後の月曜日を狙って行ってきました。いずれも大した滝もなく簡単で、見事な紅葉を眺めながらの遡下降でした。特に薮が薄い柄沢は、愛しの国境稜線&憧れの奥利根への入下山路として、便利だなと思いました。
ノミオ沢も柄沢も、積雪期の山スキーでの利用は少なくない様なのですが、沢登りの対象としては不人気。特にノミオ沢は、資料が全くないマイナー沢。雲天のとーちゃんの、「特に悪場もない普通の沢」という言葉だけが頼りでした。柄沢は、遡行図はなかったのですが、ネット上にいくつか記録が見つかります。
また、ノミオ沢と隣の深沢は、清水集落の水源になっているので、とーちゃんは「普通に歩くんなら大丈夫だろ」と言っていましたが、水を汚さないよう気を付けて歩きました。
沢の装備は、メット・沢足袋・スリング(60*2,120*1,150*1)・ビナ*4・補助ロープ10m・高度計でした。ハーネスは無し。

��0月21日(日) 晴れやや雲多い
TWV巻機山荘15:00-15:15入渓点15:25-16:30 1110m付近二俣16:50-17:05 1210m付近出合17:05-17:10 1250m付近▲1
車で下っていく伊藤氏らを見送る、車の中から写真を撮られた。
小屋横の林道を少し行ったところから、威守松山の飲用沢コースに入る。この登山道がノミオ沢を渡るところで入渓。入渓後すぐに、2カ所程、石積みの取水堰で清水集落の方へ導水している。所々、藪がかぶっていて歩きにくいが、サクサク進む。
1050m付近には、3段10mと4段10mの2つのナメ(滝?)。きれいという訳じゃないが、何も期待していなかった自分としては嬉しい。傾斜は緩いので、薮を掴んで水流横を抜ける。簡単だが結構ぬめる。
1110m付近二俣は、左俣の水量が予想外に少なく、1:5ぐらい。不安に思って偵察するが、たぶんここが二俣。2.5万図では、右俣が1450m付近で消えてしまうのに対して、左俣は上部まで沢状を保つ。なので予定では左俣に入るつもりだったのだが、出合を見る限り右俣の方が楽しそう。右俣に入る。
右俣では、1210m付近出合までに所々ナメがある。10m程のナメ(滝?)も2つある。いずれも容易。1210m付近出合は2:3ぐらい。左沢はナメで出合い、その奥に3mぐらいの滝をかけている。その滝を登りたくなり左沢に入るが、滝上しばらくですぐに伏流する。右沢に戻り遡行を続けるも、右沢も1250m付近で伏流。この辺りで暗くなったので、右岸小尾根上の、ブナの大木の横の小さな緩傾斜地にテントを張る。適当な薮の中でおかんしようと思っていたが、サイト適地があってよかった。
��0月22日(月) 晴れ
▲1 6:00-8:00 1650m付近湿原8:15-9:30国境稜線9:30-9:40・1809 10:20-11:45 1230m出合12:00-13:05堰堤13:30-14:05清水バス停
沢状をずっとたどる。しばらくは地中から水音がしていたが、地表には現れなかった。1400m付近で沢状が不明瞭になると、いよいよ薮。所々濃い。やっぱ左俣行けばよかったのかなー、とか思いながら、淡々と漕いでいく。ブナ林の笹藪。1回笹原になるが再び樹林帯になり、1600m付近で森林限界。傾斜が緩くなってしばらくで1650m付近の湿地に飛び出した。なかなか気分のいい所。昨日、2時間早く出発してればここまで来れたなー、ここで寝たら気持ちよかったろうなー、と思った。
・1809への登りは、威守松尾根に乗って巻き気味に行こうかとも考えたが、折角なのでまっすぐ薮壁を登る。とても消耗。稜線に乗ると、奥利根が眼下に広がる。嬉しくなる。・1809南側の草原でランチにする。紅葉の奥利根と国境稜線を眺めながら、雲天でもらったおにぎりを食べる、とっても幸せな時間。なかなか去り難いが、この時期は熊がいると、かあちゃんと恵子さんに言われていたので、長居せずに下る事にする。
・1809南の鞍部から、威守松尾根よりに笹原を下る。適当に下れば、笹のかぶった溝状の柄沢支流の源頭に入り、鞍部から25分で水がでる。笹があまりかぶらなくなってくると、断続的にナメが現れる。1210m付近の本流出合には、10mナメ滝がかかっている。ナメ滝はぬるぬるで傾斜も緩くはない。薮を掴みながら水流横を降りていく。単独の下降なので少し緊張。初心者がいたら懸垂か?左岸の薮に突っ込んじゃえば簡単だと思う。
出合より下は、ゴーロ状。時折、1~2mのナメ(滝?)があるぐらい。1030m付近支沢出合には4mぐらいのナメ滝をかけているが、右岸寄り水流中から適当に行けた。淡々と下って、堰堤下で林道に出て終了。堰堤は、上段は流路を通る、下段は右の黄色い梯子で堰堤上に乗り、一番右から踏跡沿いに林道まで下れる。
林道は、柄沢を渡る橋から上は未舗装で、堰堤までタクシーが入ってくれるかは微妙。車高の低いor大きい車じゃなければ入れる。詳しい堰堤と林道の位置は、国土地理院のHPから最新の2.5万図が見られるので、そちらを参照。
個人的には結構満足した山行でした。柄沢下降の実働が3時間強だったので、奥利根の矢木沢流域がMax12Pに入ってくるかも…。次は、深沢や東屋沢とか、西谷後沢やロクロ沢とか、清水周辺の薮沢を想ってしまいます。
ところで、薮トレ幻の記録と対応させると
・ノミオ沢と深沢の中間尾根=幻尾根
・ノミオ沢左俣=幻沢
・1650m付近の湿原=幻湿原
となるんですかね?薮トレの資料を見てないので、想像なのですが。

3 件のコメント:

  1. ��Bありがとう。薮トレの際は深沢とノミオ沢の間の尾根を登ります。これを幻尾根というのかは知りません。幻沢、幻湿原いついてはそのとおりです。幻沢はかつては小屋から湿原までの最短ルートとして知られていたそうですが、最近辿った人の名を僕は知りません。
    湿原から1809への直登コースがTWV名物の笹壁です。
    柄沢は矢木沢流域へのアプローチとして非常に有意義な記録だと思います。柄沢を使えば刃物ヶ崎も2日でいけそうですね。
    矢木沢ダムからでも2日でいけるけど交通費がかかるし。
    刃物は笈ヶ岳と並んで2度敗退してるTWV因縁の山だから来年には決着を付けたいなぁ

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  2. ふじもと05卒2010年10月20日 15:23

    遡行図を残してくれると面白いかも。
    やっぱり図がないと、読んでいてもあまり想像力が働かない。
    山岸君のきたない字と、センスのない図に期待します。
    では、大阪生駒山の山岳レースに行ってきます。

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  3. こんばんは。
    刃物、是非行ってください。檜倉山近くの東尾根(刃物の西尾根)は、素直な藪で、RFも難しくないし、足並み揃えた面子なら、そんなに辛くないはずですよ。
    最近屋久島の藪で敗退してきたOBより。

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