2010年10月18日月曜日

釜の沢

面子 3年 L長崎 鈴木 2年 E蓜島 F松崎 1年 WH松尾


10月22日(金)
立川=勝沼ぶどう郷=(taxi)=西沢渓谷入口-あずまや▲0
立川に集合し、勝沼で降りる。西沢渓谷までタクシーで9400円くらい。車内で鈴木が胸の痛みを訴える。ボルダーのやりすぎとかで、笑うと痛むらしい。とりあえず翌朝様子を見て判断することにしたが、多分行けないだろうと思っていた。下界訓練で松尾のハーネスが不可思議なねじれ方をしており、蓜島が華麗に直した。松尾は懸垂のやり方を忘れていた。夜は思った以上に寒く、月が明るい。鈴木「おい。ああ。松尾か」松尾「はい。松尾です。」というシュールな会話を聴きつつ就寝。


23日(土)快晴
出発5:50-6:10入渓点6:20-8:40たるみ8:50-9:25東のナメ沢(タルミ)9:35-10:25魚留め滝下-11:05魚留め滝上-12:15曲がり滝下(タルミ)12:25-13:15両門滝下-14:45ヤジンの滝上-15:40広河原▲1
鈴木はやはり胸が痛いらしく、下山することに。松崎は昨晩「俺今回モチベーションあるわー」とかほざいてたのに、寒さのせいで既にだるそうである。沢装は入渓点でつけさせたが、松尾だけはあずまやからつけていた。松尾曰く、ハーネスは防寒具にもなるらしい。そんな馬鹿な。さて、入渓してしばらく河原を歩くと深い淵の滝がある。Lは最初この滝の手前から踏み跡があることを失念していて、トップ2人は最初右壁を登ってルート開拓しようとしていた。ここから2時間以上踏み跡を行く。途中スリング手掛かりを一回出したが、他にも出したほうがよさそうなポイントがいくつかあった。途中、沢床に降りるところで一回たるむ。出発後間もなく山の神に着き、乙女の滝、西のナメ沢、などを見ながら河原を歩く。素晴らしい快晴で、紅葉が美しい。西のナメ沢を登ろうとしているパーティがいた。10時半ごろ、魚留め滝につく。昨年はここで撤退。考えれば考えるほどひどい山行だった。松尾は釜の沢への分岐をよく見ておらず、金山沢のほうへ進むのだと思っていたようだ。魚留め滝は水流左二段TR+手掛かり。下段蓜島、上段松崎。もう少し左の壁を登らせて踏み跡を使う方が工作は簡単だったかもしれない。松崎は落ち口のところをスリング手掛かりで行かせていたが、ここはTRを解除させずにロアーダウンすべきだった。ここから千畳のナメ。確かに雄大なナメだが、想像していたより短かった。所々滑りやすく、ナメに慣れていない初心者には配慮が必要だろう。途中スリング手掛かり一回。8mスラブ状滝はスリング手掛かり~Fixで左巻き。ここで蓜島が滑落した。4mほど落ちただろうか。下から見ていてかなりびびった。5~6m曲がり滝下でたるみ。この滝はスリング手掛かり~Fixで右巻き。直後の小滝でスリング手掛かり。両門滝は水流右を2段TR。下段松崎、上段蓜島。下段が終了したところで松崎はセルフビレイをとらせるべきだった。自分は巻きを見てみたが、テープがある割に悪い。ヤゲンの滝は、迷い沢との間の尾根上を2段TR~Fix。下段蓜島、上段は松崎がFixを張っていたので長崎。すぐ見える6m滝は、10m以上ありそうに見えた。別のパーティが通過中だったので蓜島が右のルートを開拓し、TRで上げてザイル手掛かりで沢床へ。15:30ごろに広河原に着き、さらに15分ほど歩いたところを今日のサイト場に決める。サイト中、L装のヘッドを忘れていたことに気づく。仕方ないので、米が炊けるまで焚き火で玉ねぎなどを炒めた。ごめんなさい。今回は松尾に米を炊かせてみたが、うまく炊けていた。蓜島はポリを忘れていたが、これは帰りにあずまやで発見された。食後は久しぶりの焚き火を囲んで宴会。Lの差し入れた栗は焼くのが難しく、なかなかおいしく食べられなかった。9時ごろに就寝。寒いのでL以外はツェルトで就寝。


24日(日)曇り
▲1 6:10-7:00タルミ7:20-7:30 40mナメ滝下-9:30 30m3段スラブ状滝下-10:20ポンプ小屋(沢装解除)10:50-11:00甲武信小屋-甲武信空身ピストン-11:35小屋-徳ちゃん新道経由で下山(途中タルミ2回)-15:50西沢渓谷=(taxi)=塩山
4:30起床。朝食はトマトスープパスタ、ヘッドが1個しか無いので茶飯は無し。予定より10分遅れて出発。1時間半ほどひたすら歩く。途中のタルミでLは危うくメモ帳を置き忘れるところだった。今、このFBを書くことができるのは蓜島大資君の機転と勇気のおかげである。この場をお借りして深くお礼申し上げる(←このように書けと蓜島に言われた)。40mナメ滝は下段を蓜島TR、中上段を2段TR。中段で松崎がザイルダウンしたところで、ザイルの長さが足りないことに気づき、支点にスリングを継ぎ足しに行った。松崎は登り返すのが面倒だったらしく、行動に移るのが遅かった。これを登ったところで沢が2つに分かれる。松尾にどっちに進めばいいか聞くと、左と答えた。違います。そっちは水師沢です。この後、スリング手掛かりを2回、やや傾斜が急なところでTR1回(松崎)。松崎がこのTRの支点にした倒木について、少し議論があった。松崎の言うように強度的には問題ないと思うが、すぐそばに立木があったのでそちらを使うべきだった(そうすれば何も言われなかった)。L権取得のためには立木>倒木という認識を共有してることを示した方がよい。実際、これは大抵の場合正しいのだし。30m3段スラブ状滝は1箇所スリング手掛かりを出し、残りフリー。30mナメ滝は水流右をTR、下段松崎上段蓜島。上段は不要だったかもしれない。ここでも、初心者を待たせた場所の足場が不安定だったので、セルフビレイの用意をしておくべきだった。間もなくポンプ小屋に着き、タルミも兼ねてここで沢装解除。小屋まで登り、荷物を置いて空身で甲武信ピストン。ピークは風が強く、寒かったが、富士山が良く見えた。小屋に戻り、ザックをしょって下山する。大城さんの言うとおり、徳ちゃん新道入口の紅葉はきれいだった。この日はずっと曇っていて寒かったのだが、最後の1ピッチで少し雨が降った。いつものようにツェルトハンググライダーの夢を語りながら、ひたすら下る。林道に合流した時、松尾は左右どちらに進めばいいのか分からなくなっていた。色々と考えさせられる。バス停にはちょうどバスが来たところだったが、タクシーの運ちゃんが一人1200円で塩山まで行ってくれるという。バスは1人1000円。みんな決心がつかずにもじもじしていると、運ちゃんが1000円でいいと言ってくれた。交渉成功。Tough negotiator。塩山の食堂で打ち上げして解散。ホリデイ快速というものに乗って帰った。


★まとめ
釜の沢は最後までスケールの大きな滝が続くいい沢だった。天候にも恵まれ、少し盛を過ぎていたが紅葉も美しく、充実した山行だったと思う。今回は蓜島を指名して松尾の地図読みを指導してもらったのだが、秋新歓で途中から入ってくる1年のためにも、このような形でしっかり指導していくのが必要になってくると思う。

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