2009年12月12日土曜日

一年雪訓 上越 谷川岳

No.32  一年雪訓〜谷川岳〜 
sL山岸
メンバー:OB1L塚越、4sL山岸、3伊佐、大城、高橋、塚田、広瀬、
2sE菊池、sF鈴木、sWH三谷、1E佐藤、F高梨、WH蓜島
日程:2009/12/12-13

二年雪訓に行けなかった広瀬が参加する事になり、総勢13名。
金曜日に二つ玉低気圧が通過するので、その後は西高東低の気圧配置になって雪が降るかと思いきや、上空の寒気が弱くて低気圧は発達せず、ひどい悪天にはならなそう。雪の少ない今年を象徴するような天気予報を聞きながら、谷川岳に行くことに決めた。
天神平の積雪は金曜日の朝で25cm、去年並み。東京で雨の降る中、谷川岳では雪が降っていることを期待しての出発。




12月11日(金) 雨→雪→雨(水上、タクシーの運ちゃんの情報)
アプローチは電車と車。小屋列車に間に合う人は電車で、間に合わない人は三谷がだしてくれた車で行く。吾妻線内でのトラブルの影響で上越線が遅れて水上で の接続がなくなり、水上からはJR手配のタクシーで土合まで。タクシーでは運ちゃんの好意で携帯電話を充電させてもらった。電車組は土合駅待合室で先に就 寝。sLは賞味期限の半年切れたうどんで、ひとり遅い晩飯。車も23:20頃に土合に到着して全員揃った。入山連絡して就寝。珍しくほかに待合室で寝てい る人はいなかった。
広瀬が、倉庫の鍵をどうかしたとかで、スパッツなどを忘れたらしい。車組に連絡して持ってきてもらえばよかったが、考えが回らなかった。失敗。そして、それきりその事はsLの頭を離れて、Lと緊急連絡に伝え忘れた。

12月12日(土) 曇り時々晴れ→雨
土合6:18−6:40ロープウェイ山麓駅−山頂駅7:23−7:40BC8:20−8:37雪訓場所〜8:45雪訓13:25〜13:38BC
三谷の車にデポして、ロープウェイ山麓駅へ。まだ薄暗い。山麓駅では寝ている人が多い。ビーコンチェックをして、7:00ちょうどに開いた窓口で切符を買い、2か3番ぐらいでロープウェイに乗る。往復の料金+荷物代で一人2500円。
空気が生暖かい。去年に続いて天神平の雪は少なく、所々地面が見えている。もはやこの状態が普通になりつつあるのだろうか。体操をしてビーコンのスイッチ を入れて出発。夏道をさくさくと辿り、あっという間にBCに到着。薄い踏み跡が残っていて、トップはすねから足首ぐらいのラッセルだった。BCは去年・一 昨年と同じ夏道と尾根道の分岐付近。藪を避けて、3張り張った。
ここからサブ装で雪訓場所へ。まだ雪訓を始めているパーティはいなかったが、下 から長い列をなして続々と登ってきている。2班に分かれて雪訓。雪訓の内容はつぼ足歩行、わかん着脱、アイピケ歩行、耐風姿勢、滑落停止、ビーコン訓練、 搬出。訓練中青空が見え谷川の山頂が見える。つぼ足では直登降に加えて、去年はやった覚えがない斜登降とトラバースもした。滑落停止では下の草が掘り起こ されていた。途中、鈴木が猛然と滑っていって大城にぶつかった。怪我はなかった。気をつけましょう。ビーコン訓練は、当たり前だが雪が少ないといい訓練に はならない。雪が深ければ感度が下がるし、ピンポイントで当てないと全然見つからなくなる。1年は、動き方はわかったようだが、もっと深い雪での練習が必 要だろう。ゾンデを使った練習ができなかったのも残念。浅い雪でこれ以上ビーコン訓練をしても仕方がないので、搬出もやってしまう。1.2年で搬出の形を 作ってもらい、2年生と伊佐・広瀬でSABをする。訓練という事でSABをしたが、実際にする事態になったら、危険な場所以外ではSABなどせずにさっさ と運んだ方がよかろう。とはいえ、雪が浅くてピッケルが埋まりきらなかったが、斜度のある斜面での搬出をできてよかった。
ここで雪訓を終わっ て、BCに戻った。テントに入ってじじ天でうだうだしていると、15時ぐらいから雨が降り始めて、段々強くなっていく。なんで12月の谷川岳で雨に降られ なくてはいけないのだろう。悲しくなる。BCはau・docomoいずれも入る。無線機は片方が使えなくて、もう一方も周波数を変えるつまみがいかれてい る。根気よく回していればいつかは周波数が合い通信ができそうだが、修理が必要。正常に作動する事を確認してくるべきだった。晩飯はクラムチャウダー。蓜 島のペミカンは汁が残っていてよろしくなかったようだ。水作り後はココア、お汁粉、トムヤンなんとか、などなど大量の差し入れで暖まり、尿意と相談しつつ 就寝。明日の天気予報は悪くなく、朝一でアタックに行くことにする。じじ天は遅くまで盛り上がっていた。それでも睡眠時間はたっぷり。雨はみぞれに変わっ て、夜遅くまで降っていたようだ。

12月13日(日) 曇り
(BC付近)→雪、風(上部)→曇り(BC、天神平)
BC7:00−7:40限界少し上7:50−8:35肩の小屋8:37−ピーク往復−8:45肩の小屋9:00−9:01弱層テスト9:20−10:10BC10:50−11:05ロープウェイ山頂駅−山麓駅11:25−11:40土合駅
朝飯はBCGの予定だったが、ビーフシチューではなくカレーになったのでCCG2になった。美味しかった。5半6半の予定だったが、起床から飯までに35 分、撤収開始までに50分、全員が撤収するまでに60分、テントを潰してパッキングしてビーコンチェックして体操して出発するまでに90分かかった。昨晩 の雨でフライが凍りつき、撤収に時間がかかったこともあるが、飯までに30分、撤収までに45分、出発までに60分が妥当な時間だろう。大城の体調が悪い そうで、体調によっては引き返すという条件付きとなった。
天気は曇っていて、時々雪がちらつく。気温は高く、寒くない。最初からアイピケで出発 する。夏道が明瞭でトレースもあり、尻出岩は簡単に巻く。途中、浅い沢状をトラバースする所で一年を挟み、そこからずっと三年に挟ませたまま一年の歩きを 見ていてもらった。熊穴沢避難小屋まで25分ぐらい。小屋の周りは愚か者どものせいで汚い。森林限界付近に2.3箇所ある夏の岩場は雪がついてステップ状 になっていた。一年も問題なく通過した。森林限界を越えてしばらく登ると風が強くなり雪が降っている。視界も登るにつれ悪くなってくる。最上部の斜面での RFと積雪が心配なので、とりあえず尾根状から斜面に変わる所まで行き、そこで一旦隊を止めて判断することにした。
で、斜面下に着いてみると笹が ばらばら見えていて積雪は問題ない。そして50mはギリギリ見えているので進むということにした。ただし竹竿をベタうちして進むことにした。しばらく登る と積雪が増えてくる。結果的には一気に登り切って肩の小屋まで行ってしまったが、最上部150mぐらいは弱層テストをするべきだった。sLも失念していた が、トップも気付いてsLに伝えてくれることが望ましい。結局、BCから小屋まで2ピッチで登ってしまった。
肩の小屋の横にザックを置いて、竹竿 だけ持ってもらい空身でピークを往復してくる。肩の小屋から稜線にのると東側には雪庇。トレースは結構雪庇に近いところについていてほかのパーティもみな 通っているようだったが、万全を期すにはもう少し離れたほうがよかっただろう。山頂は真っ白で何も見えなかったが、一年にとっては最初の冬ピークとなっ た。大城の体も保ったようだ。写真を撮って肩の小屋に戻り、小屋横でたるみ。テルモスが4つもあったのでたくさん飲めた。
帰りは小屋の直下で弱層 テストの練習。幸いなことに雪はとても安定していて、4つのうち1つで、全身で引いてはがれただけだった。あとは竹竿を追って下るだけ。上部斜面ではもう 少しトップにコンパスでRFを頑張ってもらえばよかった、とも思ったが、如何せん竹竿をベタうちしたのでルートは明らか。1ピッチでBCまで戻った。BC 付近の新しい積雪は5cm程度で昨日とあまり変わらないので、昨日以上の雪訓はできない。これ以上することもないので、撤収して、夏道を通ってロープウェイ山頂駅まで戻って下山した。午前中に下山できてしまった。

土合で反省会をして、電車と車にわかれて水上まで行き、駅前の飯屋で打ち上げ。お疲れ様でした。
雪訓の翌週からどか雪が降って、天神平の積雪は一週間で120cmに。


・総評:
雪が少なかったが、昨年に続いて冬の谷川岳まで届いた。雪訓中はほどよい天気で多少濡れたが快適に雪訓ができたし、ピークアタックではほどよく雪が降って風が吹き、冬山の雰囲気を味わえた。よい山行だったように思う。
課題を挙げると、朝サイトがまだまだ遅い。もっと速くするよう冬の飯作りや荷物の整理などに努力&工夫してほしい。また、雪訓では雪が少なくて十分なビー コン訓練ができなかった。これは12月合宿への宿題。あとラッセルが初冬・二年雪訓に続いてできなかった。それ以外はよくやってくれていたと思う。
また、肩の小屋からピークをピストンするときに空身で行った事について、冬でかつ吹雪いていたので、ザックがあるメリットとデメリットを考えると、持っていった方がよかっただろう。反省。
今後の冬山山行では、ずっと行動時間が長くなるし、シビアになることもあるだろうが、その中でも今回のように、山行前の準備・山行中の行動・サイトとしっかりできるようがんばってほしいと思う。

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